良い組織とは?

心理的安全性に対する使い方の間違い。

良い組織とは?これは経営者にとっては多分永遠の課題。

経営者とは言わず、チームリーダーやプロジェクトリーダーもそう。

リーダーでなくても、人は1人では生きていけないから

組織という単位で何かを行う時、すべての関わる人にとって重要。

 

特に僕の場合は、コトスタイル株式会社と株式会社グッドランプの経営者であり

そこに関わってくれている人たちにとって、良い組織をコミットメントするという事が

目標であり、絶対に成し遂げなければいけない事だと思っています。

 

では問います。「良い組織ってなんでしょうか?」

 

居心地の良さ、チームメンバーが中が良い。

業績が半端ない。自由に働く事ができる?

全部間違いではないし、全てが正解でもないでしょう。

何事にも判断軸が必要で、その判断軸に対して

良い組織とは?という問いに答えた生まれるんだと思います。

 

そこまで、正直深く組織について考える事もなかったので

スタッフ同士が仲良くて、飲みに行ってワイワイして

仕事するときは仕事、遊ぶ時は遊ぶみたいのが良い組織だとやってきました。

 

そんな中で最近よく聞く心理的安全性のある組織が良い組織だ。

みたいな事を聞くことが結構頻繁にあったのですが

昔勤めていた会社で上司に怒られそうで会社に行くのが怖いとか、、、

もう仕事やめようと思ってるんだ、、、とか、、、

そんな話を思い出しながら心理的安全性がなかったんだろうなあ。

それなら、うちの会社って結構できてるじゃないかなと思うこともありました。

 

萎縮してしまうと、良い仕事ができなくなってしまうと思って

あんまり人を怒ることをしないようにしていたり。

失敗から学ぶ成長が必ずあるから、あまり気を落とさないでとか。

失敗は仕方ない、その後のリカバリーを必死でみんなでフォローしようとか。

どっちかというと、指摘しすぎずに居心地優先みたいなものを

心理的安全性の定義としていたように思っていました。

 

けど、そんな「心理的安全性」の使い方。

この本を読んで間違っていたと気づかせてもらいました。

The Fearless Organization 恐れのない組織

「心理的安全性」が学習・イノベーション・成長をもたらす

 

では、どう違ったのか?

タイトルにもあるように、恐れがない組織を心理的安全性と言います。

それだけだと、居心地いいのも、そうじゃないってなるんですが、

もう一歩、いやもっと踏み込んだ考え方が重要と知りました。

 

それは、自分の意見を発言できる環境があるか?

もしかしたら、この発言によって怒られるのではないか?

そこまでじゃなくても。言っても意味がないのではないか?

言うことで相手の時間を奪ってしまわないか?

こんな風な事って、まじでどこの組織でも往々にあると思うんですが

これが全くない組織が心理的安全性のある組織なんです。

 

最近で言うと、スタッフがコロナに感染した時に

すぐに、体調の相談を自分にしてくれなかったという事がありました。

おそらく、僕に相談すると仕事に支障がでるし迷惑がかかるという思いから

相談を怠ってしまった、その時すごく自分を反省しました。

 

企業として、どう対応するべきか?

これは本当に、今はどの企業も学校も、組織も全ての人が

気をつけてはいるものの、万が一の判断に悩みながら生きているので

僕たちもそうとう、いろいろな事を検討して

もちろんスタッフの人命第一、そしてまわりの人へと

感染させない行動をとるようにと相談しながら対応を決めてきました。

 

でも、そんな中で、この仕事は私しか出来ない

この仕事だけは、外出してやりますとか、、、

事務所にパソコンとりにいくとか、、、

どちらも相談さえしてくれたら、解決できた事を

相談させられない組織にしてしまっていたんだと反省しました。

ーーーー

注:結果的に、他のスタッフで対応するなどの最善の行動は行っております。

 

その後この本を読んで、良い組織づくりに対して

企業のリーダーとしてまだまだ本当に出来ていないと

反省すると共に、心理的安全性がいかに重要か、という事も学びました。

 

また文中では、ある看護師が医療ミスに気づいたが

どうせ私が言っても改善されないという事でドクターに

ミスの指摘を怠ってしまった事例だったり。

 

ロケット整備士が、実験中に気になる現象を見つけたけど

これも同様に、自分の立場では何事にもならないと判断し

打ち上げ後に事件になったという話もありました。

 

現在は人々の多様性やデジタルテクノロジーの発展

グローバルな社会変化等本当に何事も予測困難な時代となっています。

Volatility(変動性)Uncertainty(不確実性)

Complexity(複雑性)Ambiguity(曖昧性)といった

頭文字をとったVUCA時代と呼ばれるように

決められたことだけをやれば良い時代ではないわけで

だからこそ、心理的安全性が重要だと言うわけなんです。

 

そして、危機を防ぐだけではなく、このような

心理的安全性がもたらす組織の利点として

タイトルにもある学習・イノベーション・成長をもたらすものと言われている事も重要です。

何かの気づきを発言するかしないか?

それを許容できるかでききないか?

そして、そんな気づきに対して、どうアクションを起こすことができるか?

言葉では簡単に聞こえるけど、実際はとてもむずかしい組織づくり

だからこそ、そんな積み重ねがイノベーションを生むんだと思うし。

失敗を恐れずに挑戦する事ができるようになるし、

万が一失敗しても、そこには必ず学びと成長がある。

 

発言できる環境をつくる。

発言を許容できる環境をつくる。

発言したくなるような環境をつくる。

めちゃくちゃ大事だし、絶対獲得しないといけないと思った。

 

心理的安全性、まだまだ勉強不足ですが、これを獲得することで

組織の目標へと、また一歩近づけると確信できた一冊でした。

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企業の価値とは?そんなんわからん!てかわかんの?わかるんです!

まだまだ勉強せなあかんという事がわかったという話。

いよいよ4月から晴れて大学院生になります。

今年1年はその為の基礎力をつける為の学びの期間。

クリティカルシンキングという思考方法を学び。

経営戦略マーケティングの基礎を学び。

リーダーシップについて学び、財務諸表の読み方や財務指標の使い方を学び。

マーケティングとはなんぞやという事を学び。

ファイナンスという企業の価値の考え方の基礎を学び。

現在マネジメントを学習中。

 

とんでもなく充実した学びの日々が続いてますが

まーじで入学決断してよかった。

知らんかったら、ほんまにやばいし、知らんまま経営するなんて

今から思うと本当に考えられられへんし、働いてくれているスタッフにほんま失礼。

 

会社って経営者の器以上にならないって良く言われたりしてるけど

そうであったとしたら本当にやばいし、

もっと学ばないといけないことだらけ。

 

ほんで、廻りには必死で働きながら学んでる人がたくさんいる。

うちで働いてくれているスタッフの為にも俺が一番勉強しないといけないし

それで会社を大きくして今頑張ってくれているスタッフに本気で還元したい。

コトスタイルで働いていてよかったと思ってもらえるように力をつけたい。

まだまだ、こんなんじゃあかんと本気で思う。

 

つーことで、学びに加えて毎朝読書の習慣をつけてます。

今回読んだのは前期のファイナンスの授業で進めてもらったこれ。

HOW FINANCE WORKS

まじで、、、激むず。

さっぱりわからない。

てか、俺まだファイナンス基礎受けただけやし、、、逃げたい(ウソw)

でも、読んでたら世界観だけは感じる事ができたし

これは獲得せなあかんやつやって事がわかったし収穫ありってことで、

まとめると、ほんま勉強せなあかんわってわかったという話でした。

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小さなモチベーションを継続させる。

ダークホースという生き方。

新年あけましておめでとうございます。

昨日から営業開始していますが、

初日は相変わらずバタバタとしておりました。

 

年末年始は2年ぶりに奥さんの実家の千葉へ帰省。

行きは大雪で12時間運転するはめになりました。

京都に帰ってきた翌日に東京が大雪で大変だとしり

間一髪で抜け出せたのにほっとしていますが

影響のある人達は大変だと思います。

 

そんな感じで2022年もゆるりとスタートしました。

実家の近くにフクダ電子アリーナがあるので

全国高校サッカー選手権を5試合ほど観戦してきました。

 

 

初戦は流経大柏対近大和歌山

優勝候補の流経大柏を近代和歌山がジャイキリ!

前半に1点先取され、その後も怒涛の攻撃を受けるも

後半にクロスボールを押し込んでPK戦へ持ち込み劇的勝利。

いきなり面白すぎるゲーム展開。

 

続いて静岡学園対徳島商業ですが静学が強すぎた。

Jリーグ内定4名はさすがでした。

 

息子のリクエストで大晦日は駒沢まで行って青森山田と大社。

優勝候補筆頭の青森山田ですが、前半はスコアレスドローとドキドキの展開。

近代和歌山のジャイキリがあっただけに、これぞ選手権とテンションあがります。

とはいえ、さすがに2年優勝を逃しているだけあり青森山田も仕上げてきている感じ。

後半は怒涛の攻撃を見せてくれました。

駒沢なので二試合目の長崎総科も見たかったけど晩御飯があるので早期帰宅。

 

矢板中央と関東第一の試合から。

こちらは素晴らしいシーソーゲームでとてもわきました。

結果は最後の最後で関東第一が素晴らしい抜け出しからのゴール。

素晴らしい試合を見せて頂きました。

 

そして、静岡学園3戦目は宮崎日大

3回戦目にして8−0といったスコアで大勝。

今年も決勝は青森山田と静岡学園かなと帰宅しましたが

翌々日にテレビで見ていた静岡学園と関東第一。

後半さいごのさいごに関東第一に追いつかれて

PK戦を落としてしまうという結果。

本当に一部の試合しか観ていないのにドラマが多数起こっています。

ここに来るまで本当に努力してきたからこそなんだと改めて感じ

こういう努力をいくつになっても続ける

まさに小さなモチベーションを続ける事が大切なんだと感じました。

 

そして、たまたま読んでいたこちらの本。

DarkHorse「好きなことだけで生きる人が成功する時代」

これにも通じるところがあったので少しご紹介。

 

簡単に言うと今までは標準化された時代だった。

でも、今は標準化された時代から変化が起こっている。

そんな時代の中で標準化された競争で一番を目指すのではなく

自分のやりたい道で行きていくという事が大切になっているという話。

超簡単にまとめているので、ニュアンス違いもあると思うので

詳しく知りたい人は読んでくださいね。

 

標準化されたひとつの成功を多数で獲得する為に競争し合うのではなく

それよりも、もっと自分を知って、自分の成功を知ることが大切。

でも、自分なりの成功ってなかなか見つけられないよね。

だからこそ小さなモチベーションを続ける事が大事なんだよって話。

 

自分はまだまだだけど、小学校から高校までサッカー少年。

大した選手にはなれなかったけど、めちゃくちゃ努力した自負はある。

そっからビジネスで独立しようと決意して

建築の道へ進むことにしてから大学進学に向けてひたすら努力。

その後、美大で建築を学びながらHIPHOPとかダンスというカルチャーを学ぶ。

企業に入ってからは独立の為に出来ることやりまくる。

そして、転職を重ねて自分のできる事を増やして独立。

ここまでも小さなモチベーションを続けてこれているし

そんな中で、自分なりの独立の形も明確になっていったというのは

この本で言われていた事とめちゃくちゃリンクしていた。

 

そっから、コトスタイルという会社を作って必死で頑張って

今はグッドランプという飲食の会社も作った。

気づいたら社員もアルバイトを含めると10名を超える組織になって

これはもっと経営者として勉強しないといけないと思って

グロービズ経営大学院に来年から入学することが決まった。

小さなモチベーションのおかげで自分なりの成功への道は見えつつあって

振り返るとめちゃくちゃ大変だったけど常に充足感のある人生だと思う。

 

趣味では子供がサッカーをやりだした事がきっかけで

シニアチームに再登録して現役選手やっていて

指導者にもなって、サッカーの学びも続けられている。

そういえば年末JFAのB級指導者講習も無事終了し

残すところレポートの再提出くらいになってます。

 

小さなモチベーションがいかに大事か。

振り返ると本当にそう思う。

今年はそんな本から読み始める事もできたので

まだまだ40代もはじまったばかりなので

もっともっと前に進もうと思う。

 

ちなみにこの本を選んだ理由が解説の伊藤羊一さん。

実はグロービズ経営大学院でも客員教授をされておられるので

密かに授業を受けたいなと狙っている。

これもまた小さなモチベーションのひとつだと思うし

他にもやりたい事が書ききれないくらいに溢れ出そうとしている。

生まれて40年。コトスタイルを創って10年。

廻りの環境の変化も凄いけど、自分ももっと変化しようと思う。

 

ほんで、そんな自分について来てくれる人たちを守るだけじゃなくて

影響を与えられるような人間に心からなりたいと思う。

道を開ける事ができるような、そんな人生の開拓者となって

仲間たちと人生を楽しめるように生きてやろうと思う年始の宣言ブログです。

人生一回やし、熱く生きよ。

ダークホース。ぜひ読んでみてください。

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その仕事によって解決されるコトとは?

ジョブ理論。

新しいスタッフが入社してくれる時に

ただ目の前の仕事に取り組むだけじゃなくて

その仕事が成し遂げるものは何かを

必死で見つけて働いてほしいと話しています。

 

例えばとある同じ仕事をしている大工さんに

何の仕事をされているかと聞くと。

 

「扉の枠材を取り付ける仕事をしています。」

「家を作っている仕事をしています。」

「街づくりをしているんです。」

といったように様々な答えが想像される。

 

目先の扉を作っている事も間違いではないけれど

その仕事が大きな家を建て、さらには街の一部にもなっている。

さらにはそこに住む人の笑顔を作っているとも言えるし

そんな家から何かが生まれるきっかけを創ったかもしれない。

自らの仕事の捉え方によって仕事の大きさを変える事ができる。

 

目先の成果だけにとらわれずに考え方を大きく持つようにすることで

仕事への目的や、取り組み方、仕事を通じた考え方を進化させる事ができ

そうする事で仕事によって得られる成長も進化させる事ができる。

 

当社のスタッフにも常に、仕事が目先の店作りに限らず

その場でのビジネスを創り、人を創り、街を創っていると考えてもらいたいし

そうする事でより大きな成果と成長を得ることができると感じて欲しい。

 

普段から、そんなコトを考えたりしているのですが、

仕事の見方を変える事の重要性について

さらに明快且つ、理論的に考察されている本に出会いました。

 

ジョブ理論

イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム

 

ホームセンターでドリルを買う人は

ドリルを買っているのではなく、穴を買っているという話。

商品は、そのプロダクトによって得られる成果(本書ではジョブ)に

フォーカスし続けなければいけないという内容。

 

例えば穴にフォーカスせずにドリルの機能面をどんどん改良していくとする

強い鋼材を使ったり、最速の回転数にする事もできるが

それは結果的に穴を作る事にフォーカスされていなければ

穴が欲しい消費者にとっては意味のない改良となってしまう。

結果、改良にかかる予算はかかるけれど商品は売れないという事になる。

 

また、穴があければドリル以外のものが競合となる可能性がある。

穴あけ器やホルソーといった異なる機械であったり

道具ではなく、専門家に穴をあけてもらえるサービスも競合となる。

今ではホームセンターで木材を購入する時に穴をあけてくれるサービスもあれば

穴をあけるための加工場と道具をレンタルする事だってできる。

消費者は穴をあける為にどのサービスを選ぶのだろうか?

 

穴にフォーカスせずにドリルの競合と競って改良をし続けても

顧客のジョブを満たせなくなっていく可能性があるばかりか

気がつけば他の想像していなかった競合が現れている可能性もある。

今日のVUCA時代では十分に考えられる事であり、

自分たちのジョブを把握する事がいかに大切かがわかる。

 

そして組織も穴にフォーカスしなければ

他社のドリルの研究ばかり行って、数値目標を設定する。

そしてその目標に対する行動計画を実行して

多くの時間をそのドリルに費やす事になってしまう。

 

逆に顧客のジョブである、穴が大切だと組織が認識すれば

穴に対する研究に人は時間をさくだろうし、

組織の目標や行動も穴にフォーカスされたものになっていく

そうした場合の成果はそうではない時と比べて明快で有ることは想像できる。

 

本書ではこのようなジョブ理論をさらに深く考察した内容が記されていた。

穴をあけるドリルでは考えやすいことだったけれど

僕たちが行っている店舗設計ではどうだろうか?

またお客様が行われる飲食業や美容業等はどうだろうか?

そこまで考えてサービスが行えているだろうか?

その視点を持って、もっと考えるべき事はないだろうか?

 

2021年の最後にとても良い本に出会う事が出来た。

僕たちがやるべき仕事はなんだろうか?ではなく、、、

僕たちが解決すべき、ジョブはなんだろうか?

2022年は、こういった事をスタッフと共有できる組織づくりに励みたいと思う。

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来期はカルチャーモデルを創る。

自分らしく働ける会社を目指して。

企業は理念やミッション、ビジョンも大切だけど。

会社で働く人たちのEXジャーニーをもっと考えないといけない。

外向きの組織づくりだけやっていては駄目で

内向きの組織づくりとのバランスがとても大切という話。

 

自分らしく働くってどういうことだろうか?

20代の頃は独立してやるという野心だけで

辛い仕事でも、とにかくこなしまくってきた。

 

やればやるほど力になるのは面白かったけど

その先行きは見通せないから不安でたまらなかった。

 

リスクは不確実性という事を最近学んだけど

そんな事も知らずに起業して10年。

相変わらずがむしゃらにやってるのは変わらない。

 

若いスタッフも同じ事を思っているのかもしれないと考えると

もっともっと外だけじゃなくて中の事も考えないといけない。

ひとりひとり目指すとこは違うかもしれないけれど

コトスタイルで働くという事について。

 

ひとりひとりがコトスタイルのスタッフであり

ひとりひとりがコトスタイルを代表してお客様と接していて

ひとりひとりが責任のある仕事をしている。

 

だからこそ、そんなひとりひとりが

コトスタイルで働くというコトについての

カタチとしてのカルチャーモデルを

来年度には構築したいなあと思う。

 

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MBA学び始めて半年くらい。

MBAはスマートじゃないという話。

MBAを学びはじめてから仕事の見方がずいぶん変わってきた。

今までやってきた事が気持ち良いくらい全否定されているけど

我流でやってきたんだから当然といえば当然。

 

企業のリーダーが組織に対してやるべきコトとは?

組織を変革するための大切な7つのコトとは?

仕事に関わる全てのヒトが大切にするべきものとは?

仕事をする上で全てのヒトが理解しておかなければいけないものとは?

 

学ぶだけなら簡単で、学んでしまえば当たり前のようなことだけど

いかに行動に移せるかが結局一番難しいことだと思う。

ほんで、そんな難しいことを日本のトップでやってはるのが稲盛さん。

 

 

京セラというでっかい会社を作っただけじゃなくて

KDDIを経て破綻した日本空港を再建させるという凄さ。

その再建を実際に行ってこられた大田さんによる書籍は

まさに、今学んでることとリンクする内容だった。

 

MBAってフレームワークとか使っちゃったり

ロジカルシンキングで論理的に話しましょうとか

学ぶ前は、そんな風に思ってたけど

バリバリ泥臭くて、努力が必要で、頭に汗かいて、どんだけ粘れるかで

全然スマートじゃないって感じてたところだったけど

この本読んだら納得できた。

 

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プロセスエコノミー。

なぜ、買うのか?

なぜ、それを買ったのか?

情報過多の時代の購買動機とは?

 

アマゾン、メルカリ

イオンにイズミヤなどなど。

楽天に街の個店。

クラウドファンディング、、、

 

商品を売っているところは山程ある

商品の情報も調べたら切りがない。

 

友人のすすめ。

たまたま通りがかり。

ネットで調べて。

情報多すぎ。

 

もう、何か買うのも疲れる。

一番お得な方法なんて興味ない。

今探してる時間すらもったいない気もする。

ちょっと消費に嫌気がさす。

 

とはいえ、必要なものは

買うしかないので

いずれかの理由で買っている。

気がつけば、買う理由を探している?

 

生産者が愛情込めて作ったお米とか。

新しい流通で実現できたプライスとか。

環境に優しい日用品もそう。

情報が増えたことで色々変わった。

 

製品だけでは差別化が難しい。

そこで、製品が生まれるまでを

価値にしてみるという考え。

 

ストーリー戦略はあったけど

ストーリー自体を商品化するのが

プロセスエコノミーという考え。

 

確かに最近のリノベ物件とかは

古い建物に新しい価値をもたせて

生まれ変わらせるとう物語も含めて作ってるのが

プロセスエコノミーっぽい。

 

モノ消費からコト消費に発展して

それに時間という概念を加えて価値を生み出した。

ほんとに次から次へと新しい考えが生まれる。

 

これからお店をやる人たちにとっては

やりやすいし、使いやすいやりかたな気もするけど

頭と手はかかるだろうなあ。

 

やっかいな時代ですが、

いろいろ勉強しながら実践しないと

今の常識だけで考えてたら、

まずいんだろうなあとつくづく思う。

 

学び。

実践。

修正。

その繰り返し。。。これが大事。

頑張りましょ。

 

 

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ゲームのルールを変えろ

日本株式会社からの脱却。

今までのやり方が当たり前の時代じゃないし

いつまでも、固定概念でビジネスしてたらダメ。

ルールの中で勝負するんじゃなくて

ルールを変えちゃった方が早いし、インパクトも大きい。

 

日本人はルールとかに従ってやるのが得意だけど

そんな日本人のやりかたじゃこの時代変わるものも変わらない。

ネスレ日本での変革に挑んだ経験をふまえて

日本株式会社からの脱却を説いた本。

 

読み終えて変革の具体的な内容はイメージしやすかったけど

かなりトップダウンなリーダーシップが気になった。

実際に働いていた人たちはポジティブな変革だったのだろうか。

この変革はこの後も現場レベルで継続できるのだろうか。

 

ハードな変革をトップダウンで行うことは簡単かもしれないけど

ソフトなスタッフや組織の風土まで変革を根づかせないと

継続したイノベーション企業になることはできないだろう。

2013年に書かれた書籍だから余計とそう感じたのかもしれないし

実際は、ソフトまで完璧な変革ができていたのかもしれない。

 

いずれにしても変動性、不確実性、複雑性、曖昧性といった予測困難なVUCA時代

現場にいる人たちが、いかにその場面場面で適切な判断ができるか。

これからの組織にとって必須になってくるケイパビリティだろうと思う。

 

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できる人とそうでない人との違いとは

しなやかなマインドセットが成長のコツ。

あたりまえだけどヒトって生きている事で得てきた

人生観とかがめちゃくちゃ人生に影響していて

結構、無意識のうちに自分の偏った主観に引っ張られてしまって

それが仕事の成果や結果になることが往々にしてあったりする。

 

生きてきた人生観っていうとたいそうな言い方になるけど

振り返ると長いこと生きてくるなかで形成されたものだから

それはそれで凝り固まったものだと想像もつきやすい。

 

しかもそれで、うまく行くやつとうまくいかないやつがいるなら

自分もうまく行くやつでありたいと思うし、

当然にうまく行ってるやつだと思いこんでしまいがちだけど

実は、その考えこそ、うまくいっていない可能性があるという。

それが、この書籍。

 

マインドセット「やればできる!」の研究

 

簡単にいえばしなやかなマインドセットと

硬直したマインドセットがあって

前者がうまくいくやつで後者がそうではないやつ。

 

硬直マインドセットの場合は

うまくいかないと恥ずかしいと思ったり。

うまくいっているからと思い込んでる人。

 

しなやかマインドセットの場合は

うまくいっているわけがないから、うまくいく為にどうするか?

常に考えるし、人の意見に耳を傾ける。

そして、努力して少しずつでも学び成果につなげる。

 

硬直マインドセットの人は失敗を恐れて挑戦しない。

今うまくいっているから、やったことない事して失敗したくない。

挑戦して失敗する事で全勝記録が終わって敗者になりたくない。

うまく行けてるやつだと周りに思ってほしい。

 

しなやかマインドセットは今よりもっとうまく行く

そう思ってるから、新しい事にどんどん挑戦する。

別に失敗したってかまわないし、恥ずかしいとか思わない

そんなことより少しでも新しい事から学び成長したい。

 

俺はどっちなんだろう。しなやかなマインドセットだと思う。

いや、それ思ってる時点で硬直マインドセットになっていないか?

じっくり考えるとそんなループに入りそうで

しなやかマインドセットを確率させるのは難しそうだと本当に思う。

 

でも、職場、仕事、プライベート、あらゆる仲間と一緒に

もっとよりよい成果や結果を目指したい。

だから僕たちも、しなやかなマインドセットのチームを目指そうと思う。

 

失敗に怯えてはいけないし、今に満足してもいけない。

失敗を恐れずに挑戦する事で

どんどん成長しようと思うしそんな職場を創りたいと思う。

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見えないところが凄いビジネスモデル。

真似されないし潰されない事まで考え抜いた形。

MBAの取得に向けて色々勉強中。

世の中には凄いたくさんのビジネスモデルがあって

どれも本当によく考えられていて

考えた人、実行した人、継続してる人

本当に凄いと感じる。

 

フレームワークとかに落とすことで

なんとなく凄いから、なるほど凄いに

どんどん思考が整理されている感覚。

 

20代後半に宅地建物取引士と一級建築士の

資格取得目指して勉強しまくってた頃依頼だけど

やっぱり学びは止めたらあかんなあとつくづく思います。

 

コロナ禍で思いつきだったけど

とりあえずやってみようの性格で良かった。

3年後どれくらい成長できてるか?とか

会社にどれくらい還元できそうか?とか

 

いきあたりばったりの経営が整理されて

こうするべきか?とか

こうする為には今何をやるべきか?といった感じで

以前よりも考える事が増えた感じ。

 

今日は早大ビジネススクール教授の

成功企業に潜むビジネスモデルのルールを読了。

ひとことで言うと表紙にもあるけど

見えないところに競争力の秘密があるという内容。

 

考え抜いたビジネスモデルだけど

出る杭は真似もされるし、潰されるもの

だからこそ、そこまで考えたものでないと

なかなかこの時代勝ちきれないという感じ。

 

うちも店舗設計がコア事業だけど

開業相談やテナント仲介を行うワンストップモデルも

なんとか生き残れているからこそ

なんで生き残れているのか?みたいな事を

しっかりと把握して言語化することで

共通認識を持てるようにしておかないとなあと思う。

 

今のビジネスモデルは見えないところまで考え抜いたビジネスモデルか?

勉強すればするほど、忙しくなる。

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