人を中心としたデザインアプローチ

デザイン思考が世界を変える

7月に入り大学院の科目が変わった。

DTU デザイン思考と体験価値

BT Iイノベーションによる事業構造変革

どちらもずっと取りたかった科目。

ちょうど先週どちらもDAY1を終えてきたけど

めちゃくちゃ面白かった。(※すでに2つの科目は修了済)

 

とまあ、面白いで済ませてたらダメなんだけど

デザイン思考でもっと新しいビジネスに挑戦したいし

新しいビジネスを新規事業へと昇華させるための

難所や要所はしっかり学んでおきたいので

いつもながら、履修のタイミングはすごくいいと思う。

というか、どれとっても良い感じになるんだけど。

 

そして今日はデザイン思考が世界を変えるという

IDEOの社長兼CEOのティム・ブラウンさんの著書。

デザイン思考の予習として読んだけど

この人を中心としたデザインという意味

さらにデザインという意味の範囲。

ここは本当にしっかりと抑えておかないとやばい。

 

「デザイン」が「デザイン思考」へと進化するにつれて、

デザイナーの活動は「製品の創造」から、「人と製品の関係の分析」、

さらには「人と人との関係の分析」へと進化をつ遂げてきた。

というこの文章に詰まっていると思う。

 

要するに、デザインという言葉の意味

目的を達成するための解決アプローチは

経営やビジネスモデルにも活かされなければいけないという事を

改めて今のビジネスでもじっくり考えカタチにしないといけないと

感じさせてくれる一冊になった。

 

ここからの3ヶ月でのデザイン思考と体験価値という科目の中で

さらに実践的に学びを獲得しながら、実務へと昇華させようと思う。

 

そして、今科目を経て感じることが2つ。

ひとつはデザイン的アプローチをもっと経営に取り入れるべきであるということ。

もうひとつはデザイン的アプローチを取り入れた経営を行うということ。

同じようなコトを言っているように見えるけど

前者は広義のデザイン経営を取り入れるという意味であり

後者はデザイン思考のアプローチを多様に取り入れるという意味。

そしてどちらにも重要なキーワードが人だというコト。

 

いずれにしても、デザインを学びビジネスの軸にしていることは間違いないし

目指すべき世界観の実現するうえで欠かせないキーワードだと思う。

今、TSTという科目でテクノロジーと経営戦略についても学び始めているけど

ここにも、きっと繋がる課題であり、重要な概念だと思って学んでる。

ここから、またコトスタイルもどんどん変化していければと思う。

軸になる部分は大切にしながら、時代と共に変化を楽しめれば最高だな。

がんばろ。^^

 

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これからの企業が大切にするべきこと

仕事の意味が深まる一冊

ここ最近の学びが凝縮されていて、個人的にはめっちゃ良書だった。

本書を読む前に偶然にもモチベーション3.0を読んでいたのも繋がりがあり

より、働くと言うことに対する理解を深めることができたと思う。

ハート・オブ・ビジネス。仕事で悩んでる人は、まじでおすすめです。

 

人はなぜ働くのかという問いに対して、人生を意味の探求としている。

お金儲けとか、豊かになりたいとか、よく聞くけど本当にそうなんだろうか。

モチベーション3.0でも遊びだったことに対価を得た瞬間遊びが仕事になり

極端に生産性が落ちてしまうという記載があったけど、ここに繋がる。

 

人生を意味の探求とした場合、仕事を通して意味のあることを成すために

他者への思いやりだったり、逆境を乗り越えながら感じる想いに触れることができる。

一人ひとりが、そんな人であるという事を改めて理解できたときに

企業は人が働くという行為に対して、何を提供すべきかという事を考えさせられた。

 

結論としては、仕事において大切なものは、お金より心だということ。

インセンティブで人を動かすという時代は終わった。

インセンティブは人を一瞬満たすことはできるかもしれないけど、永続的に満たすことはできない。

ここを間違ってしまうと、本当に仕事が仕事になってしまうんだと思う。

 

では、「こころ」とは何かということだけど、ここに企業の存在意義が何という事が重要になる。

企業活動を通してどんな世界を成し遂げたいのかという強い想い。

それと、一人ひとりの人が人生で、どんな事を成し得ようと考えているのか。

この人のこころにある想いの部分が会社の目指す世界と同調しているということが

今後事業を続ける中で働く人に提供し続けられることが本当に大切なんだと思う。

 

逆に言えば働く人は、企業が目指す世界と、いかに同調できているかが大切になる。

企業の目指すべき姿に同調しながら、自らの目指すべき姿の実現に向かい

人生の意味を探求できるようになることで、一人ひとりが生き生きと働けるようになる。

この生き生きと働くという状態こそが、自律性を持って働けるということであり

自律性を持って働くことでマスタリーへと向かい自らのこころに働きがいが醸成される。

 

この自律性を持った仕事という点もすごく重要で

誰と何をするかを自分でコントロールできることが

人を内側からやる気にさせる要素だという点もすごく共感が持てた。

一方で指示をされた仕事の満足感が低いということも理解できる。

人は指示されて働くよりも、自主的に働く方が満たされるんだと思うし

僕たちも、ずっとそこはこだわって会社を運営している。

 

まとめると、企業がパーパスを掲げるという意味がここにあり

企業のパーパスに同調したスタッフが増えることで

働きがいを持った社員が増えていき、自主的に仕事を行うような組織となり

結果良い仕事が行えることで売上や利益がついてきて成果があがるという感じ。

会社を起ちあげるときから思い描いていた状態にすごく近いし

こういう組織文化を作っていきたいなってずっと思ってる。

 

さいごに、そんな組織文化を創るためにリーダーにもとめられることとして

このふたつの文章がこころに残ったので書き留めておきたい。

 

“あなたの行動によって、周りがもっと夢を見て、もっと学び、もっと行動し、

もっと良い自分になりたいとかり立てられるなら、あなたはリーダーだ“

 

“はじめに、何があなたを動かしているのかを知ることです。

リーダーとしてあなたのパーパス、あなたの周りの人々のパーパス、

そしてこれら全てがどのように自社のパーパスと結びついているのかを明確にすべきです。“

僕自身の過去の体験から、何に動かされているかを知ることは大切。

 

小学生の頃に親友だと思っていた人が突然いなくなったこと。

高校時代のサッカー部で試合に出られなかった日々。

それまでの人生を否定し、自責ではなく、他責に考え続けてしまったこと。

毎日朝練に行った努力を認めてもらって試合に出させてもらった成功体験。

試合にでても自分でコントロールできなかったことによる挫折。

思い描いていたような仕事ができないことに苛立つ日々。

 

人に押し付けられる人生ではない、自分でコントロールできる人生を求めて

いつかは独立したいと必死で働いてきたんだと思う。

 

そして、今独立してからは、素晴らしい仲間と共に働けている中で

同じように、仲間にもそんな自律した生き方をリスクをとらずに

できるようにしたいと思って会社を運営している。

そこに同調してくれているかはわからないけど、このあたりを明確にすることが

みんなの矢印を揃えて働きがいの先にある景色を見に行くために

今、僕が取り組んでいかなければいけないことなんだと改めて感じる本だった。

 

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なんのために働くのか?

仕事に求めることは何か?

本って本当におもしろい

偶然かわからないけど

今欲しい話についつい出会える。

今回は経営者の先輩の勧めで購入したモチベーション3.0。

 

いかにやる気を持続させられるかについて

時代の変化とともに、その方法論も変わってきているという内容

ものすごく共感できる内容だった。

 

はじめにアメとムチが効かなくなった時代背景について

自分がサラリーマン、ド真ん中の時はまさにこれだった

まあムチだらけだったけど、ほんの小さなアメのために頑張れた。

 

だけど、今はそれじゃあ通用しない。

特に創造的な仕事をするには報酬による弊害を知らないといけない

好きなことでも、お金をもらってしまうと

遊びから仕事に変わりやる気を失ってしまうという人間心理。

 

だから報酬を目的化してしまうことには気をつけないといけない。

報酬は後からついてくるというふうに捉えておく方がよい。

では、人はなんのために働くのだろうか?

 

この問いをたてられるかどうかが重要なポイントで

人はなんのために生きているのだろうかくらい重要な問い。

今まで生きてきて感じている体験を紐解きながら

自分のこころと向き合って答えを見つける事が必要となる。

 

自由を手に入れたいか?

自らで決める人生を手に入れたいのか?

人のために何かしてあげたいのか?

楽しくいたい?

でも楽しいだけじゃなくて、何かを得たい?

人それぞれに心の根っこにあるものを見つけないといけない。

 

もし、その心の根っこにあるものが見つかったら

実現するための行動は変わるはずである。

その時に重要なことが、自律性、マスタリー、目的という三要素として作用する。

 

“自らの意思で行動を決める。

意義あることを目指して打ち込む。

さらなる高みへの追求を

大きな目的へと結びつける。“

 

自らの心の根っこにあるものを見つけ目的とし

その目的へ向かって自らの意思で行動へ移す。

人に指示されるわけではなく、自ら決めたことだから打ち込める

その状態こそマスタリーとなり豊かな体験となる。

 

“仕事とは関連性のない「遊び」だけを楽しめて、

人生で取り組む真剣な仕事を耐えがたい

重荷として耐えなくてはならない、と信じる理由はもはや存在しない。

仕事と遊びの境界が人為的なものだと気づけば、問題の本質を掌握し、

もっと生きがいのある人生の創造という難題に取りかかれる“

 

この言葉から仕事に何を求めて生きるかということを

いかに真剣に考えなければいけないということが理解できると思う。

何のために働くのか?仕事に何を求めるのか?

この問いの答えを考え尽くすことこそ人生そして仕事であると思う。

 

話は変わって、先日のコトスタイル株式会社と株式会社グッドランプの懇親会

相変わらず、楽しいメンバーで、仕事も遊びも楽しんでます。

仕事のやりがいを見つけながら、この場をよりよい場にしたいなって思う。

僕の想いにのっかってくれている子たちだからこそ、この時間を充実してほしいと思う。

そして、しらふのときには、逆に上で書いたような話のことも伝えられたらなって思う。

 

こっちは真面目な話かな?

 

奥の席は真剣だな。手前はノリノリ。

15人のメンバーでイタリアン1軒貸し切りで大満足の懇親会!

途中今回はお絵描きしりとりで大盛りあがり。

途中からは席はぐっちゃぐちゃでみんないっぱい喋ってた。

本当に、うれしい時間でした。

 

いろんなメンバーだから面白いコトが生まれるって想いは少しずつカタチになったかな。

まあ、仕事の話もプライベートの話もたくさんできて良かった。

 

仕事という難しいことに挑戦し、乗り越えてほしい。

お客様の想いを真剣に聞き取り、自分たちの力を存分に活かしてほしい。

そして、仲間と共に人として成長ができる場所として

会社がそんな場所として成長できればって思う。

そんな場所をつくることが、自分がやりたいし継続したいことなんだと最近は思う。

次はもっと面白い場所で面白いコトをしよう。

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コーゼーションとエフェクチュエーション

二種類の事業の進め方について

エフェクチュエーション-優れた起業家が実践する「5つの原則」-

なんてタイトル読まないわけにはいかないという内容だけど

実は、グロービス経営大学院のVTSという授業で学んだ復習に購入しました。

 

目的に対して最適な手段を追求するのがコーゼーション

顧客のニーズや競合の状況を分析して自社が何を行うべきか

成功確率を予測して最適な計画や戦略を実行するという感じ。

 

一方でエフェクチュエーションは存在しない市場や不確実性が高いビジネスで

成功を予測するのが困難な場合に成功者はどのように意思決定を行なってきたか

実際に成功者を研究しながら紐解いた思考プロセス。

 

コーゼーションは普段から学び実践しているけど

実は意外とこの思考プロセスも踏んでいるんじゃないかなと思ったので

どのようなステップで事業をしているのかは理解しておいた方が良いと思い

改めて復習の意味もこめて購入してみました。

 

エフェクチュエーションは5つの原則と本書のタイトルにもあるように

5つの考え方が連なって成果を生んでいるという内容なので

その考え毎に自社の現在までのプロセスを振り返ってみようと思います。

 

まず、「手中の鳥」といった手持ちの手段について

そもそも今のコトスタイルでやっているワンストップサービスについて

何もない段階で計画してきたわけではなく

漠然と独立したいという思いの中、店舗デザインの仕事に出会って

転職して不動産を学び、宅建士を取得し、一級建築士を取得したという経緯から

少しずつ自分のリソースが拡大していた。

 

そして、「許容可能な損失」についても結構甘い事業計画ではあったものの

身の回りの資金をなんとかかき集めながら、創業融資に挑戦していることからも

決して無謀すぎないなかでトライしてきたと言えそう。

 

ただし、融資に至るなかで、自分の資金不足があることから

その機会で創業セミナーという存在をしり、創業について学ぶ必要性を再認識し

その創業セミナーによって、事業計画作成という経験を経て

その後創業セミナーを自社で開催するという経緯は「レモネード」と言われる

予期せぬ事態を機会と捉えられてきたのではと思う。

 

そして、融資を実行してくれた金融機関や支援してもらった

行政や中小企業診断士の先生や税理士さんなどが「クレイジーキルト」となり

現在のビジネスにおいても切り離せないパートナーとなっていること

そして、このように少しずつ事業を拡大できているのも

「飛行機のパイロット」の原則の中でやれているという気もする。

 

グロービス経営大学院に入りたての頃に、出来ていないことばかり目につき

このままじゃ本当にまずいと思って学びを続けてくる中で

度々口にしていたのが、先にここに入学していたら多分起業していなかったという話。

実はコーゼーション的な発想では躊躇してしまうであろう起業プロセスだけど

エフェクチュエーション的に進めたことによって今があるという発見だった。

 

これについてはどちらが良いとか悪いとかではないけど

今もし足踏みしている人がいるなら二つの考え方について

改めて俯瞰して考えてみるのも良いのかもしれないですよ。

そして身の回りの手中の鳥から動いてみてもよいのかもしれない。

何かを成し得るには、ひとつではない、いろいろな方法があるということを

知っておくだけでも、少し前に進みやすくなるのかもしれない。

なんてことを最近感じていて

楽しみながらインプットとアウトプットをやっていこうと思ってます。

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第一回読書会を経て

社内で読書会を開催

最近は本当に本を読むことが増えた。知らないことが正直怖いし。

本当に責任のある仕事をしていると思うからこそ

関わる人に対して良い影響を与えられるようになるために

様々ことを知ることに対して貪欲にならないといけないと感じている。

 

大学院の学びや読書を通じて大量のインプットを行なっている中で

マーケティングだったりアカウンティングといった事だけではなく

人としてどうあるべきか?という問いについても考えることが多く

そんな考えを社内でも読書会という形で深められたらいいなと思い開催してみた。

 

はじめは、忙しいから誰も参加してくれないかなと思っていたけど

最終5人ものスタッフが参加してくれて本当に充実した1時間になった。

 

仕事について話すことって実務的な解決を急ぎがちだったけど

こうして本を通じて人として理解することを様々な立場や経験で話すことで

スタッフの考えを知ることになるきっかけができたと思う。

 

そして、手応えもあったので第二回読書会の本を探していて

会社のメンバーに進めてもらって

この「チーズはどこへ消えた?」を手に取った。

とても短い話で1日で読み切れるような内容だったけど

人としての本質がわかりやすく書かれていた。

 

一言でいうと変化に対応できない人は衰退するということ。

変化するということを前提に考えて生きれるかどうかで本当に人生は変わる

ただ以外と自分は出来てると思っているけど出来ていない人が多い理由も書かれていて

最近の色々な身の回りでの出来事を思い出し本当にそうだなと感じる一冊だった。

 

そして、自分も日々変わることを大切にとは言っているものの

本当に変われているか少し考え直す機会にもなった。

以外と自分では思っていても出来ていないという点が大切なポイントで

自分の根っこの大切にしているものをしっかりと認知して

強烈にそれに向かうことが大切ななのかなと感じた。

 

最近だと志として、自分らしく生きる世界を広げるみたいな事を

自分ごととしてのミッションにしようかと思っていたけど

その自分らしさを手にいれる前提に様々なことが変化していることを改め理解して

うまくいっていても、それが本当に継続するのか?

当たり前のように変化しても、

その思いを実現するために最短で変化を受け入れ行動できるか?

そんなことをふと考えさせてもらった気がする。

 

読書会の本にするかどうかはもうしばらく検討するとして

みんなで本を読み人同士の理解を深める上で

それぞれが深く人への理解に貪欲になれば

さらに良い仕事に繋がるんだろうなって思ったりしている。

そんな変化が今の楽しみなのかもしれない。

もし、このブログを読んでくださって、読書会おもしろそう!って

思ってくれたらこちらのフォームよりご記入ください。

もしやるってなったときにご招待させていただきます。

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大人になってからも成長できる

発達理論に基づいた人との関わりの中で成長できる理由

 

なぜ部下とうまくいかないのか

 

企業が大きくなっていくと、少なかった時には簡単だったことが

急に難しくなったりすることがある。

コトスタイルでも3人くらいの時から10人くらいになることで

いくつも想像していなかった難しさに直面することがしばしばある。

 

穴澤さんって人付き合いうまいねとか結構言ってもらえるんだけど

全然そんなことはないし、本当はものすごく苦手意識も強い。

MBAでもヒト系科目が一番難しいと感じていたし、

こう見えて、だいたい振り返ると人のことで悩んでいる。

まあ、経営は人につきるし、結局は人で悩むのも当然な気はするけど。

 

そういうわけでもっとスタッフのみんなとコミュニケーションをうまくとりたいと思って

なぜ部下とうまくいかないのかという書籍を読んでみたけど

発達理論に基づいて人が成長するフェーズについて小説風に書かれていて

すごくわかりやすかったし、理屈がわかると見方も変わることもあった。

うまくいかない原因がわかれば、アプローチを変えればよいという感じだろうか。

 

発達理論については、僕自身もまだまだ復習しないといけないと思うけど

このブログを読んでくださっている人にも是非知っておいてもらえると

何か良い影響があるかもしれないので、備忘録に記載しようと思う。

 

発達段階1 具体的思考段階

この段階は書籍では触れられなかったけど、成人期前のことであり

簡単に書くと具体的な物事しか思い浮かべて行動できない段階で

抽象的に考えることができないという子供の時期のことをさしていて

今思えば、何かを実現するためのアプローチとか今は考えられるような

先を読んで行動するということは確かにできていなかった気がする。

 

発達段階2 道具主義的段階(利己的段階)

極めて自己中心的で自分の欲求を満たしたいと思っている時期であり

他者の感情や思考を理解するのはおろか、他社を道具のようにみなしている段階。

おそらく独立したいとずっと思っていた30歳前くらいの頃の自分だと思う。

あの頃は本当に自分の事しか考えられていなかった気がする。

 

発達段階3 他者依存段階

組織や集団に従属し、他者に依存する形で意思決定する段階。

誰かが言ったことを鵜呑みにして物事を決定するという感じ。

そう思うと、ここは意外と早くに脱しているようにも感じる。

とにかく依存したくなかったし、何事も自分で決めたかったので

そう考えると、発達段階2が30歳ではなかったのかもしれない。

 

発達段階4 自己主導段階

自分なりの価値観や意思決定基準を設けることができる段階。

自ら行動基準を定めて主体的に行動する。

独立しようと行動に移しているということは、このフェーズに入っていると思う。

というより、独立できたから、このフェーズに入れたという言い方が正しいのかもしれない。

いずれにしても、自己主導段階を目指していたのは間違いない。

ただ、ここに利他的な精神があったかというと正直怪しい。

だけど、今は企業を経営する責任の範囲を広げてもらったことで

自分だけから、家族や仲間といった責任の範囲は広がっている。

 

発達段階5 自己変容・相互発達段階

自分の価値観や意見にとらわれることなく、

多様な価値観・意見などを汲みとりながら的確に意思決定できる段階。

的確にという言葉は怪しいけど、多様な価値観・意見を汲み取るという点は

正直3年間の大学院生活の中で養っていただいたように感じる。

一方で企業理念である人の成功を必死で応援する会社という考えとして

この段階の特徴である他者が成長することによって、自らも成長するという認識は

以前から全く持ち合わせていなかったわけではなく

その方法論に悩んでいたのかなと振り返って思う。

 

 

このように振り返ると発達段階5ですと自分で言ってるみたいで

なんか気持ち悪いけれど、仕事を通じて成長させてもらってきたんやなって思う。

まあまあきっつい仕事を成長のためやと請け負ってきたことや

資格取得や大学院に通うなど、貪欲に自己投資して学んできたことや。

無理してでも夢だった会社を作ったという人生の中で少しずつ成長してるんやと思う。

あと、そんな会社に多くのスタッフが入ってくれたことが今の自分を作ってくれたんだと

改めて思うし、本当に感謝の気持ちでいっぱいになる。

 

そして、今は関わってくれている特にスタッフのみんなにも

仕事を通じてこういった成長段階を駆け上がったほしいと切に願っている。

発達段階4とか5は目指してほしいなって。

そのためにあえて難しく接するときもあったりしたけど

確かに、一人ひとりの今の状態ということをしっかり見てあげるということも大事だった

一方的なレンズで強引に引き上げようとしても難しさがある。

一人ひとりの成長段階を丁寧に感じながら接することができるように

自分自身がもっと成長しないといけないなと思う。

ここんところは、しっかり内省をして、できるように変化していこう。

 

だけど実際に、これから仲間をどんどん増やしていこうと思っているから

厳しい言い方をすると、今の状態で満足していたら、結構やばいと思ってる。

めちゃくちゃ激しく変化する世の中だから、これは誰しも感じていないといけない

今やっている事は絶対にすべてじゃないし、出来ることだけをやる時代じゃない

人として成長し続けるということこそが能力化している気もする。

 

だからこそ、仕事というのは何かを成し遂げるだけじゃなく

成し遂げていく営みのなかで自らにも影響があるということを感じながら

自分と仕事と向き合って、自分なりに納得のいく道を選択してほしいと思う。

 

そんなことを書いていると

やっぱり、仕事を通じて人が成長する場所を創りたかった。

改めて、そうだったよなって思った一冊でした。

そこはぶれずにやっていこうと思います。

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自分を知るということ

EQ こころの知能指数を読んで感じたコト

EQ こころの知能指数

 

経営道場の課題図書3冊目はEQ こころの知能指数でした。

DAY1ハイアウトアウトプットマネジメントでは

部下の成果が最大の成果であるということを学んだ上で

では、いかにして部下に成果を出すような行動がとれるようになるか?

そんな問いが生まれて終わった。

 

そしてDAY2人を動かすでは、人との接し方について

原理原則を改めて復習するだけではなく

方法論として行うのではなく、本当にこころから想い行動できるように

相手の事を知ることについて意欲的ならないといけないと学んだ。

 

そして今回のDAY3では感情について学んだ。

人には感じる知性と考える知性がある。

前者がEQで、後者がIQと言われるが、この違いを知る事が

まずはとても重要であると学んだ。

 

人は感情が先に反応してしまう生き物である。

過去にも感情が先に動き、後から大きな後悔をした事がたくさんある。

これも、人というメカニズムがそうさせているという事を知る事ができれば

少し感情がヒートアップしているときは時間を稼ぐなど

自分なりの解決策を体験から蓄積することができるようになる。

 

感情が表れてしまった状態で、知性をいたずらに使うと

思ってもいない結末になってしまうかもしれない

実際に、本書でも数々の失敗の実話が記載されていた。

 

だからこそ、こうして自ら感情が先に動くという事を理解すること

そして情動を抑えて、制御することによって

はじめて知性を上手に使えるということを知ることの大切さを学んだ。

 

また、この情動は自分だけではなく相手にもあること

このことも忘れてはいけない大切なポイントだった。

人は感情が先に動く。いくら知識をつけても感情が動いてしまえば

冷静な判断はできなくなってしまう。

 

ハイアウトプットマネジメントのような組織をつくる為に人と関わる。

成果を最大化させるために人を動かすで学んだような方法をこころから取り入れる。

ただ、感情という予期せぬものに囚われてしまわないよいうに

感情という事が先に発動するという事を知り、コントロールするという事を意識づける。

意識は無意識化されるまでトレーニングする。

そのようなループで、人間力を磨く事が

経営を行う上でも必要だと改めて感じる書籍になった。

 

しかし、このような難しい本を一人で理解するのは本当に大変で

今回経営道場という学びから読書会の重要性を改めて感じている。

そろそろ、二回目の読書会をやりたいと思うし。

社内だけではなく、社外の人とも本を通じた場づくりをしてみたいなと思ったり。

 

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人と働くために知っておくべきこと

15年ぶりに人を動かすを読んで

経営道場という松下村塾的な学びのDAY2の課題図書

「人を動かす」15年くらい前に、まじで人生変えたくて読んだ本。

でも、ぶっちゃけ内容はあまり覚えていなかった。

 

そして、課題図書として読んでみたら

実際に取り入れている事が多くて驚いた

めっちゃ参考にしてたんだと。

 

ただ、読みながら感じたのはテクニック論になっていないか?ということ。

経営者として、現場責任者として、マネージャーとして

数々のリーダー的な仕事をさせてもらいながら

人に行動してもらう難しさに直面するたびに、この考えに立ち返れてたけど

それが表面的なものだったのではないかと思った。

 

本気で心から相手の気持ちや行動について考えられているか。

人の身になるとか、褒めるとか、命令をしないとか

逆に想ってもいないのに、動いてほしいと思ってうわべでいってるなら

相当ひどい人間だなって思う。

反省することも正直ある。

 

そして、本当に難しいことに直面したときにできていない事を思い出し

それが、うわべでやってきた自分の人間力なんだと思った。

 

本当に相手を理解するのって難しい。

でも、決してできないことではないと思う。

心から相手の事を理解するために、人のこころを学びつづけること。

今のタイミングであらためて気づかせてもらった。

 

大学院での学びを経て、この本で改めて会社で

読書会をやってみようと思う。

集まるかどうかはわからない。

でも、この本でみんなと話してみたいと改めて思った。

また、そのことについては後日書こうと思う。

 

そして後日談。

 

会社ではじめて読書会を開催してみた。

思っていた以上にたくさん参加してくれて

良い時間をすごすことができた。

 

それぞれ立場とか普段見ている景色とか異なるけど

だからこういう場所が大切なんだなって思った。

また違う本でやろうと思う。

写真は読書会の後に行った中華。

結局飲んでるっていう。笑

ほんとに、ええ子たちばかりで感謝。

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マネジメントとは

HIGH OUTPUT MANAGEMENT

3年前に学び始めたグロービス経営大学院の

最後の授業も終わり、一旦修了要件は全て獲得させていただきました。

ただ、正直なのところ、これで終われたとは思っていなくて

納得行くまでもう少し学び続けることにしました。

 

4回目の4月期は経営道場といって

松下村塾みたいな感じで本を読みながら自身と対話し、

さらに仲間と対話することで、自分を深めるという内容。

改めて、なぜ学んでいるのか、成すべきことは何かを探そうと

いつも通りのDAY1を過ごしてきました。

 

インテルの社長さんが書いた伝説の書籍で

内容は、まさに今学んでいる事が凝縮された感じ。

オペレーションや、人事、リーダーシップ

組織論などなど、、、普通に読み応えある。

さらに驚いたのは1984年にかかれていたという事。

何もない時に、このような体系立てた経営を

考えるだけでなくカタチにしていることが本当にすごいと思う。

 

当時ここまで丁寧に経営論について記載された書籍はなかったらしく

多くの経営者のバイブルになっていたという話を聞いて、ただただ、凄いなと。

 

何もないところから実践を積み重ね

今MBAで学んでいるようなものを作り込まれるという

実践力は半端じゃないと思うし、見習わなければいけない。

 

また、そんな偉大な人が経営論を探求した結果

究極は人であるということが書かれていることにも共感した。

 

一番の刺さったのはマネージャーの仕事が

部下の成果でしかないという言葉。

権限委譲によりいかに成果を出せるかということ。

 

僕自身も20代のころに部下の仕事をみるように言われたけど

なかなか仕事を任せることができなかった。

このことについても、おせっかいだと言い切っており

今だからわかる共感がものすごくあった。

 

むしろ権限委譲をしないという事が

どれだけ将来の成長に対して機会損失を生んでいるか。

もちろんマネージャーとしての責任だったり

やりたい仕事や手放したくない仕事というものへの理解もあるけど

マネージャーならば理解しなければいけない事だと読ませてもらった。

 

そして、今の組織でも。

そんな事に直面しながらも、ものすごく難しく感じている人が多くいる。

そんなリアルが僕たちにとっては大切な課題だと感じてる。

 

では、そんな課題をどのように解決していくか。

その解決策として重要なキーワードが人であり

人に対する人間力を磨かなければいけないという話につきる。

 

まずは僕からスタッフへ。

そしてスタッフからスタッフへと。

 

組織として権限を移譲することに前向きでいられるような

組織風土を作っていこうと思う。

 

人に任せるということによって、人が成長する機会を生み出す。

そして仕事を通じて、組織と仲間が成長できる場をつくる。

本当に仕事は奥深いくておもしろいと思う。

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他者と働く

当たり前だけど、当たり前にできていない大切な事。

相手のことをわかろうとする気持ちからはじめる。

これにつきるのかなと思った本だった。

仕事だけじゃなく、プライベートにおいてもそうだけど

人間って一人では絶対に完結しない。

だけど、一人の方が簡単に成せる事が多い。

だからつい一人で物事を成そうとしてしまう。

 

でも仕事なんかは社内だけじゃなく、お客様だったり

様々なステークホルダーとの関係性が成果に大きく影響する。

しかし双方に、それぞれのナラティブがあって

双方にこうしたいという強い想いがある。

これが対立してしまうと本当にしんどくなる。

 

では、どうすべきか。

 

相手とのまずは溝を知る。そして相手のストーリーについて考察する。

決して簡単なことではない。

そんな簡単ではないことを成すための

対話力を鍛えていくことが解決に繋がる。

 

自ら経営を行っていると、ついつい自分目線で完結しがちになる。

これはとても危険なことだと、とても注意しないと気づけない。

 

でも、それではだめで、やっぱりよりよい成果を目指すために

この本にかかれている対話から始める共存を

積極的に取り入れるということが、とても大切なんだと感じた。

 

それぞれ育ってきた環境も、経験や体験も違うから

価値観すら異なるのが当たり前の他者が

近いことは考えていたとしても、同じことまでを考えるには至らない。

 

だから、その人のことをもっともっと深く知るということ

この知るという相手からはじめようとする心構えが

この先も大切な他者との共存、そして他者と事を成すために

改めて大切なことであると感じる一冊だった。

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