ベンチャーマインドとは

イーロン・マスクのメッセージから感じたコト

なんの為に働いているのか?

当社では、昇格のたびに、この問いについて書いてもらいます。

今まで何枚も読ませてもらいながら思うことは

本当に答えは人それぞれで、価値観の多様性を感じることです。

そして、僕自身も振り返りながら答えが変化している事に気づきます。

 

でも、なんの為に生きているのかくらい重要で

仕事をしている人たちは、本当に考え続けないといけない

本当に大切な問いだと改めて思ったので

備忘録として、ブログに記載しておきます。

 

会社とは?仕事とは?善い行いなのでしょうか?

例えば、自動車という便利な乗り物を作っている会社は

環境問題に対して悪影響を与える側面がある。

僕たちも、お店を作るという仕事をしている一方で

もしかしたら、厳しい労働環境を生み出しているかもしれない。

気づかないところで、何かしらの悪い影響を与えているかもしれない。

 

ただ、悪い側面だけの影響では決してなく

自動車がなければ、物流は止まり社会は停滞する。

移動手段がなくなり、おばあちゃんに会いにいけない。

お店がなければ、街に賑わいがなくなってしまう。

といった、良い影響を信じて仕事をしてえいる人がほとんどだと思います。

 

一方で、少し前に話題になっていたTwitterの買収に対する記事を見ながら

イーロン・マスクという人について、ベンチャーについて

正直凄いけど、ゲーム感覚というか、怖い印象すら感じていました。

テクノロジーを駆使して新しい価値は生み出しているけど

マネーゲームを楽しんでいるような、、、

 

でも、実は本気でピュアな気持ちで

テクノロジーによって、社会的課題を解決しようと考えていると知りました。

テスラという会社で、持続可能なエネルギーを生みだす事に対する

インタビューを拝見させてもらったので、是非共有したいので貼り付けておきます。

言葉と共にイーロン・マスクの表情や目を見ていると

野心なんかではなく、心から実現したいという希望が勝っていると感じます。

これこそ、ベンチャーマインドやなあと刺さりました。

 

自分はまだまだ、可能性を信じ切るほどの壮大な思いを描けていない

尊敬の念と共に、悔しさを感じました。

 

今の社会に対して、問題だと感じている事があれば

それに向かって本気で解決する為に動けばいい。

失敗を恐れたり、今の環境を守ろうとする時間なんてない

それくらい、俺がやらないと誰がやるんだってくらいに

気概を持って進む事がベンチャーマインドなんだと気付かされました。

 

コトスタイルもはじめは、お店づくりに対する違和感から

もっとお店づくりを良くしたいと考えて生まれた企業です。

そんな、ベンチャーマインドが今あるのか。

まだまだ、僕自身が根っこにある思いをしっかりと言葉にしなければいけない。

そして、ともに働く仲間へと伝え続けなければいけない。

企業として、なんのために働いているのかを、、、

 

今週末は1年ぶりに大学院の大きなイベントがあります。

大学院に入学するきっかけとなった「あすか会議」

昨年の熱い2日から、もう1年も経ったと思うと気持ちは焦る。

今年は、さらに成長して参加できる事を楽しみたい。

そして、さらに今の想いをさらに刺激させる2日にしたいと思う。

 

たくさんの学友とも会えるのも楽しみだし。

壮大な何かを掴めることは確信しているので

よりしっかりした言葉だけでなくロジックとして

持って帰ってきたいと思う。

そして、改めてベンチャーとして跳ねたいと思う。

 

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信念に生きる ―ネルソン・マンデラの行動哲学―

偉人から学ぶ DAY2

今回は南アフリカ共和国でアパルトヘイト言われる

人種隔離政策と戦い続け、大統領となり、一大改革を成し遂げた

ネルソン・マンデラさんの自伝を読ませてもらった。

 

27年もの間、収監され、その中で自身を磨き続け

人生の多くの時間を差別問題に向き合われたからこそ

今の世界があると言っても過言ではない。

そんな、偉大なことを成し遂げた人から何を学ぶか。

 

経営大学院では、経営戦略やマーケティング、財務等以外にも

このような、自分の生き方を問う授業があり

3ヶ月自分と徹底的に向き合うという事に、今挑戦している。

 

このネルソン・マンデラさんから学んだことは

方向性を決め、急がずに長い時間をかけて成し遂げる為に

方向性はじっくりと考える。そして急いで決断しないということだった。

一言で書くと浅くなってしまうし、自分の受け止め方は

まだまだ、理解が低いと思う。

 

だけど、27年もの間収監され続け

機会を伺い。その機会を成功させるという事は

人生において、自分のありたい姿や

自分が世の中に対していかに影響を与えることができるかについて

深く考えさせてもらえる機会となった。

 

そして、その中でもいかに人を考察できるか。

考察というと、なにかいやらしく感じるかもしれないけど

本気で人を理解しようとすることの大切さを学んだ。

まだまだ、本気でスタッフのことを理解しようとしているか?

家族のことを理解しようとしているか?

 

自分は、信念を持って人を考察し

信念を持って行動できているか。

何か大きな事をしたいとかではなく

自分の志にたいして本気で向き合う覚悟があるか。

そんな事を感じた一冊になった。

 

 

このブログは2ヶ月前に書いたものだったけど

考えるということについて、甘かったと反省するものになった。

信念とは、考え尽くした先にみつかるものであり

考え尽くしたと言えるくらいに考え尽くしたか

未だに、考え尽くしたとはいえないし、きっとずっと言えないと思う。

自分の人生に対して考え続ける人生を送りたいと思う。

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枯らし熟成焼肉つつい新人歓迎会

焼肉屋ですが新歓はバーベキューという

先週は久しぶりに枯らし熟成焼肉つついの集まりでした。

今回のチョイスもなぜかバーベキュー。

僕、本当に焼くのが大好きみたいで、、、笑

今回は持ち込みOKだったんですが、手間もかかるので

お店さんに、全てお任せさせてもらいました。

 

コロナも5類になったので、全力で楽しみます!

とはいえ、年の差もかなりあるので緊張します。

でも、せっかく一緒に働いてくれる仲間。

大切な学生期間に選んでくれてありがたいです。

 

本当に、アルバイト募集はインスタだけなんですが

たくさん応募してくださります。

しかも、京大、府立医大、同志社といった皆さん。

当然僕なんかよりも、賢いのは言うまでもありませんが

それでも社会経験は多少なりとも多いので

働くことの楽しさだったりを伝えた上で

みんなが本来すすむ進路へと送り出せるようにしたいと思います。

 

歳は違えど、意外と盛り上がりました。

みんなの趣味を聞いたり、今勉強してる事を聞いたり

そして、高齢のカラーバリューカードゲーム。

前回やったときのが、見つからないけど、絶対変わってる。笑

徳、正義、リスク、自己への気づき、目的とこれは完全に

大学院の学びの影響が出まくってます。

やっぱ、経営者として倫理的なことを大切に道理にかなって正しい行いを行う。

そんな営みの上にみんなに企業の目的をしっかりと示す。

そして、その目的には、正しいリスクと向き合う勇気が必要!

それが僕の今の価値観かなって感じです。

とはいえ、まだまだ自分を知らなければいけないのが本音。

これを成し遂げるために自己に対して向き合うときだと。

こんな感じで、みんなの大切な価値観とかも共有できました。

 

楽しい時間はあっという間に終わったので

次は夏の納涼か、忘年会かな。

定期的にこんな風な感じでバイトメンバーとも交流してます。

また店でも顔も合わせるのが楽しみです。

でも、大切なことは、焼肉店というサービスを通じて

お客様に喜んで頂いたことによって

仕事の楽しを気づかせてあげられるかどうか。

ここは、幹部メンバーでしっかり考えていこうと思います。

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キャリアについて想うこと

スタッフの退職とキャリアについて

今日、ひとりのスタッフが退職した。

3年間勤めてくれて、本当にありがとうと言いたい。

たくさんある会社の中で、僕たちを見つけてくれた事。

そして、選んでくれた事にまずは感謝したい。

 

僕は、決して同じ企業に長くいなければいけないと思っていない。

企業で働けば能力も高まるし、その能力以上の事を求めると

当然、転職であったり、学び直す為の時間をつくるべきだと思う。

でも、一方で、一緒に働いているとやっぱり長く働いてほしいと想う。

矛盾していることはわかっているけど、これが素直な気持ち。

 

ただ、ひとつ退職するにあたって、大切にしていることがある。

それは、繋がりを大切にしてほしいと思うこと。

この会社で学んだ能力を次の会社で活かしてほしいと思うし

この会社で関わった人たちとも繋がりを途絶えさせないでほしい。

 

本当は、もっともっと良い会社を経営できる力が僕にあれば

ここで、成し遂げたいことに挑戦させてあげられたかもしれない。

なにより、今の会社は僕の能力で決まってしまうわけで

仲間がより高い目標を求めて退職という選択を行い、巣立っていくことに

もっと、経営者としての能力を高めないといけないといつも思う。

 

これは、僕自身の過去の体験からきているのかもしれない。

小学校の時に親友が急に転校したときに感じた寂しさや

そこから夢中になってやってきたサッカーで挫折しかけたけど

それを助けてくれた仲間がいて、努力の可能性を知れたことや

自分自身が転職を通じて、自分の能力開発を行い続けて独立できたことなど

 

だけど、本当に今の実力では、今いる仲間に対しても失礼で

長くいたいと思えるだけじゃない。

長くいることに、意味がある会社にしなければいけない。

働きがいの可能性に溢れていて、働くことが楽しくて仕方ない

そんな会社を創ることに、夢中にならなければいけない。

 

また、ひとりの退職する人から大きな事を学ばせてもらった。

本当にありがたいと思うし、僕もそんな気持ちを繋がないといけない。

最後に、話してくれた目標に向かってがんばって!

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外食を救うのは誰か

僕たちは外食産業についてもっと学ばなければいけない

オミセツクルカンパニーとして

コトスタイルを経営していますが、お客様の半数以上は飲食店です。

その他にも、小売、美容室、オフィス、クリニック、サロン等

多様な個店に対して、テナント仲介からデザイン、施工、アフターにとどまらず

出店相談やセミナー、ロゴ、ウェブ制作と一貫してお店作りに携わっています。

その経緯については、「コトスタイルって」を読んでいただければと思いますが

今日は、そんな外食について強烈なタイトル過ぎて手にとった

「外食を救うのは誰か」といった本について書きます。

 

実際コトスタイルとして、お店のデザインだけにとどまらず

お客様が出店される本質を問い続けサービスを拡大してくる中で

自分たちで外食を営むことが一番中身を知る事ができると考え

株式会社グッドランプを起ち上げ枯らし熟成焼肉つついを経営しています。

もちろん枯らし熟成焼肉つついは、別法人として別の理念の基に

外食の追求、人が関わるサービスの追求を目指していますが

厳しいコスト構造の上に、物価高をはじめ外部環境の影響も受けやすく

本当に厳しい業界であることを改めて知るきっかけになりました。

 

お客様がおられないときは寒い冬でも暖房を消し、少しでも節約する等

ちょっとした積み重ねが日次、月次、そして年間の決算に影響します。

実は、なぜこんなにも厳しい業界であるのかという事については知らず

本書を読みながら、外食産業の歴史と共に課題感を学びました。

 

まだまだ、表面的な部分だけしか理解できていないかもしれませんが、

規模化を目指して低価格戦略を打ち出した外食の歴史や

他国に比べて圧倒的に多い飲食店の数がさらに価格競争を起こしていることや

そして、そんな低価格が、お客様に対して当然となってしまい

実際に、経営を行うオーナーの皆さんは、お客様の笑顔のために

精一杯の努力を惜しまず日々努めておられることを知りました。

 

現在通っている、大学院でも、来日された外国人が驚かれることのひとつに

日本についた瞬間、飲食店がこんなにも多いという事に驚かれると聞き

僕は、そんな事も知らずに、このような仕事をさせてもらっていたのかと反省しました。

しかし、こんな厳しい業界でも、知恵を振り絞って経営されている方も多くおられます。

そして、外食は料理を食べるだけの場所ではない、特別な場所だということも

本書によって再認識する事ができました。

 

“外食は空腹を満たすという目的から、自分の価値観に合った店で

生活の満足度を高めるという目的にシフトしていく。

その中で来店客の価値観を理解し、適したサービスを提供することで

人を幸せにするのが外食産業である”

 

本書にはこのような言葉がかかれており

本当にそうだと思うし、僕たちはそんな大切な場を作らせてもらっている

改めて本当に多くの人、それはオーナーだけではなく、その先のお客様等

無限に広がる大切な人の人生に仕事に関っているんだと気づかせてもらいました。

そして、僕たちも本書のタイトルのように

外食を救える企業にならなければいけないと強く感じたのは言うまでもありません。

 

現在、日本ではサービス業が大半を占めますが

サービスに対する価値が圧倒的に低いという問題を抱えています。

他国に比べて、サービスへの報酬があまりにも低いという問題や

素晴らしい仕事なのに、厳しい営業の中無理が生じていることなど

お店づくりに関わる中で、このようなお店のサービスにも

微力ではあるものの、関わる意識をしっかり持ってお店づくりを行える

そんな企業にならなければいけないと感じた一冊です。

 

外食のない世界なんて考えられない、だけどそんな外食という業界は凄く厳しい。

コトスタイル株式会社というオミセツクルカンパニーが

常に向き合うべき社会的課題について、まだまだ見えていない事は多いと思います。

だからこそ、僕たちが成すべきことを、僕自身が示せるように

深く深く、今の仕事について考える機会にしたいと思います。

 

 

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一日一行日記を一年続けて

内省するコトの重要性

コトスタイル株式会社、株式会社グッドランプ共に

グロービス経営大学院の学びを活かし

ビジョンを明確に掲げ自走する組織を創り

新たなサー ビスを生み出して

京都の街を牽引するような企業を創ります。

業界での 既成概念に囚われる事なく

知見を積極的にインプットし外部環境や市場・顧客と向き合って

新しい価値観をアウトプットし、

組織と共に関わる人々とビジョンを実現しながら

成⻑し合あえる環境を創り続けます。

昨年掲げた5年後の自分のありたい姿。

そのために、あらゆる経営状況においても

戦略的にビジョンを掲げる能力と、

あらゆるタイプの人々を導く事ができるリーダーシップ能力を開発する。

自ら判断し進める事ができる仕事に価値観を見出しコトスタイルを創業したが。

そこで働く仲間と共に成⻑する事こそが今の自分の価値観である。

しかしありたい姿と現実のギャップは当然ある。

リーダーシップ及び戦略的なスキルと共に不十分であり

グロービズ経営大学院での学びを実務で

積極的に活かしながら身につける事が課題。

会社と社員の成⻑を重要課題としつつも、

そのために自らが成⻑するという価値観を強く認識し

日々行動とギャップを振り返りる事が課題。

組織風土は自らがリードして変革させなければいけないと思い込んでいたが、

ビジョンをしっかり持てれば問題ない組織や仲間がいることに気づいた。

もっと仲間やスタッフを信頼した経営者になる。

しかし、家族や会社を失ってしまうという状況においては

倫理の線を踏み外してしまう危うさを持っている。

家族と会社、スタッフを守ることを理由に

倫理観を犠牲にして営利を獲得する危険性を秘めている。

でも、それは絶対に行っていけないことであり、そのために

家族や社員との日々の対話を大切にする。

そんな事を一年前にコミットし、

自身のありたい姿とのギャップを埋めることを目的に

一日を内省する事を自身の課題として

一日一行日記を書き、一年継続することができた。

日記は何度か挑戦した事があったが、一年続けられたのは初めてで

結果として、内省から多くの学びを得ることができたと思う。

一方で、新たな課題に直面する機会を感じる事も増えた気がする。

企業を経営するという事は、多くの人の責任を背負うこと

でも、そんな責任を背負ってまで成し遂げたい事があるから始めたわけで

今、それをもっともっと言語化しようと必死になっている。

一年前の志は

経営者としての素養を磨くことによって

関わってくださる人と共に成長できる組織を創るだった。

今の志は少し成長し変化した。

経営を学び、関わる人々と共に成長する場を創る。

  Lead the Self

  Lead the People

そして、社会に必要な企業をいくつも創り。

共に成長する場を拡大させ続ける。(仲間と共に)

  Lead the Society

ただ、そんな志の実現についてはまだまだ道半ばだし。

この志が最終地点だとは思っていない。

少しずつ、自社や自身の影響をじっくりと考察しながら

関わる人達と共に幸せになれるような

人間に成長したいと思う。

一日一行でも、振り返り、内省を続けて

自分の進むべき道と異ならないように

もしくは、本当に自分が進みたい道であれば軌道修正できるように

また、一年後にも振り返れるように続けようと思う。

しかし、一日一行日記も続ける事が目的であってはいけない

続けてきたからわかる、本当に変われているか?

やっているやつはやっている。

いつまでも、成長し続けようとしている。

自分は絶対にそうあらなければいけない。

それは、多くの仲間、社員、家族、両親に支えられているから

責任の範囲とともに、良い影響や成果で返せるように。

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創業三〇〇年の長寿企業はなぜ栄え続けるのか。

企業を存続させる為に考えるべき事。

グロービス経営大学院で経営を学びはじめてから

約2年が経とうとしているが、本当に多くの学びを得ている。

経営戦略、マーケティング、財務、リーダーシップやマネジメント

ここに来なければ、知らずに過ごしていた事ばかりで

経営を行うという事に対する課題意識がとても高まっている。

 

経営について何も知らない状況で10年も続けていた事は

本当に奇跡で、ぼくは本当に運が良いとつくづく思う。

良いスタッフに恵まれ、良い職人さんや協力会社さんに恵まれている。

そして、お客様も素敵な方ばかりで、日々感謝しかない。

 

そんな、10年続けさせてもらい、経営を学びなおしている中で、

3月に3日間缶詰でファミリービジネスマネジメントという授業を受けた。

その課題図書として、「創業三〇〇年の長寿企業はなぜ栄え続けるのか」を読んだ。

読んだ感想としては、これまでの経営に対する学びが詰まっているという事と

ファミリービジネスには独自にやらなければいけない事があるという事だった。

 

この科目を履修しようと思ったのは、ファミリービジネスが

人気の科目で取れない人もいる事と、とても身近な問題だと感じているからで。

子供に継がせたいとか、そういう理由ではなかったけど

存続するためには、様々な事を想定し考える必要性を学んだと思う。

 

将来もコトスタイルという企業を永続させ発展させ続ける企業にしたい。

この気持は変わらずに持っているが、そのやり方について考える余裕なんてなかった。

また、日々接するお客様の多くがファミリービジネスであったことも、

この科目を受けた理由のひとつでもあったので

そういう点では、お客様にもしっかり還元できれば思っている。

 

ファミリービジネスは大企業と違う点が多いと感じていたが

決してそういうわけではなく、あのトヨタでさえもファミリービジネスであり

ファミリービジネスにはファミリービジネス特有の強みがある事を学んだ。

ただ、今ベンチャーマネジメントという科目を受けているので

また、違った強みや考えがあることを学ぶ事によって

本当に自社は、どちらのような環境が合っているのか等考えることが多い。

 

ベンチャーマネジメントについては、また改めてブログにも書きたいが

今回、ファミリービジネスにおいては世代をいかに繋ぐかという問題や

企業として、いかに地域との関わりを持つことが重要かという点や

ファミリービジネスならではの、人材育成に対する考え方を学んだ。

 

何よりも、企業を存続させる為にすべきことは何か?

そして、企業を経営するという意味は何かという問いは

ファミリービジネス・マネジメントだけではなく

ベンチャーマネジメントや企業理念と社会的価値、企業家リーダーシップ

といった科目へと引き続き考える機会につながっている。

 

そして、そんな問いに12期が終わり13期を迎える7月には

今の自分自身の志と共に、企業の進むべき方向性を

出来る限りの言葉で現せるようにしていたいと思っている。

 

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成長の技法

逆境をいかに捉えるかで成長につながる

 

 

人には7つの壁があり、それを乗り越える為の技法が書かれており

ものすごく腹に落ちる一方で、その体得には相当の覚悟が必要。

しかし、このような考え方をする事は、確実に自らを成長させられるし

人の成功を必死で応援する会社という企業理念を掲げている僕たちにとっては

社是にしたいくらい、一文一文が刺さる本だった。

 

7つの壁と、乗り越えるための技法は読んでほしいけど

いかに、逆境を受け入れるかによって人は成長できるか、できないかが決まる。

辛いことや、想定外のこと、また関係ないことすら受け入れて

自らが成長できる解釈力を持つ訓練を行うという事には感銘を受けた。

この考えは、必ず獲得したいと思うし、日々の全てを受け入れる覚悟で生きようと思う。

そして、僕自身の行動がスタッフや家族へと影響を与えられるようになり

自社や家族、関係する人々へと伝わり、人が人によって成長できる場を創れると感じた。

 

実は、自らの経験でも思い当たる節がある。高校時代のサッカーがそうで

当時は、選手権に憧れて自分の実力を知らずに

地元の紫野高校ではなく山城高校に勉強で受験してまで

通う覚悟を決めサッカー部に入部した。

 

しかし、そこには全国大会3位のメンバーや、クラブチームの精鋭

トレセンメンバーなどすごい奴らが20人を超えるような場所で

正直若い自分には受け入れるのがとても困難だった。

自分には無理だ、できない、やめようかなと思った。

でも、結果友人が朝練に誘ってくれたおかげで、Aチームへと昇格できた。

 

この経験、彼も同じような立場であったにも関わらず

自分とは真逆の解釈で逆境を乗り越えていく姿を学ばせてもらった。

この友人がいなかったら、今の自分は違う事をしていたと思う。

 

まさに、自分は逆境や困難から逃げようとしていたが

友人は、逆境を受け入れて自らが成長できる場だと解釈した。

この差は、明確であり、この逆境力こそが自らを成長させる。

 

働きはじめの企業は、とてもブラック企業で1週間帰れない事もしばしば

高速道路で眠ってしまい、運転中殴られて起こされるという企業だった

そして、仕事も投げっぱなしだけど、前日に進捗を報告すると叱責をくらい

また、夜も眠れずに修正作業に追われ、先輩をも巻き込む。

こんな仕事やめてやると思い、夜逃げしたが、ここでも逆境から逃げている。

 

そして東京へ状況し入社した企業はそこまでひどくはなかったものの

終電や泊まりでの仕事はしばしばあり、いかに現場を管理するか

という仕事の進め方も、教えてもらえない状況だった。

だけど、東京まできて逃げるわけにはいかないと必死で職人さんに教えを聞きながら

現場を必死で管理することができるようになっていた。

逆境を超えて、成長できた瞬間だったと思う。

 

さらに京都に帰ってきて、自ら起業しようというときにも

両親の反対があった。しかし少し成長していた自分は

何をすれば起業できるのかという事を前向きに考えられるようになっており

ベンチャー起業に勤める。そして不動産も学ぶと決めて働き

現在の仕事の土台づくりに勤しんだ。

同時に宅地建物取引士や一級建築士の資格をとり、起業に向けて全力で生きた。

そして、今、目標としていた起業をするに至っている。

 

このように、逆境を受け入れ、いかに解釈を捉えるかという事で

逆境を与えてもらえた事に感謝し、逆境を超えるという事が成長につながると

本書では、さらに深く深く、記載されている。

今自分は明日死ぬ覚悟で生きているか?

本当に残された時間を必死で生きる覚悟を持てているか。

うまくいかない事を、他責にしていないか。

すべては、自分で切り開くしかない覚悟を持てているか。

残された人生をいかに成長できるかという事に、

このタイミングで向き合えた事を本当に感謝したいと思う。

 

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新年度のはじまり

ありたい姿を描くことからはじめる大切さ

 

気づけば4月になって、新年度がはじまった。

年度末は何かと忙しく、予定の調整に追われて

気がつけば4月になっていたという感じ。

桜とか全然みる余裕もないくらいに忙しい日々だけど、ありがたい。

 

相変わらず、仕事、大学院、家族に加えて

小学校時代お世話になったサッカーチームのコーチとして子供たちと関わり

子供たちからは、一生懸命な姿に刺激をもらいながら

子供たちとの対話の難しさのなかで、こちらも学ばせてもらい。

長男・次男のサッカーや娘のチア・ダンスでも楽しませてもらいながらも

努力する姿勢や考えについて語り合う事で自分に跳ね返り刺激をもらっている。

 

仕事は、優秀なスタッフに現場を任せることができ、

経営という仕事に専念させてもらうことができているおかげで

内向きには働きがいのある組織創りに対するプロジェクトや

外向きには、さらに事業を拡大する為のプロジェクトについて

メンバーと共に、進めることができている。

 

大学院では基礎科目を経て、卒業年度に入り

応用展開科目を学びながら、自社への引き寄せを行う日々が続き

やるべきことも、かなり明確になってきた。

さらにもう一歩踏み込んで、自分の志と自社の理念の追求を行い

現在の戦略と方向性は合っているのかをしっかりと確認した上で

戦略に対して、整合性のとれた打ち手をまとめようと考えている。

 

家族は、長男が希望のチームにはいることができて

素晴らしい環境でサッカーをしながら、

人間としても成長させていただけそうな日々がすでにはじまっている。

次男はそんな、兄貴の影響を受けてか、発言内容に成長を感じるし

娘も同様に、兄貴の影響を受けてダンスやチアと共に成長している。

奥さんには、送迎などで苦労をかけているけど

子供たちはありたい姿に向けて日々がんばっている。

 

社員にはビジョンを描き伝え

家族にはありたい姿を描く重要性を伝え

自分でもありたい姿を模索しており

やっぱり人は、ありたい姿を持つことが重要なんだと改めて感じる。

小さな頃から、父親にもずっと「ありたい姿を見つけろ」と言われ続けてきた

そんな体験が、価値観となって、仕事、家族、自分を導いている。

 

もちろん、いろいろな考え方や価値観があるから

僕や我が家の考えを押し付けるつもりはないけど

大学院の学びでも、同じような言葉を傾聴する事も多く

なんとなくから、家訓や社訓レベルで

自分にとっての大切にしていることなんだと気づきはじめている。

 

新しい年度がはじまって、気持ちも新たに活動しようと思う。

今年は、4月から新卒での入社が、いなかったのが残念だけれど

今も、多くの方が募集を見て応募をくださっている。

個人的には採用において大切にしているのは、一緒に働きたいかどうか。

ただ、僕のところまで面接に来てくれるひとは少なく

スタッフが採用に対していかに真剣に取り組んでくれているかがわかる。

本当にありがたい。

 

また、一緒にはたらきたいと思うことはあたりまえで

僕や、僕たちのありたい姿に対して、自らのありたい姿と同調できるかも重要。

当然、スキル面やコミュニケーションなども大切だけど

個人的には、ありたい姿の同調こそ、最も重要だと感じている。

 

新年度、そのありたい姿を、改めて考え続ける事こそが

経営、父親、自分に対して、本当に重要な責務だと感じている。

この新年度のブログに、ちょっと熱く書いてみた。

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すごい組織

山城高校サッカー部前田監督の還暦祭

先日、高校時代お世話になった前田監督の還暦祭に行ってきた。

先輩や後輩と共に、終始大爆笑の還暦祭だった。

昨今、部活や習い事等の子供たちに対する過剰な教育が問題になっている。

事実強豪のチームでの体罰がメディアでニュースになっている。

最近では、過剰なトレーニングによって京都の伝統行事の大文字駅伝が中止となり

みやこキッズランという記録会に変わった事がニュースにもなっていた。

 

だけど、振り返ると僕はサッカーをやっている環境で

そのような指導者による過剰なコーチングを受けた事は全く覚えていない。

本当に恵まれた環境でサッカーをする事ができていたと思う。

だから、今でもこうして、久しぶりにあった仲間で大笑いできる。

これは、本当に感謝しないといけないことだと改めて感じる。

先輩も優しく、楽しかったし、唯一辛かったのは、レギュラーになれなかった事と

高2の最後に部活をやめて、新しい目標へと切り替えた事だ。

もちろんあの時の選択によって今があるから、一概には悪かったとは、言い切れないが

続けていたらという気持ちが、以外にもこんなにも引っ張るものだと今になって感じる。

 

もちろんトレーニングは厳しく走りきれない自分が辛いときもあったし

仲間からのボールを受けれず、厳しい言葉を受けた事も辛い経験だし

休日にグラウンドまで行っても試合に出ない悔しさもたくさん味わった。

そんなひとつひとつの事が、悔しくて悔しくて、帰ってよく泣いていた。

 

だけど、仲間に誘ってもらって毎朝6時にグラウンドに行って自主練を続けた。

そんな事を、前田監督は見てくれていて、突然Aチームで試合に出させてもらった。

そして、仲間からは奇跡のゴールと言われる1点を決めた。

あの時の事は、一生忘れない武勇伝になっている。

一点とった事ではなく、努力を続ければ誰かが見てくれている

そして、そんな努力はどんな形かわからないけど、必ず帰ってくると気づけた事だ。

 

自分がついていけなかったのは、自分の責任であり

さらに、Aチームへと引き上げてもらったにも関わらず、

やめてしまった事はものすごく悔やんでいる。

補欠でもやれる事はあるし、セカンドチームとして紅白戦にも出ていたので

必死でやる事で、トップチームは、もっと強くなり、相互に強化できたはずで

レギュラーじゃないと意味がないと、思ってやめた事は

なんて、しょうもない判断だったと、今になってすごく反省している。

そして、やめた後、選手権京都府大会決勝でチームは洛北に負けた。

サッカーはやめていたけど、一緒になってみんなで泣いた。

それからも長い付き合いで、いつもあったら爆笑している。

 

今回、自分たちの代が中心となって、還暦祭をやって

こんなにずっと笑い続けたのは本当に久しぶりというくらいに笑った。

選手権に出て準優勝された世代の方々や

ひとつ上の選手権に出た先輩たちも、一緒に大爆笑の一日だった。

サッカーって素晴らしいスポーツだと改めて思った。

それと、そんなサッカー部で、ひとりひとりに対して向き合い考えてくださった

すごい組織にしてくれた人が前田監督という人だったと改めて気づく事ができた。

こんな今でも大爆笑できるような組織。

こういう組織が強いと改めて思った一日だった。

 

今、自分はコトスタイル株式会社と株式会社グッドランプで

たくさんのスタッフの組織のトップとして経営をしている。

もっと一人ひとりと向き合えるようにならなといけない。

今のメンバーで将来、今の事を語りながら、笑い会える組織を創りたいと本気で思った。

一人ひとりの個性を見続けて、組織をまとめる

前田監督のような人が、こんな近くにいたんだなと改めて気づいた一日だった。

財務諸表には現れない、無形資産という

もっと、一人ひとりが笑える組織を作ろうと思う。

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