根っこにある自分と会社について

パーパスについて学ぶ

 

MBAの学びにおいても自身の志と企業の理念を考える科目を受けて。

本当に本当に根っこの部分にある、価値観や違和感のところを深掘って

自分の根っこのところにある、存在意義を見つける作業を行うことで

会社はなんの為に存在していて、なぜそこで働くのかという問いに答える。

 

僕の場合は、起業しているので、当たり前のように重なる部分がある。

過去の体験から生まれた価値観や違和感の上になりたっている

やらなければいけないこと、やりたいこと、やれること、といった

3つの円が重なることが、実現できていなければいけないし、できているはずで

むしろ、その出来ているはずの言葉を見つけることが重要であり

その言葉を見つけることで、迷いが消えて、その実現に向かえると思う。

 

それが、自身では志といい、会社ではパーパスという。

パーパスという言葉について、関連書籍をたくさん読む中で

今回は、以前から気になっていたハーバード・ビジネス・レビューで

パーパスを特集していたのを思い出して検索してみたら

まさかの売り切れの上に、書籍化されているという状況だった。

パーパスという言葉がいかに、注目されているかがわかる。

 

内容はとても充実していて、最近の学びの良い復習になったと思うけど

パーパスが何かという事はどうでもよくて、

実際にコトスタイル株式会社や株式会社グッドランプのパーパスとは何か?

ここをもっともっと探求し続けないといけないと改めて思う。

 

“組織とは、人の集団が群れとして、ある目的を達成するために

存在するものである。創業者の情熱からはじまり、人を動かす仕組みを

つくる中で価値が再定義され、徐々に社会的に必要とされる

存在へと成長していく。あらゆる経営者にとって、「自分」というリソースの

限界を超えることは不可欠なプロセスである。

 

組織が創業者を超えた生命体になるためには、

集団の向かう方向性や文化を育むDNAが必要である。

それが無限に複製された際に、大きな価値が生まれるような

DNAをデザインしなければならない。

その時に大きな役割を果たすのがミッション、ビジョン、バリューである。”

 

本書から引用した文章だけど、3行目の価値が再定義される感覚や

自分から、組織へと考える視座の変化はめちゃくちゃ共感できる。

 

“リーダーが信頼性と一貫性をもってパーパスを伝えるようになると

従業員はそのリーダーの真剣さを理解し、その意義を信じるようになって

新しい方向に動き出す。

変化は上からの合図によって、下から展開するのである。”

 

これも本書からの引用でとても共感できる部分だった。

伝えているつもりではいけなくて、同調するくらいに真剣でないと

多様な人材で形成された組織を同じ方向に向かわせるのは容易ではない。

そして、上から動かすのではなく、下から自然に展開できるような

そんな、リーダーに自分はならないといけないと思う。

 

いつもと同じような仕事を日々行っていると

なぜ、この会社で働いているのかといった目的を見失う。

ある程度仕事を覚えてしまうと成長を感じられなくなってしまう。

そんな時こそ、自分のためではなく仕事が誰かの役にたっていたり

社会に貢献していたりする事が明確にあることが重要であり

それが、パーパスなのかなと感じている。

 

さいごに、これからパーパスを考える時間を社内でつくって行こうと思うけど

戦略目標を余すことなく明確に書き出すことと、従業員の意欲を掻き立てる

これが相互に作用するような内容のものを目指したいと思う。

パーパスを共有、共感し、みんなで良い仕事がしたくなるような気持ちになるとともに

目標を達成しようと奮い立つくらいのものであることを願うし、

きっと、僕たちのパーパスはめちゃくちゃテンションがあがって

同じ方向性に向かってすごい勢いで突き進めるものであるはずだと信じている。

 

6月頃に書きためたブログの記事。

2ヶ月たって、自身の志は明確に見えた。

企業のパーパスは必要なんだろうか。

今、そんなところに立ち止まっている。

やることは間違っていないけど

今のメンバーが、より一体感を醸成できたら

どんなに凄いことができるのだろうか。

もっと、真剣に考えて、真剣に伝え続けようと思う。

カテゴリー: MBA(経営学修士), ヒトリゴト, 仕事論   タグ:   この投稿のパーマリンク

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