不動産リノベーションの企画術を読んで。

中古不動産の再生と空き家問題について最近想うコト。

2040年には空き家率が43%にも上るという予測。

空き家問題を知らなかったわけではなかったけど

2011年にコトスタイルを創業してからというもの

物件探しからデザイン、施工までワンストップで行える

当社独自のビジネスモデルで京都に貢献する。

その想いとビジョンに使命感を持って突き進むことを優先し

空き家問題に対して真正面から挑むのではなく

想いをもった出店希望者様の為にできることを全力で行なってきました。

 

100店舗以上のテナント(空室)に想いを込めた

店舗を紹介して、オミセヅクリを行う。

結果として、空き家問題に対しても関わっていることに気づきました。

 

和食店やカフェ、美容室などお店をしたいけど

できる場所がない、その反面空き家問題という事実は拡大するばかり。

創業から8年経ち、今までやってきたノウハウを基に

この、空き家問題にも、当社として取り組む事を

あらためて、真剣に考える時期にようやくきたと考えています。

 

なんでもかんでもいっぺんに事業は行えないので

できるだけやるべきことを絞ってやってきたつもりです。

だからこそ、不動産も扱える京都で唯一の店舗デザインの企業として

まずは、第一線に立てることを目標に進んできました。

 

まだまだ、京都の店舗業界においても

成長しなければいけない自社の課題はたくさんあるけれど

物件の少なさが大きなボトルネックと感じてるのは

間違いのない事実です。

 

毎日のように、スタッフとも物件については議論を重ね

未だオープンにならない、業界を少しずつでも変えていけるようにと

真剣に京都という街の将来を考えています。

 

そんな中で、もっともっと情報収集をしたいという思いで

この本に出会い、じっくりと読ませて頂きました。

 

不動産リノベーションの企画術

 

著者はアートアンドクラフトさんという大阪の企業。

僕たちの大大大先輩にあたる業界の方々で、

もちろん直接面識はないけれど、昔から名前も良く知っていました。

企画から設計施工 、売却や募集までワンストップでされる企業として

僕自身も憧れもあり、目標とした企業のひとつです。

 

不動産のIT革命という言い方が正しいかはわかりませんが

東京R不動産という、今までの不動産業界にたいして

固定概念を覆した、とてもステキな事業を行なっている方々の

大阪をエリアとする大阪R不動産も行なっておられます。

 

そんな、企業さんが手がけてこられた事業の紹介が主な内容でした。

事務所を住居にコンバージョンしたり、

倉庫を共同住宅にコンバージョンしたりと

本当に大きな空き家の再生に成功されています。

 

読んでいて、とても参考になることが多くありました。

また、まちづくりの視点からリノベ ーションを捉えている

そんなオ ーナ ーが存在するという文章を読みながら

想いをもったオーナーさんがおられることにワクワクしながら

そんな方と出会い、もっと京都を面白くしたいと感じました。

具体的な事例や、プロジェクトの進め方については

この本を是非読んでいただきたいとおもいます。

 

最近は、当社にも家主様から直接出店者を紹介してほしいといった

お問い合わせをよくいただきます。

そのまま、テナントとして需要があるものもありますが

中には、これは、、、といったものもあります。

だけど、見方を変えれば、再生できる可能性がある。

そう感じるものも、実はたくさんあります。

 

もちろん、費用の問題以外にも様々な問題があるので

一筋縄では、いかないとは感じていますが

今から挑戦し続けることで、将来本当に必要とされる

企業に成長できると感じています。

 

リノベーションという言葉はすっかり普及しましたが

事業用の不動産再生を 、コンサルティングから企画 ・設計 ・工事 、

そして販売 ・賃貸募集 ・広告デザインまで

一社でト ータルに請負える会社って 、まだまだ少ない。

 

そんな言葉も、文中に出てきますが

コトスタイルも将来的なビジョンとして、

上記のような不動産コンサルティングができるようにと

ひとつひとつ動き出しています。

 

まだ、公にはできませんが、夏頃に新たな事業を発表します。

これも、将来に向けた不動産コンサルティングを行うための

大きな足がかりになる事業になることは間違いありません。

是非、公式な発表についてはご注目ください。

不動産とリノベーションの企画術!おススメの書籍です。

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A4黒毛和牛熟成肉焼肉Yakiniku221がサントリープレミアム達人店に認定!

サントリー樽生達人店に選ばれました!

河原町今出川で自社店舗として運営中の

A4黒毛和牛熟成肉焼肉Yakiniku221にて

サントリー樽生達人店に選んで頂きました。

サントリーさんの担当者さんが、度々来店されて

サーバーメンテナンスについて拝見されていたのですが

とても、きれいにメンテナンスをしてくれているということで

はじめは、神泡認定としてタップをプレゼントしてもらいました。

 

ビール会社さんも、美味しいビールを店を通じて提供するために

いろんな事を考えておられるんだなと、関心すると共に

毎回メンテナンスだけでなく、

しっかりと見るところ見てるんだなと、また関心。

 

すると、次は今回認定されたプレミアム達人店の推薦をして頂きました。

ただ、これには抜き打ちで来店されるとのこと!

美味しいビールを届けるための情熱が伝わります。

 

そして、抜き打ちで来店頂き焼肉もしっかり堪能しながら

ビールやハイボールをグイグイいっていただいたそうです。

ちなみに、サントリーのドリンクの写真を結構とられたようです。

 

そして、本日たまたま毎週MTGの時に来店されて

見事達人に認定されましたとの御報告を頂きました。

店長へと達人認定証を授与!

せっかくなんで、授与式みたいに、やってもらいました。

サントリーさん、いつもありがとうございます。

 

同じように飲んでるビールでしたが

こうして、裏の方々の努力があることをはじめて知りました。

当社でオープンされるお客様にも

こういう業者さんの裏話をもっと伝えられるようにと思います。

 

気温も上がって来ましたし!美味しいお肉と美味しいビールで!

体力をつけに是非ご来店くださませ〜。

ちなみに6月1日は一周年記念です。

ばたばたとしている每日なので、特別なことをするわけではありませんが

いつもと変わらず、心をこめてお出迎えさせて頂きます。

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社長の基本と社長のお金の基本を読んで。

社長としてやるべきコトの整理ができたGW休暇。

ゴールデンウィーク休暇前に

スタッフから教えてもらったkindleのお陰で

この休みの移動はほぼ読書三昧。

 

ちきりんさんのリノベ本を読んだ勢いで

前から気になっていた、三條慶八さんが著書の

社長の基本と社長のお金の基本と三冊読了。

 

 

社長の基本では、今まで読んできた

経営に関することが、たくさん出てきたけれど

改めて大切なコトだと思うことばかり。

 

スタッフに対して、しっかりとビジョンを提示するコトの大切さや

夢を追いかける事と同時に、お金をしっかり回す事の大切さや

戦略と戦術の違いなど、読みながらにして

サラリーマン時代からコトスタイルの立ち上げまでにあった

様々なコトを思い出しながら読むことができました。

 

他にも、クレームは事業を伸ばすヒントであることや

社長として、社員とは違う立場だからこそ

社員にやってもらっている仕事と合わせて社長だけにしかできない。

やらなければいけないコトを改めて読みながら考える機会になりました。

 

 

そして、社長のお金の基本。

続編的な内容だけど、より金融機関との付き合い方について

三條さんなりの持論を記載されているものでした。

 

中でも、いかにお金を使うかという事のひとつに

社員のためにいかにお金を使えるかという言葉があり

自企業の発展のための大きな課題とヒントを得た気がします。

 

また、会社の経営状況は常に理解しておかなければいけない事や

会社の不祥事は全て社長の責任であることなど

当たり前だけど、より熱心に取り組む必要性も感じました。

 

また、途中出てくる富士フィルムとコダックの事例からも

当社の経営方針・行動指針のベンチャースピリットにもあるように。

変化し続ける必要性を改めて再確認することができました。

 

ゴールデンウィークもあと2日。

当社は6月末決算です。

この一年を走りきる為の、本当に良い休暇になりました。

 

もちろん本ばっかり読んでたわけではなく

今回は両親とともに福島や千葉へ旅行に行けたことだったり

3人の子どもたちとリフレッシュできた休暇であった事など

プライベートな面でも充実した連休を頂くことができました。

少し休んで、京都へと出発します。

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徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のことを読んで

顧客目線で書かれたリノベーションの本

現在新しく、リノベーションを新事業として

進めているコトもあって、スタッフから

すごく面白い本だというコトで、即購入し、GWにて読了。

 

簡単にいうと顧客としてリノベーションされて

気づかれたコトについて、汲まなく書かれた本で

確かに、顧客側からの本はなかったなと思いながら読みました。

 

普段、こちらが丁寧にしようとしているコトが

その方法によっては、逆に悩ませる事になっていたり。

出来るだけわかりやすく書きこんでいる見積書が

他社と比較するという点については、わかりにくいものだったり。

 

顧客目線だからこそ、そういう考え方があるのかと、

新しい発見がたくさんありました。

 

リノベーションを成功させる3つの秘訣

中でも下記の3つの内容にはとても共感できました。

・予算の伝え方(譲れる部分と譲れない部分を明確にするコト)

・スケジュールについての考え方(誰がスケジュールを決めるか)

・事前準備の大切さ。(やりたいコトをまとめておく)

 

予算の伝え方

予算は当社でも必ず伺うようにしている内容です。

決して予算ギリギリのプランを狙って

最大限の売上を上げる為ではありませんし

出来るだけ抑えて工事をされたいコトは重々承知しています。

 

しかし、リノベーションについての提案は

本当にピンキリの世界で、下限と上限の幅が非常に広く

予算はこちらがデザインを考えて作っていく提案について

是非とも教えて欲しい内容なんです。

 

1回の提案で工事が決まるとは思っておらず、

1回目の見積書を見ながら、あれはやめよう、でもこれはやりたい

といった様に、ここでより具体的に内容を詰めたいと考えているからです。

 

書籍でもあるように、予算がない方には

提案しにくい商材もあります。

そういう意味では、出来れば予算はこれくらいかけたいけど

ここだけは、すごくやりたいところなど

そのあたりまで、初回の打ち合わせが出来れば良いと

改めて、思いながら共感することができました。

 

スケジュールについての考え方

スケジュールも予算と似たところがあります。

特に店舗の場合は、家賃が発生してから工事がはじまるので

早く終わらせたいと考えるお客様がたくさんおられます。

ただ、早く終わらせるためには、

カウンターの高さや奥行きといった形状から

壁材や床材、照明などの建材も

短い工事期間の間に決めて頂かなければいけません。

 

もちろん、工事を進める僕たちも

早めに決めて頂けるように、

前もってカタログやサンプルを用意します。

 

例えば、1ヶ月の工事の間に決めないといけないことも

半月伸ばして1ヶ月半で決めることができれば

出来上がるものが、もしかしたら変わるかもしれません。

 

そういう意味では、どれくらいでできますか?といった質問にも

僕たちも、早くやらないといけないという先入観を持たずに

標準的には1ヶ月だけど、1ヶ月の中ではこのように進めますよと

より詳しく説明する事がとても大事なんだと感じました。

 

お客様のスケジュールに対する考え方もしっかり聞けるように

意識をしていかないといけないと、強く共感したところです。

 

事前準備の大切さ

住宅リノベーションも店舗リノベーションも同じだなと

1番共感したのが、この部分でした。

というのも、ここは、本当にセミナーで毎月話している

1番大切なことだと思っているからです。

 

店舗リノベーションでは事業計画書を作成することで

自らが行う事業の計画について、整理をするだけでなく

物件を探したり、お店のデザインを作るときにも

とても有効になるんですと話させてもらっているからです。

 

例えば飲食店の計画をつくる場合には

できればどんな料理かわかる写真を載せてくださいとか言います。

あとは、客単価だったり、ターゲットのイメージから

できるだけの予算に合わせた提案を目指します。

これが、のちのちの準備に大いに生かされるからです。

 

中にはこんな店のイメージが好みとか

具体的な人は、この店は照明が好みでカウンターはこの店のが好き。

いろいろな写真からピックアップして見せていただける事もあります。

 

もちろん中には物件の現状から、その工事を行うには、

予算がかかりすぎてしまうといったコトもありますが

やりたい雰囲気を教えて頂けることで、違う提案にもつながります。

 

住宅リノベーションでは、事業計画書まで

作る方は、ほぼいないと思います。

 

だけど、何故リノベーションを行うかの理由や

リノベーションで実現したいコトや

好みのデザインや予算感についてはまとめることで

施工会社にしっかりとやりたい内容を伝える事ができます。

そういう意味で、この事前準備にはすごく共感しました。

 

逆に、僕たちも、そのあたりをしっかり聞くことが

より重要なんだと、改めて感じる事ができました。

要はコミュニケーションによって、

如何に双方向の考え方、想い、進め方などを共有する事ができるか。

普段から意識はしていますが、益々大切だと感じました。

 

書籍にもリノベーションは等価価値交換型ではなく

共同プロジェクト型の取引であるという意識を持つことが重要とありました。

等価交換型は価格の決まったものを売るビジネス。

変わって、共同プロジェクトは双方で共に進めるビジネス。

確かに、この考え方にも理解できますし

この考え方を、お客様にも伝える事が大切だと感じました。

 

いつも話していますが、リノベーション会社は

当然自社のサービスを向上させ続けなければいけない。

だけど、共同プロジェクト型故に、

自社の努力、それだけでは足りない部分があります。

 

お客様に考えて決めて頂かないといけないコトも多く

その為にやっておけば、なお良い!

という内容が他にも記載されている本書は

とても読み応えのある内容だったと思います。

 

これから、住宅だけじゃなく、店舗のリノベーションを考えている方にも

きっと読んでもらって損はしない書籍だと思います。

 

あと、僕たちサービスを提供する側も、このような顧客目線の

書籍に目を通しながら、素直に良い部分を受け入れる事で

全体的に、この業界のレベルを底上げすることが

できれば素敵だし、やらないといけないなと強く思ったGWでした。

連休明けから、しっかり頑張りますね!

 

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