創業三〇〇年の長寿企業はなぜ栄え続けるのか。

企業を存続させる為に考えるべき事。

グロービス経営大学院で経営を学びはじめてから

約2年が経とうとしているが、本当に多くの学びを得ている。

経営戦略、マーケティング、財務、リーダーシップやマネジメント

ここに来なければ、知らずに過ごしていた事ばかりで

経営を行うという事に対する課題意識がとても高まっている。

 

経営について何も知らない状況で10年も続けていた事は

本当に奇跡で、ぼくは本当に運が良いとつくづく思う。

良いスタッフに恵まれ、良い職人さんや協力会社さんに恵まれている。

そして、お客様も素敵な方ばかりで、日々感謝しかない。

 

そんな、10年続けさせてもらい、経営を学びなおしている中で、

3月に3日間缶詰でファミリービジネスマネジメントという授業を受けた。

その課題図書として、「創業三〇〇年の長寿企業はなぜ栄え続けるのか」を読んだ。

読んだ感想としては、これまでの経営に対する学びが詰まっているという事と

ファミリービジネスには独自にやらなければいけない事があるという事だった。

 

この科目を履修しようと思ったのは、ファミリービジネスが

人気の科目で取れない人もいる事と、とても身近な問題だと感じているからで。

子供に継がせたいとか、そういう理由ではなかったけど

存続するためには、様々な事を想定し考える必要性を学んだと思う。

 

将来もコトスタイルという企業を永続させ発展させ続ける企業にしたい。

この気持は変わらずに持っているが、そのやり方について考える余裕なんてなかった。

また、日々接するお客様の多くがファミリービジネスであったことも、

この科目を受けた理由のひとつでもあったので

そういう点では、お客様にもしっかり還元できれば思っている。

 

ファミリービジネスは大企業と違う点が多いと感じていたが

決してそういうわけではなく、あのトヨタでさえもファミリービジネスであり

ファミリービジネスにはファミリービジネス特有の強みがある事を学んだ。

ただ、今ベンチャーマネジメントという科目を受けているので

また、違った強みや考えがあることを学ぶ事によって

本当に自社は、どちらのような環境が合っているのか等考えることが多い。

 

ベンチャーマネジメントについては、また改めてブログにも書きたいが

今回、ファミリービジネスにおいては世代をいかに繋ぐかという問題や

企業として、いかに地域との関わりを持つことが重要かという点や

ファミリービジネスならではの、人材育成に対する考え方を学んだ。

 

何よりも、企業を存続させる為にすべきことは何か?

そして、企業を経営するという意味は何かという問いは

ファミリービジネス・マネジメントだけではなく

ベンチャーマネジメントや企業理念と社会的価値、企業家リーダーシップ

といった科目へと引き続き考える機会につながっている。

 

そして、そんな問いに12期が終わり13期を迎える7月には

今の自分自身の志と共に、企業の進むべき方向性を

出来る限りの言葉で現せるようにしていたいと思っている。

 

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パーパス経営

資本主義経営から志本主義経営へ

グロービス経営大学院で学びはじめて2年。

経営の戦略やオペレーション、マーケティングに対する考え方や

人材面や、財務面について学んできたし、だいぶ理解も深まってきた。

そして、それぞれの学びは単独ではなく、繋がり始めた。

 

今の段階で一番重要だと感じている事は、

全ては戦略に繋がるという整合性。

全ては戦略に対して意味をもった戦術でなければいけない。

しかし、そんな戦略をたてる為には、

業界の定義を見極めないといけない。

そして、業界について、深く考えなければ戦略は立てられないと気づく。

 

そんなことを考え始めると、

その業界でなんのために働いているのかといった問いに行き着く。

そして、自分たちの存在意義としてのパーパスを

言語化しなければと思い、この本を購入した。

 

この、なんのために働いているのか、ということを

コトスタイルに関わって頂いている人に対して

堂々と大きな声で言えるものでなければいけないと思った。

資本主義経営から志本主義経営の転換期であること

損益計算書や貸借対照表には出てこない企業としての価値とは何か

このような方向に企業は変化している。

 

“自社ならではの志を高らかに掲げることから始めなければいけない。

そして、社員の心に火をつけ、顧客、パートナー企業、コミュニティメンバーへと

共感の輪を広げていかなければならない。

そうすれば、志本主義の時代の新しい旗手に躍り出る事ができるはずだ。”

本書より

 

さいごに、この一文を読んで、本当にワクワクした。

高い志を、共に広げるという事がいかに素晴らしいか

それを、実現できるために、今一度経営に向き合いたいと改めて思った。

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企業のすべては人で始まる

サービスの質をあげ続けようとしているか

MBAサービスマネジメントの授業で紹介してもらい

いくつか読もうと思って購入していた本もあったけど

授業の内容が重要すぎることばかりである事と

すぐに自社に取り入れなければいけない事が多かった為

真っ先に読むことにしたけど、読んで良かった。

 

サービス業の定義はとてもむずかしいけど

以前から僕たちのやっている仕事に対して

建設業でもなければ不動産業でもなく、サービス業だと

個人的には捉えて経営してきたつもりだった。

 

言葉では、無理やり売ってはいけないとか

本当に喜んで頂ける仕事をすれば自然と売上は上がるよと

伝えてきたつもりだったけど、全然本書には及ばない。

そして、サービスを企業に浸透させる為に重要な人に対して

リーダーとして行うべき重要な事が溢れていた。

 

素晴らしい言葉がいくつもあったので、備忘録として残しておこうと思う。

 

“利益にばかりこだわれば、企業のこころは育たない。

結局のところ、利益にばかりこだわる企業は、

従業員が方向性や目的を失い、顧客を失い、やがて利益も失うだろう。”

 

”我社では、従業員全員に、顧客に対するサービスの質の改善に

積極的に参加し、ともに働く人材の育成にも参加する事を奨励している。”

 

“人はこれからもいっしょに働き、何かを生み出し、サービスし、

人の役に立つ中で、自分の技能や才能を伸ばし、独創性を発揮し、価値を高めていく。

企業は人が価値を生み出す舞台だ。

自分がどういう人間になろうとしているかで測られる価値、

自分が何かを生み出そうとしているかで測られる価値、

自分たちの一致団結した努力がどれほどのものであるかで測られる

価値を生み出す舞台なのだ。”

 

“どの企業でも、将来の社運はひとえに従業員の働きぶりにかかっている。

将来のリスクも、彼らの手に握られている。

たえず自分たちに成長するのは、できればよいというものではなく、

しなければならないことだと言い聞かせている。

そして、成長が止まったときには、変化を起こさなければならない。

変化を起こす力もないところには、チャンスも安心感も生まれてこないだろう。”

 

“現実に学習は生涯続く。もうこれ以上学ぶものがないと

安心していられる境地にはとうてい到達する事はできない。

一生が学びの場であり、なかでも大きな比重を占めるのが職場だ。

企業も基本的には学習するところであり、

その機会は事業に直結した分野を超えて広がっていく。

 

“どの会社も、リーダーが将来について何らかの約束をし、

従業員がそれを信用しなければ、充分に力を発揮することはできない。

リーダーは自分の「公約」を果たさなければならない。”

 

お店づくりを変えようと創業して12期目に入っているが

常にサービスの質を高める事を真剣に考えられているか

もっともっとやるべき事があるはずで、それを創出する場を

社員と話し合う場を設けなければいけないのではないか。

僕たちは必ずもっと良いサービスを提供する事ができる。

ただ、それは僕のリーダーシップにかかっている。

本当に今、読んでよかったと思う。

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組織はなぜ変われないのか

今の時代の組織にあるべき姿とは

MBAヒト系科目では何度も聞くジョン・P・コッター氏の新書。

今年は文化を創るというテーマを持って経営に挑んでおり

今の時代における、組織のあるべき姿は知っておきたいと考えて読んだ。

 

組織はなぜ変われないのかというタイトルからも

世の中が急速に変化している中で組織の変化が重要である事。

人の集合体である、組織を変えるという事が極めて難解である事。

そんなふたつのテーマが容易に想像できる。

 

今、我社でも様々な取り組みを行いはじめている中で

安定して一貫性のある成果を生み出す為には

マネジメントのプロセスはとても重要であると学び

特にマネジメントのプロセスの見直しを行っているが

知らなかった事が恥ずかしいくらい、当たり前のことだった。

 

働くという事に対する評価や報酬に対する納得感。

企業のビジョンに同調できる人を採用する基準の設定と育成。

その人の実力や期待に応じた配置。そして退職プロセスまで。

まずは、ここまでは必ず構築しようと思う。

 

また、それらは最低限のHRシステムと言われるものであり

このような不確実性の高い時代においては、様々な業界でイノベーション

さらには、有効な変革を実現する事が企業に求められているが

そこで重要なのがリーダーシップになる。

そして、僕自身は経営者として、このリーダーシップを磨く事も

自身の課題として日々内省を続けている。

 

ただ、この本から学んだ事は、一人のリーダーシップではなく

今は大勢の人がリーダーシップを発揮できなければいけないという事だった。

アジャイル型の組織形体やプラミッドとフラットのハイブリッド等

いくつかの組織の形についても記載されていたが

それよりも、ひとりひとりがリーダーシップを発揮できるという点は

大きな影響を受けたし、現場のプロジェクトリーダーであったり

新規事業におけるリーダーなど、僕たちも確かにそのような機会があると感じた。

 

リーダーシップとは。

激動の時代に人々を鼓舞し、新しい状況に適応して成功を収めるように促す。

よりよい未来へのビジョンに基づいて自ら波乱を巻き起こし

ほかの人たちを鼓舞して適応を後押しすることによりビジョンの実現と繁栄を

成し遂げようとすることで、過去にも大きな変化が生まれてきたように

組織のできるだけ大勢の人がリーダーシップをとる事で変化を起こせる。

リーダーシップは一部のカリスマ性のある人だけが担うべきではなく

誰もがなんらかの形で実践できる行動である。

 

リーダーシップとマネジメントの違いについてはMBAでも学んだが

このような両輪こそが重要だと改めて気づかせてもらえる本だったと思う。

やはり、何事も整合性やバランスを取りながら強い推進力で進むことが重要だと思う。

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振り返り

ありたい姿を描きギャップを埋める日々

少し前になるが、久しぶりに大学院に行ってきた。

息子は中学受験、嫁は同行、次男は1学年上の公式戦、長女は妹に留守番をお願い。

相変わらず、一人一人がありたい姿に向かうために行動している。

 

そして、自分は大学院の学事イベントである振り返りセッションへ参加。

普段オンラインが中心なのでクラスメイトとはいえ会うのは久しぶりで緊張した。

だけど、話始めれば止まらない。理由は目的が同じだから。

それぞれ自分のありたい姿を実現する為に経営を学びに来ている。

 

そんな仲間と一年の学びを振り返りる3時間を過ごさせて頂いた。

やってみて感じたのは立ち止まる重要性。

昔は立ち止まるタイミングが用意されていた。卒業や就職、転職など。

その都度真剣に未来のことを自分なりに考えていた。

 

ただ、この歳になると振り返るタイミングは用意されていない。

そして、なんとなく、なんとなく時間を浪費している。

これがとてももったいない事はわかっていても、気づけば時間だけ過ぎている。

なんとなくという言葉が心地よくさえなってしまっているかもしれない。

 

今回たった3年経営を学ぶという期間の中で振り返るタイミングをもらい。

同級生と共に振り返りを共有したけれども、みんなが反省していた。

あの時の考え方は浅かったという言葉が溢れていた。

大きな自己投資をして学びにきている意識の高い人たちでさえだ。

大企業で働くひとや、経営者の方等、今に満足せず、志の変化を真剣に考えていた。

それは、もう本当に強烈に刺激的な体験となった。

 

時間の使い方は、人それぞれだけど、使い方次第で人生は大きく変わると思う。

そして時間の使い方を、比較するという事を知る事が重要だと気づけた。

今の環境だけでなく、大きな枠組みで比較する。

そうした時に本当にありたい姿に対して行動出来ているのか。

やるべき事は整理されて行動に移せているのかといった事を自問し続ける。

 

今回、振り返りという時間をわざわざ大阪まで行って気づけた。

そして、立ち止まって自分を俯瞰して見る重要性に気づけた。

止まらないと見えない事に気づけた。

走るだけが良いパフォーマンスではない。

止まって見る事で気づく事も大切で、止まって気づいた

大切な視点で行動に移すことが出来れば

さらに良いパフォーマンスが出来ると思う。

 

サッカーでも

観て、判断して、プレーすると言う。

観て、判断して、プレーするからこそ

振り返る事が出来ると思う。

 

人生はたった一度、後悔しない為に真剣に自分に向き合って行こうと思う。

今に満足してしまって本当にいいのか、これを見た人には考えてほしい。

そして、行動に移してほしいと思う。

行動に移そうと思えば、多くの選択肢に気づき、また考える。

だからこそ、振り返るという事が重要なんだと思う。

 

変化することを終わりにした人には、終わりが訪れる。

ベンジャミン・フランクリン

残り1年は、さらに深い経営学を学ぶことができる。

自社に持ち帰り、学びを実践に活かし、自らの志を叶えたいと真剣に思う。

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言語化力

生き様にめっちゃくちゃ共感

グロービス経営大学院でのセミナーがめちゃくちゃ面白かったので

速攻でポチったThe breakthrough Company GO の三浦さんの本。「言語化力」

言葉で人生変わるぞ、というくらい、言語化にこだわれという内容で

自分はまだまだ言葉にこだわってないけれど本当に人生変わると思う。

 

共感ポイントは3つあって、1つ目は人生を書き換えるという事。

面接なんかで自信なさげに話す人が結構いるんだけど

めちゃくちゃもったいないと思って聞いているし、時には不採用でも真剣に伝える。

例えば、自分も最近までは高校時代はサッカーの競合高校の補欠だったんです。

なんて言ってたけど、選手権に出るチームで高2で2ndチームって言い換えてる。

それだけで、なんかすげーやんって!なるし、言葉ってめっちゃ大事って感じる。

 

2つ目は仕事に対する言葉の表現についてのはなし。

このあいだも書いたどんな仕事をしているのかという話で

図面を書いているのか、店を作っているのか、人があふれる場をクリエイトしているのか

やっている事は同じでも、言葉によって全然スケールが変わる。

これは、絶対に取り入れてほしい。

 

3つ目はヒップホップがめっちゃ好きだという事。

そういえば、大学でDJやったりダンスやったりヒップホップにはまってた。

DJの先輩にニューヨーク連れて行ってもらったこともあるくらい。

当時建築の学校ではなかなか自分の作品づくりがうまくできなかったけど

なにか表現したいというところは、きっとここが原点なのかもしれない。

 

まあ、この3つって言ってみ、というのも実はこの本から学んだ事で

実践してみると、まあまあええ感じで3つの共通点を見つけられた。

しかし、めちゃくちゃ熱い本で、年始からめっちゃ刺激もらえた。

言語化ちょっとこだわって、やってみようと思う。

人生自分次第で、しょうもなくも、おもろくもなるし、おもろくした方が絶対いい。

 

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影響力の法則

多様性を受け入れ組織を最大化させる

2023年今年もたくさん本を読もうと思う。

経営学を学び2年弱が経つが、実践の場において

あの時の学びが今、目の前で起こっているという事が

度々、起こるようになっている。

 

そんな時に、もちろん過去の学びを見返して

自分がベストな判断だったかを内省する事で

学びを自社に持ち帰ることが出来ているか。

持ち帰る事で、ありたい姿に近づく事が出来ているか。

常々考え続ける事が重要だと思っている。

 

そして今年、いくつもある読みたい本を追い越し

前倒しで読んだのが、影響力の法則だった。

PWI(パワーと影響力)という授業で人間関係の難しさを学び

いかに、ありたい姿に向けて協力関係を構築するかという内容で

知らずに人生を歩むのが危険だと感じる程の学びだったが

いざという時に一番判断に悩むものでもあった。

 

改めて読みながら感じた事は、素直さがとても重要である事。

意外と人同士は、勝手なイメージを持ってしまっており

さらにそのイメージが勝手に大きくなってしまうようである。

だからこそ、何かうまくいかない時には、思い切って腹を割って聞くことで

物事をうまく進める事を可能にできるという内容もあった。

相手にとってのカレンシー(価値)が何かを、じっくりと考える事が重要だと理解した。

気が知れた仲間にこそ、このような見えない壁があると知ることが重要だと思う。

 

そして、カレンシーという概念がとても重要である事も復習できた。

人と人は価値を交換しながら良好な関係を構築している。

しかし、そのカレンシーを一方的に判断してはいけない。

カレンシーは人それぞれの価値観で大きく異なるため。

 

この先、スタッフが増える中で、一人ひとりと向き合う事。

それが、僕がコトスタイルやグッドランプを通じて実現したい事を

達成する為には当然欠かせない事だと思う。

そしてスタッフのみんなにも、ありたい姿を実現してもらう為にも

お互いのカレンシーについて、いかに考えるかという事の重要性を

日々のコミュニケーションの中で伝え続けたいと思う。

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青天井でビジョンを描こう。

グロービス経営大学院に入学して。

2021年4月に単科生としてグロービス経営大学院で学び始めて1年半。

本当に自分の中での経営に対する考え方が大きく変わった。

基本的な思考法から財務諸表の見方や予測における知識

人材に対する考え方と、いかに人と関わるかという考え

自社だけで考えてはいけない経営戦略の基本と、外部環境の分析方法

他にも経営者として、当然に知っておかねばいけない事をたくさん学んでる。

 

そして、中でも自分に対する考え方を幼少期から見直し

なぜ、今自分がこのような仕事を行っているのか

自分の仕事に対する価値観や、その価値観の理由を

改めて考え言語化し人に伝える事でさらに気づきを得たという学びは

これからの人生をいかに生きるかという事に大いに役立つと思う。

 

経営を体系的に学ぶという目的で入学した場所はただ学ぶだけではなかった。

幕末の志士ではないけど、本気で今の時代を創造し変革する志士になるための学び舎だった。

そんなとんでもない学び舎で共に学ぶ同志たちと共に

来月学長セッションという創立者の堀さんと会う事になってる。

 

学長セッションを前に、ふたつの本を読んで来るようにとのことで

吾人の任務創造と変革の志士たちへを読んだ。

半年前に入学式を経て、自らがたてた志は

経営者としての素養を磨くことによって関わってくださる人と共に成長できる組織を創る

入学の動機は経営する会社の規模が大きくなり始め

我流で行ってきた経営に限界を感じ始めた事だった。

こんな自分についてきてくれる数名のスタッフを

責任をもって成長させてあげて、幸せな人生を送らせてあげたい。

そのためには、自分がもっともっと成長しないといけない

そうして入学して、この志を自分の目標においた。

 

この志については決して間違っていないし

成し遂げないといけない気持ちは変わらないけど

グロービス経営大学院を創立するまでの学長のエピソードを読み

もっとやらないといけないという思いが強くなった。

青天井でビジョンを描かないといけない

届きそうな目標で満足していたらいけない

まだまだ人生半分くらいなんやから、あと半分必死でやりきること

世の中に示して子どもたちに背中みせてやれることを考え続けないといけない。

ほんで、その暁には、関わる全ての人を幸せにしなければいけない。

それが、ほんまにやらないといけないことやと思った。

自分の天井を自分で決めてしまった時点で人生決まる。

俺も青天井で物事語れるように、ビジョンをたてれる男になろうと思う。

ほんで、その為にひとつひとつしっかりと決断できる男になろうと思う。

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10年振りに読んだ。(ニサツメ)

ストーリーとしての競争戦略

いやー、10年振りに読んだー!!!500ページ!!!

10年前に比べたら全然読めたー。というのが本音っす。

10年前は総武線に揺られながら睡魔と戦いながら読んでいたので

実際は15年ほど前なのかもしれない、、、

いや、これ2010年に発売してるから12年前か、、、

いずれにしても、内容全然覚えていなかったという、、、

ただ、めちゃくちゃ今読むとわかる。

 

そして、意外にも10年前に読んだ事を実践でやっている気がした。

まあまだまだではあるが、うちにもまあまあいいストーリーとしての競争戦略がある。

きっと10年前に必死に読んだのが、頭の超隅っこに残ってたんだと思う。

10年前の自分を褒めてあげようと思ったというのは冗談ですが

あらためて、うちの強みみたいなところを深く考察する事はできた。

 

優れた戦略の条件は模倣しにくいのではなく、模倣しないという概念

これは、まあ狙ってたわけではなかったんだけど、クリティカルヒット。

今振り返るとたしかにそうだなという感じになっていた。

 

とっかかりの経営戦略としては、いい感じになっていると思うので

もう少し繋がり、整合性のところをしっかりと見極めながら

この戦略上に描く、社会をもっと強くイメージしながら

組織のメンバーが強い共通価値を持ってそれぞれの業務が行えるように

より磨きをかけていけると良いかなと思った本でした。

 

さいごにストーリーとして戦略を描くことで終わるのではなく

いかに、メンバーがひとつのストーリーを共有して

言い方は筆者もどうかと言ってるが共犯意識を持てているかが重要。

やはり、経営者として一番の仕事は戦略を伝える事なんだど思う。

 

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あすか会議。

頭が冴えすぎて眠れない事があると知った二日間。

(※写真はグロービス経営大学院より)

 

昨年から通い始めたグロービス経営大学院

経営を一から体系的に学びたいと思って門を叩いて

今年4月に入学式を経て本科生となり

はじめての学校行事「あすか会議」に行って来ました。

 

京都の国際会館に全国から1500人もの同志が集まって

ウクライナ戦争をはじめとした世界の変化について

ビジネスに重要な事について、スタートアップについて、

人について、食について、地方創生について、マーケティングについて

すごい熱量の中で、まさに知のシャワーを浴び続けました。

 

ヤフーCEOの小澤さん、ユーグレナの出雲さん

カフェカンパニーの楠本さん、カヤックの柳澤さん

もう、まじで憧れる人たちが目の前にいて

未来を見て熱くディスカッションを繰り返されていた。

 

それに加えて普段からバチバチと毎週ディスカッションしている

意識も高いし、頭も良いし、何より熱すぎる奴らと

対面でめっちゃたくさん会えた事が何より楽しかった。

そして、自分はもっと頑張らないといけないという刺激をもらった。

 

素晴らしい2日間を体感しながら体はクタクタなのに

なぜか夜中に目がパチッと開いて眠れない。

なぜなんだろう、疲れてるし、明日も早いのに、、、

そして寝不足で2日目の会場に向かったらみんな同じ事言ってて笑けた。

みんな刺激受けまくって頭が冴えすぎてたんだとわかった。

 

あれだけ出来るやつらばかりなのに、みんながそんな感じで

おいおい、まだまだ上目指してやりまくらんとあかんやん。

もっと、志高く、自分の可能性信じて出来ると思ってええやん。

この素晴らしい環境を絶対自分のものにせなあかんやん。

もう、今から何ができるか考えなあかんやん!という感じて

多分、全員が思い思いに感じてあっという間の2日間を体験して

また、各地方へと帰っていったんだと思う。

 

で、そんなめちゃくちゃ熱かった事を振り返ることで

さらに言語化を重ねて成長できると教えてもらって

仲間が思い思いの事を振り返ってフェイスブックとかで話しているのを見て

一週間経ってしまったけど、自分も振り返ろうと思う。

 

[考える幅と深さを広げる]

トップで経済を牽引するビジネスリーダーの人たちは

全く違うスケールでモノ・コトを考察して自分ごとにして語っている。

今の自分の幅でいいのか?もっと広げることは出来ないか?

この考える幅と深さは自分の課題だと感じた。

 

[経営者を演じるという事]

強烈な言葉のインパクトと人を引きつけるオーラ。

知識も豊富で理屈も天才。そして面白すぎるユーモアを持ち合わせる。

この人達って演者なのかなって思って見入ってしまうくらい。

間違いなくその場の雰囲気で会話やアイデアが生まれているし

シナリオなんて絶対にない、てかいらないんだろうという感じた。

 

お互い普段はバチバチなのに、今日はユーモアで戦ってる

でも、結果的に会場は一体となっていて、

経営者ってこんな事もできないといけないんだと見入ってしまった。

いやいや見入ってる場合じゃなくて、俺もそっち目指してたやん。

そう思えた事が一番の気づきかもしれない。

 

[ロールモデルを作る]

日本のスタートアップは少ないのか?

アメリカに比べたら少ないけど、決して欧州やアジアと比べたら

少ないというわけでもない。→事実を知ることがまず大切。

 

では、日本のスタートアップを増やすためには?

スタートアップを生み出しやすいエコシステムを早く構築する。

これは結構みんな知ってる話。

でも、それだけじゃだめで、実ももっとスタートアップの

ロールモデルを作らなければいけないという話。

 

シリコンバレーでは、えーあいつが独立したの?とか

こないだ独立したやつが会社戻ってきたよとか日常会話レベルらしい。

それくらい日常にロールモデルとしてのスタートアップがあるから

キャリアとしての選択がしやすいということだった。

 

それを聞いて思ったのは、僕たちも一緒だなということ。

シリコンバレーとは規模感は違うけれど

飲食店や美容室だってスタートアップだし

もっと京都でお店をつくるというロールモデルを作らないといけない

お店を出した人がどんな仕事感でどんな人生送ってるかとか

こんな事考えてるから眠れなくなったんだと思う。笑

 

[ビジョンは未来から逆算しろ]

ビジネスモデルは熱い想いと緻密に計画された戦略のどちらも大切。

ただ、結構経営者は想いからはじめて後追いで計画や戦略がより強固になっていく。

やりながら事実を再確認し戦略を構築し続けた結果。

気づいたらすごいものになっている事も多い。

 

今までは新しい事をするときはスタートのワクワクを大切にしてた。

でも経営を学びはじめたら緻密な計画性やロジックの重要性を強く感じる。

だけど、これ結局どっちもないといけないということだった。

 

そして現在だけを切り取るんじゃなくて未来をもっと知る事も重要と教えてもらった。

未来の人口はどうなるのか?であれば生活はどう変化するのか?

その時に自分たちは何を出来て何をするべきなのか?ここはワクワクしてくる。

そして、それを具体的にどんなアクションで進めるのか。これには緻密な戦略が必要。

そして大切なのは未来から逆算する事がいいよって語ってもらった。

この言葉はずっと閉まって置くと思う。

 

[街のビジョンを持つ]

京都の街がこんな風になるといいな。

それくらいの気持ちで経営していたけど、全然足りない。

もっともっと考えないといけない。

なぜそうなっているべきなのか?

ここはめちゃくちゃ考えさせられる部分。

 

[ファンに向き合う]

ファンなんて言い方はちょっと違うのかもしれないけど

お客様の言ってることをもっともっと取りに行くべき。

というよりもお客様の方が知っているというくらい

謙虚に学ぶ姿勢と自分のビジネスに向き合う事が大切。

企業として伝えたい事に固執してしまってはいけない。

 

[前例のないことをやるときのコツ]

叩かれてもめげてはいけない。

やりたい事をやり抜く。

うまく行った時、廻りは手のひらを返すから

自分の決めた事を信じて続ける事が大切。

 

[競合対策とは自分と向き合うこと]

競合対策を競合が現れてから考えてはいけない。

それよりも常に自社をどう倒せるかを考える事が重要。

考え続けた先に解決策は見える。

 

まだまだあるけど、思い出しただけでも本当に多くの知のシャワーだった。

全部ジブンゴトとして受け止める。

全部成果につなげてやる。ものにしてやる。

そんな風に思って過ごした2日はあっという間に終わった。

一週間経って、少し落ち着いて来たけど、思い出すとフツフツと熱くなる。

最高の時間を過ごせて本当に良いスタートが切れた。

 

前夜祭は前日までオンラインで授業受けてた

たくさんの仲間が焼肉つついに来てくれた。

 

はじめてリアルで会う人もいっぱいで

普段はオンラインだからちょっと順番待ちながら発言したりするけど

もう、ガンガン言葉が飛び交って最高だった。

マーケティングの授業のメンバー

講師はマクドナルドで社長室長やマーケティング部長を経て

メルカリ執行役員やSHOWROOMのCOOを経て

今はご自身の会社ALMOHAの代表を行いながら

グロービスの講師をやりながら、ビジネス庁で働かれている唐澤さとの写真。

めちゃ尊敬してます。

 

大阪校のセクションCのクラスメイト。

この歳でクラスメイトが出来た。

 

大阪校のみんな。

長い友人になれるといいなあ。

 

というわけで熱くなりまくったあすか会議。

さいごに第三分科会の時に勇気を振り絞った質問のシーン。

友達が動画とってくれてました。

 

来年の目標は震えずに質問する事。笑

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