ティール組織。

ティール組織から学ぶリーダーシップの勉強会へ

昨日は、久しぶりに真面目な勉強会へ参加してきました。

講師は、最近話題の組織論「ティール組織」の解説者嘉村氏。

「ティール組織」の名前までは聞いた事があったのと

興味は持っていたのですが、、、なんせ本が分厚くて、、、(^^ゞ

 

これが、うわさの本ですが600ページ弱あるので

ちょっと本気で時間を作らないと読破できないだろうなあと思っていたところ

このタイミングで抜粋して内容が知れた事は良かったです。

 

歴史的な組織の進化形態の説明からはじまりました。

はじめはREDと言われる、オオカミの群れのような組織。

もっと簡単に言うとマフィアみないた組織で

トップ一人の強圧的な力で組織を動かすようなイメージからはじまって。

 

そしてREDからAMBERと呼ばれる組織に進化。

AMBERはマフィアから軍隊になることで

トップから階級を通じてピラミッド型に

命令がトップダウンされるような組織。

 

次にAMBERからORENGEと言われる組織へ。

ORENGEではピラミッド型の組織形態は変わらないけど

能力のある人や成果を出した人が昇格したりと

より組織が目標や結果を求めるようになる状態だそうです。

 

そして、ORENGEからGREENと進化した組織へ。

これもまだ、ピラミッド型の組織だけれども

例えば従業員を家族や仲間と考え、働きやすい環境を作ったりしながら

モチベーションを生み出すような組織。

だけど、ここでもまだまだピラミッド型は崩れません。

 

そして、いよいよGREENからTEAL(ティール)へ

ここではじめてピラミッド型の組織が変化します。

指示命令系統がなくて、信頼で結びついた組織です。

意思決定は、それぞれが行うというわけです。

 

もう少し詳しく書くと、、、ティール組織では

自主経営(セルフマネジメント)、全体性、存在目的といった

3つのポイントがあるとのことでした。

 

自主経営とはリーダーからの承認プロセスはなく

自ら意思決定を行わなければいけないということです。

とはいえ、なんでも勝手に決めたらいいよってことじゃなくて

助言プロセスといって、関係するすべてのメンバーに

アドバイスを必ずもとめないといけないという約束があります。

 

これは、逆にアドバイスを求められる人にとっても

仲間が意思決定を行う事に対するアドバイスだから

より真剣に相談にのらなければいけなくなるようです。

 

次に全体性ですが、この説明ですごくわかりやすかったのが

日曜日のサザエさん症候群がなくなるという説明です。

 

要は、仕事に行くのが辛いと感じるのではなくて

友達と遊びにいくようなワクワク感で仕事に行く感じ。

仕事に行くことに対する不安がない状況。

 

失敗や、自分の弱さも、安心して仲間と話せるような

環境であることが2つ目のポイントでした。

 

最後のポイントが存在目的です。

ひとりひとりが自社においての存在目的をしっかりともち

目まぐるしく変わる環境であっても柔軟に迅速に対応できる。

目的がしっかりとあるから環境変化に即時対応できるというわけです。

 

具体的には、上司を指示を仰がなくても、やるべきことがわかるという状況です。

そしてここでも、お互いの失敗体験を聞きあうことで

どんどん、様々な試行錯誤に挑戦できるとありました。

 

まとめると、ひとりひとりが自分で考えて行動できる

限りなくフラットな状態の組織です。

 

そんなことできるの?って思われるかもしれないけど

この著書では、たくさんの事例が掲載されているようで、、、

めちゃくちゃ読みたくなりましたが、、、

今600ページ読む時間がないので、またの機会に、、、(^^ゞ

 

さいごに、著書でもこのティール組織が良いと言ってるわけではなく。

あくまでも、このような時代に自然に生まれた組織として

このような組織もあるよ、そして、このような組織がしっかりと

今までの組織に比べても成果を上げているよという事が記載されているようです。

 

そんな勉強会では、ワークショップとしてテーブルの

他の経営者の方々とも、意見交換をしながらすすめることで

いろいろな会社でいろいろな課題を抱えている事も実感。

 

おなじように、他社の方に話すことで、今のコトスタイルが置かれている現状を

改めて把握できたことと、その課題解決のヒントが

ティール組織に少しながらあると感じる事ができたことも

勉強会へ参加した大きなメリットだと感じました。

 

久しぶりにとても良い勉強会に参加してきました。

これを、いかに行動に移せるかが大切だし

コトスタイルのメンバーとも、いずれ段階的に

こういう話しをしていきたいなと感じた勉強会でした。

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