徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のことを読んで

顧客目線で書かれたリノベーションの本

現在新しく、リノベーションを新事業として

進めているコトもあって、スタッフから

すごく面白い本だというコトで、即購入し、GWにて読了。

 

簡単にいうと顧客としてリノベーションされて

気づかれたコトについて、汲まなく書かれた本で

確かに、顧客側からの本はなかったなと思いながら読みました。

 

普段、こちらが丁寧にしようとしているコトが

その方法によっては、逆に悩ませる事になっていたり。

出来るだけわかりやすく書きこんでいる見積書が

他社と比較するという点については、わかりにくいものだったり。

 

顧客目線だからこそ、そういう考え方があるのかと、

新しい発見がたくさんありました。

 

リノベーションを成功させる3つの秘訣

中でも下記の3つの内容にはとても共感できました。

・予算の伝え方(譲れる部分と譲れない部分を明確にするコト)

・スケジュールについての考え方(誰がスケジュールを決めるか)

・事前準備の大切さ。(やりたいコトをまとめておく)

 

予算の伝え方

予算は当社でも必ず伺うようにしている内容です。

決して予算ギリギリのプランを狙って

最大限の売上を上げる為ではありませんし

出来るだけ抑えて工事をされたいコトは重々承知しています。

 

しかし、リノベーションについての提案は

本当にピンキリの世界で、下限と上限の幅が非常に広く

予算はこちらがデザインを考えて作っていく提案について

是非とも教えて欲しい内容なんです。

 

1回の提案で工事が決まるとは思っておらず、

1回目の見積書を見ながら、あれはやめよう、でもこれはやりたい

といった様に、ここでより具体的に内容を詰めたいと考えているからです。

 

書籍でもあるように、予算がない方には

提案しにくい商材もあります。

そういう意味では、出来れば予算はこれくらいかけたいけど

ここだけは、すごくやりたいところなど

そのあたりまで、初回の打ち合わせが出来れば良いと

改めて、思いながら共感することができました。

 

スケジュールについての考え方

スケジュールも予算と似たところがあります。

特に店舗の場合は、家賃が発生してから工事がはじまるので

早く終わらせたいと考えるお客様がたくさんおられます。

ただ、早く終わらせるためには、

カウンターの高さや奥行きといった形状から

壁材や床材、照明などの建材も

短い工事期間の間に決めて頂かなければいけません。

 

もちろん、工事を進める僕たちも

早めに決めて頂けるように、

前もってカタログやサンプルを用意します。

 

例えば、1ヶ月の工事の間に決めないといけないことも

半月伸ばして1ヶ月半で決めることができれば

出来上がるものが、もしかしたら変わるかもしれません。

 

そういう意味では、どれくらいでできますか?といった質問にも

僕たちも、早くやらないといけないという先入観を持たずに

標準的には1ヶ月だけど、1ヶ月の中ではこのように進めますよと

より詳しく説明する事がとても大事なんだと感じました。

 

お客様のスケジュールに対する考え方もしっかり聞けるように

意識をしていかないといけないと、強く共感したところです。

 

事前準備の大切さ

住宅リノベーションも店舗リノベーションも同じだなと

1番共感したのが、この部分でした。

というのも、ここは、本当にセミナーで毎月話している

1番大切なことだと思っているからです。

 

店舗リノベーションでは事業計画書を作成することで

自らが行う事業の計画について、整理をするだけでなく

物件を探したり、お店のデザインを作るときにも

とても有効になるんですと話させてもらっているからです。

 

例えば飲食店の計画をつくる場合には

できればどんな料理かわかる写真を載せてくださいとか言います。

あとは、客単価だったり、ターゲットのイメージから

できるだけの予算に合わせた提案を目指します。

これが、のちのちの準備に大いに生かされるからです。

 

中にはこんな店のイメージが好みとか

具体的な人は、この店は照明が好みでカウンターはこの店のが好き。

いろいろな写真からピックアップして見せていただける事もあります。

 

もちろん中には物件の現状から、その工事を行うには、

予算がかかりすぎてしまうといったコトもありますが

やりたい雰囲気を教えて頂けることで、違う提案にもつながります。

 

住宅リノベーションでは、事業計画書まで

作る方は、ほぼいないと思います。

 

だけど、何故リノベーションを行うかの理由や

リノベーションで実現したいコトや

好みのデザインや予算感についてはまとめることで

施工会社にしっかりとやりたい内容を伝える事ができます。

そういう意味で、この事前準備にはすごく共感しました。

 

逆に、僕たちも、そのあたりをしっかり聞くことが

より重要なんだと、改めて感じる事ができました。

要はコミュニケーションによって、

如何に双方向の考え方、想い、進め方などを共有する事ができるか。

普段から意識はしていますが、益々大切だと感じました。

 

書籍にもリノベーションは等価価値交換型ではなく

共同プロジェクト型の取引であるという意識を持つことが重要とありました。

等価交換型は価格の決まったものを売るビジネス。

変わって、共同プロジェクトは双方で共に進めるビジネス。

確かに、この考え方にも理解できますし

この考え方を、お客様にも伝える事が大切だと感じました。

 

いつも話していますが、リノベーション会社は

当然自社のサービスを向上させ続けなければいけない。

だけど、共同プロジェクト型故に、

自社の努力、それだけでは足りない部分があります。

 

お客様に考えて決めて頂かないといけないコトも多く

その為にやっておけば、なお良い!

という内容が他にも記載されている本書は

とても読み応えのある内容だったと思います。

 

これから、住宅だけじゃなく、店舗のリノベーションを考えている方にも

きっと読んでもらって損はしない書籍だと思います。

 

あと、僕たちサービスを提供する側も、このような顧客目線の

書籍に目を通しながら、素直に良い部分を受け入れる事で

全体的に、この業界のレベルを底上げすることが

できれば素敵だし、やらないといけないなと強く思ったGWでした。

連休明けから、しっかり頑張りますね!

 

カテゴリー: リノベーションのコト, 読書メモ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

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