パーパス・マネジメント

僕たちは何の為に存在しているのか?

13年前に人の必死で応援する会社を創るという企業理念をたてた。

今振り返ると、よくそんな理念を掲げることができたなと思う。

大学院で自分の人生を振り返り、価値観や体験に基づいて

今の自分へ多大な影響を受けているという事を学んだ。

 

僕自身は、その学びの中で様々な体験を通じながら

確かに本当にそれが、今につながっていると感じた。

例えば、小学生のときの親友との別れ。

高校入学で味わった大好きなサッカーに対する挫折と挑戦。

新卒で入った超ブラックな組織に対する仕事への反発。

まあ、振り返るだけでメンタルだいぶ殺られそうだけど

だから、今があるんだなって本当に思うし

だから、今やりたい事が、あるんだなって思ってる。

 

やりたい事については、別の機会に書こうと思うけど

こんな風に時間で自分について振り返りながら思うのは

社員や関わる人たち、それぞれにも価値観があるという事。

だからこそ、今は多様性が本当に尊重される時代になってると

言われる理由がすごくわかる。

そして、ひとつひとつ言語化することで理解も深まるし

言語化しなければ、どんどんぼけていく。

 

パーパスが一昔前から流行っているのは知っていたけど

僕たちは一体なんの為に存在しているのか?

誰に対して、どのような価値を提供することができているのか?

もしかしたら、事業を行うことで悪い影響を与えている事はないか?

 

本当に日々考える。

考えすぎて頭が沸騰する。

でもそれくらい考え尽くさないといけない

今が未来をつくるから。

今も未来も大切にしたいから。

 

そして、パーパス(存在意義)について思うのは

まず、会社としての存在意義をしっかり持つことの重要性を理解する事。

自分たちの存在意義によって、幸福感を持って仕事に取り組める。

一度、スタッフとともに、パーパスについて考える機会を持ちたいと思う。

 

そして、その次に重要な事が、社員が組織の存在意義を

自分のものとして共有しているかという事。

これは、社員一人ひとりにパーパスがあるという前提があり

さらに、その一人ひとりのパーパスが企業のパーパスと同調したとき

本当にやる気や働きがいが生まれ、幸福な仕事と思えるという概念。

実践できれば本当に素晴らしいと思うし、絶対実践したいと思った。

 

最後に、めっちゃ憧れるユニリーバの島田さんの言葉。

“会社として、ビジネスパーソンとして、

どうやって売上や利益を上げていくかを考えるのは当たり前の事です。

でも、何をするか(Doing)だけではなく、

どうあるのか(Being)にも、もっと目を向けるべきだと感じています。”

この言葉がめちゃくちゃ刺さった。

 

僕たちの存在意義をしっかり定義することで

何をするかだけでなく、どうあるべきかというところまで行ける。

経営者として、たくさんの方々に支えてもらいながら

僕は、そんなみんなの、どうあるべきかということにも

責任を持って経営できるリーダーになりたいと思う。

 

“一人ひとりが自分の可能性に気づく

きっかけをつくることがリーダーの大切な役割”

本当にそうだと思うし、前を歩いている人たちが書いている

やっぱり本からの学びは大きい。

 

5月頃に読んで、書きためていたブログ記事を読み返しながら

ちょうど今パーパスについてスタッフ共に議論している。

僕のパーパスとスタッフのパーパスがぴったりフィットするとは思わない。

だけど、それをいかに企業のパーパスへと導けるか。

偶然か必然か今ともに働いてくれているメンバーと

このタイミングで、過去を振返りながら未来を想像する。

 

今日から盆明けの仕事はじめ。

今年のテーマは組織文化を創る。

残された日数は約3ヶ月。

でも焦ってつくるものではない。

いまの組織文化をいかに言語化できるか。

何も間違ってはいないから

ただ、これから増えるであろう仲間のためにも

今を言葉に記しておきたいだけだから。

がんばろう。

 

カテゴリー: MBA(経営学修士), ヒトリゴト, 仕事論   タグ:   この投稿のパーマリンク

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