なんのために働くのか?

仕事に求めることは何か?

本って本当におもしろい

偶然かわからないけど

今欲しい話についつい出会える。

今回は経営者の先輩の勧めで購入したモチベーション3.0。

 

いかにやる気を持続させられるかについて

時代の変化とともに、その方法論も変わってきているという内容

ものすごく共感できる内容だった。

 

はじめにアメとムチが効かなくなった時代背景について

自分がサラリーマン、ド真ん中の時はまさにこれだった

まあムチだらけだったけど、ほんの小さなアメのために頑張れた。

 

だけど、今はそれじゃあ通用しない。

特に創造的な仕事をするには報酬による弊害を知らないといけない

好きなことでも、お金をもらってしまうと

遊びから仕事に変わりやる気を失ってしまうという人間心理。

 

だから報酬を目的化してしまうことには気をつけないといけない。

報酬は後からついてくるというふうに捉えておく方がよい。

では、人はなんのために働くのだろうか?

 

この問いをたてられるかどうかが重要なポイントで

人はなんのために生きているのだろうかくらい重要な問い。

今まで生きてきて感じている体験を紐解きながら

自分のこころと向き合って答えを見つける事が必要となる。

 

自由を手に入れたいか?

自らで決める人生を手に入れたいのか?

人のために何かしてあげたいのか?

楽しくいたい?

でも楽しいだけじゃなくて、何かを得たい?

人それぞれに心の根っこにあるものを見つけないといけない。

 

もし、その心の根っこにあるものが見つかったら

実現するための行動は変わるはずである。

その時に重要なことが、自律性、マスタリー、目的という三要素として作用する。

 

“自らの意思で行動を決める。

意義あることを目指して打ち込む。

さらなる高みへの追求を

大きな目的へと結びつける。“

 

自らの心の根っこにあるものを見つけ目的とし

その目的へ向かって自らの意思で行動へ移す。

人に指示されるわけではなく、自ら決めたことだから打ち込める

その状態こそマスタリーとなり豊かな体験となる。

 

“仕事とは関連性のない「遊び」だけを楽しめて、

人生で取り組む真剣な仕事を耐えがたい

重荷として耐えなくてはならない、と信じる理由はもはや存在しない。

仕事と遊びの境界が人為的なものだと気づけば、問題の本質を掌握し、

もっと生きがいのある人生の創造という難題に取りかかれる“

 

この言葉から仕事に何を求めて生きるかということを

いかに真剣に考えなければいけないということが理解できると思う。

何のために働くのか?仕事に何を求めるのか?

この問いの答えを考え尽くすことこそ人生そして仕事であると思う。

 

話は変わって、先日のコトスタイル株式会社と株式会社グッドランプの懇親会

相変わらず、楽しいメンバーで、仕事も遊びも楽しんでます。

仕事のやりがいを見つけながら、この場をよりよい場にしたいなって思う。

僕の想いにのっかってくれている子たちだからこそ、この時間を充実してほしいと思う。

そして、しらふのときには、逆に上で書いたような話のことも伝えられたらなって思う。

 

こっちは真面目な話かな?

 

奥の席は真剣だな。手前はノリノリ。

15人のメンバーでイタリアン1軒貸し切りで大満足の懇親会!

途中今回はお絵描きしりとりで大盛りあがり。

途中からは席はぐっちゃぐちゃでみんないっぱい喋ってた。

本当に、うれしい時間でした。

 

いろんなメンバーだから面白いコトが生まれるって想いは少しずつカタチになったかな。

まあ、仕事の話もプライベートの話もたくさんできて良かった。

 

仕事という難しいことに挑戦し、乗り越えてほしい。

お客様の想いを真剣に聞き取り、自分たちの力を存分に活かしてほしい。

そして、仲間と共に人として成長ができる場所として

会社がそんな場所として成長できればって思う。

そんな場所をつくることが、自分がやりたいし継続したいことなんだと最近は思う。

次はもっと面白い場所で面白いコトをしよう。

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コーゼーションとエフェクチュエーション

二種類の事業の進め方について

エフェクチュエーション-優れた起業家が実践する「5つの原則」-

なんてタイトル読まないわけにはいかないという内容だけど

実は、グロービス経営大学院のVTSという授業で学んだ復習に購入しました。

 

目的に対して最適な手段を追求するのがコーゼーション

顧客のニーズや競合の状況を分析して自社が何を行うべきか

成功確率を予測して最適な計画や戦略を実行するという感じ。

 

一方でエフェクチュエーションは存在しない市場や不確実性が高いビジネスで

成功を予測するのが困難な場合に成功者はどのように意思決定を行なってきたか

実際に成功者を研究しながら紐解いた思考プロセス。

 

コーゼーションは普段から学び実践しているけど

実は意外とこの思考プロセスも踏んでいるんじゃないかなと思ったので

どのようなステップで事業をしているのかは理解しておいた方が良いと思い

改めて復習の意味もこめて購入してみました。

 

エフェクチュエーションは5つの原則と本書のタイトルにもあるように

5つの考え方が連なって成果を生んでいるという内容なので

その考え毎に自社の現在までのプロセスを振り返ってみようと思います。

 

まず、「手中の鳥」といった手持ちの手段について

そもそも今のコトスタイルでやっているワンストップサービスについて

何もない段階で計画してきたわけではなく

漠然と独立したいという思いの中、店舗デザインの仕事に出会って

転職して不動産を学び、宅建士を取得し、一級建築士を取得したという経緯から

少しずつ自分のリソースが拡大していた。

 

そして、「許容可能な損失」についても結構甘い事業計画ではあったものの

身の回りの資金をなんとかかき集めながら、創業融資に挑戦していることからも

決して無謀すぎないなかでトライしてきたと言えそう。

 

ただし、融資に至るなかで、自分の資金不足があることから

その機会で創業セミナーという存在をしり、創業について学ぶ必要性を再認識し

その創業セミナーによって、事業計画作成という経験を経て

その後創業セミナーを自社で開催するという経緯は「レモネード」と言われる

予期せぬ事態を機会と捉えられてきたのではと思う。

 

そして、融資を実行してくれた金融機関や支援してもらった

行政や中小企業診断士の先生や税理士さんなどが「クレイジーキルト」となり

現在のビジネスにおいても切り離せないパートナーとなっていること

そして、このように少しずつ事業を拡大できているのも

「飛行機のパイロット」の原則の中でやれているという気もする。

 

グロービス経営大学院に入りたての頃に、出来ていないことばかり目につき

このままじゃ本当にまずいと思って学びを続けてくる中で

度々口にしていたのが、先にここに入学していたら多分起業していなかったという話。

実はコーゼーション的な発想では躊躇してしまうであろう起業プロセスだけど

エフェクチュエーション的に進めたことによって今があるという発見だった。

 

これについてはどちらが良いとか悪いとかではないけど

今もし足踏みしている人がいるなら二つの考え方について

改めて俯瞰して考えてみるのも良いのかもしれないですよ。

そして身の回りの手中の鳥から動いてみてもよいのかもしれない。

何かを成し得るには、ひとつではない、いろいろな方法があるということを

知っておくだけでも、少し前に進みやすくなるのかもしれない。

なんてことを最近感じていて

楽しみながらインプットとアウトプットをやっていこうと思ってます。

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古典から学ぶということ

知ることは行うことの始まりであり行うことは知ることの完成

昨日は3年通った大学院の卒業式だったけど(5月頃にかいた記事です。)

どうしても次男のサッカーの大会を観に行きたくて悩み抜いて欠席。

大阪の南の方まで2日間行って来ましたが天気も良かったしゴールも見れたし。

グラウンドの横ではグルメフェスまでやっていて美味しいものも食べれたし

卒業式は残念だけど、どちらも今だけのことだからじっくり考え

自分の本当に大切にしたいことを改めて考えながら過ごした週末でした。

海鮮丼、まぐろがドーンっておいてありました。

解体ショーは見れなかったけど、捌きたての新鮮なやつでペロリ。

 

サンドイッチ。中身はミートにトリュフが入ってます。

 

ハンバーガー。ガッツリ和牛のバーガー。

全部仕事なんですけどね、(^_-)-☆

 

そんな大学院は卒業したけど学びは継続というか全く足りていないので

今は経営道場という本を読み仲間と感じ合うという学びを行なってます。

そんな課題図書だから出会えただろう本が「陽明学-生き方の極意-」

なかなか古典なんて手に取ることもないので良い機会になりました。

 

しかし、古典とはいえ、今でもつながる考え方が素晴らしい考え方で

今も昔も人間の本質的なところは変わらないのかなと感じました。

少し備忘録に深ぼって書いてみようと思います。

 

“人間は誰でも「良知」という立派な素質を天から授かっているのだそうです。

それに磨きをかけていれば、おのずから心の拠り所も得られて、

しっかりと自分を確立することができるはずです。”

 

まずは外に求めてはいけない、自分の中に全ての答えがあると考える。

これは人に対する関わりを持つ時にとても重要な考え方。

 

“苦労は、誰のためでもありません。自分のためなのです。

なるべくなら苦労に負けないで、

むしろ、苦労をバネにして自分を磨いていくことが望まれるのです。“

 

自分に答えがあると考えるならば自分に対して厳しくしなければいけない。

だから苦労をみずからの体験と考えて自ら果敢に取り組めるかが重要。

 

“良知というのは、実はこの世の中の生きとし生ける者すべてを

一体のものとみなす仁の心だというのです。

わかりやすく言いますと他人の苦しみを自分の苦しみとして

感じる心だと言ってよいかもしれません。“

 

自らに矢印を向けながら心で感じることができなければ

人のこころについて理解することは到底できない。

このあたりはこころについて深く考えたことを改めて思い出すけど

自分への意識や体験が浅いと人のことまでわからないというのはすごく理解できるし

本当に今後の自分への課題だと感じている。

 

“人は誰でも天から授かったすばらしい素質「良知」をもっている。

ただし、せっかくの良知でも、ほうっておくと欲望によって曇らされてしまう。

だから、社会有用の人間をめざすためには、

常に良知の発現をはかって修養につとめなければならない。“

 

そして苦労と共にこころを養うということによって

自らの懐を広げるということに努めないといけない。

 

“良知の発現においては、知ることと行うことは一体のものでなければならない。

また、自分を磨くうえでも、実践や仕事を通して磨くことが重視されなければならない。“

 

では、どのように自らと向き合い心を養うか。

それは何事においても実践の中でしか得ることはできない。

だから色々なことに取り組まなければいけない。

仕事以外にも人と関わりをもつあらゆることの中で自らに矢印を向け

様々な感情を理解し解釈し続けることで磨き続けなければいけない。

 

“良知はまた万物を一体のものとみなす仁の心であって、

それがあるかぎり他人の不幸を見過ごすことはできない。

だから良知の発現は、自分だけの修養にとどまらず、

ただちに社会問題の解決に奔走する激しい熱気のようなものを帯びることになる。“

 

そして自らの心の痛みと共に成長した暁には

人のこころの痛みがわかる人になっているだろうという考え。

そして、人のこころの痛みをほっとけないという気持ち。

この人間理解については本当に共感しかない。

 

“知ることは行うことの始めであり、行うことは知ることの完成である。

ほんとうに物事を会得したときには、

知ることのなかにすでに行うことが含まれているのであり、

行うことのなかにすでに知ることが含まれている。“

 

そして知行同一と言われる所以。

学ぶことにどのような意味があるか?

学ぶだけではなぜいけないのか?

ここに答えがあると思う。

 

“人生における最大の病気は、傲の一字、すなわち傲慢であることだ。

謙虚はあらゆる善の基であり、傲慢はもろもろの悪の始まりである。“

 

このように自らを常に厳しく捉えるように心持ちを保つことが

今人生の中で成長するために様々な経験を体験している意味だと

本当に日々の出来事を無駄にしないようにと思う考えでした。

この王陽明という壮絶な人生を成し遂げる上で築かれた考え方は

本当に今の現代でも通用する力強いものだと思います。

 

(ここからは5月に書いた文章を読み、今日書いています。)

MBAでは経営のこととしてマーケティングとか戦略を学ぶものだと思っていました

だけど、実はこうして、人について深く学ぶ機会もあるんです。

だから、経営がおもしろくなるし、学び続けるようになるんだと思います。

また別の古典にもトライしたいと思っています。日々勉強ですね。

 

しかし今期は結構激しい科目を3科目学ぶ予定なので、

3ヶ月は激動の学びに明け暮れさせてもらい、年明けくらいに少しじっくり

自分を見つめるような時間をとうかなと思います。

この陽明学、改めて良い機会に振り返ることができて良かったです。

学んだことを、すぐに行動に移す。

まずは、それをしっかりと継続するところ。

大切ですね。頑張りましょう。

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大人になってからも成長できる

発達理論に基づいた人との関わりの中で成長できる理由

 

なぜ部下とうまくいかないのか

 

企業が大きくなっていくと、少なかった時には簡単だったことが

急に難しくなったりすることがある。

コトスタイルでも3人くらいの時から10人くらいになることで

いくつも想像していなかった難しさに直面することがしばしばある。

 

穴澤さんって人付き合いうまいねとか結構言ってもらえるんだけど

全然そんなことはないし、本当はものすごく苦手意識も強い。

MBAでもヒト系科目が一番難しいと感じていたし、

こう見えて、だいたい振り返ると人のことで悩んでいる。

まあ、経営は人につきるし、結局は人で悩むのも当然な気はするけど。

 

そういうわけでもっとスタッフのみんなとコミュニケーションをうまくとりたいと思って

なぜ部下とうまくいかないのかという書籍を読んでみたけど

発達理論に基づいて人が成長するフェーズについて小説風に書かれていて

すごくわかりやすかったし、理屈がわかると見方も変わることもあった。

うまくいかない原因がわかれば、アプローチを変えればよいという感じだろうか。

 

発達理論については、僕自身もまだまだ復習しないといけないと思うけど

このブログを読んでくださっている人にも是非知っておいてもらえると

何か良い影響があるかもしれないので、備忘録に記載しようと思う。

 

発達段階1 具体的思考段階

この段階は書籍では触れられなかったけど、成人期前のことであり

簡単に書くと具体的な物事しか思い浮かべて行動できない段階で

抽象的に考えることができないという子供の時期のことをさしていて

今思えば、何かを実現するためのアプローチとか今は考えられるような

先を読んで行動するということは確かにできていなかった気がする。

 

発達段階2 道具主義的段階(利己的段階)

極めて自己中心的で自分の欲求を満たしたいと思っている時期であり

他者の感情や思考を理解するのはおろか、他社を道具のようにみなしている段階。

おそらく独立したいとずっと思っていた30歳前くらいの頃の自分だと思う。

あの頃は本当に自分の事しか考えられていなかった気がする。

 

発達段階3 他者依存段階

組織や集団に従属し、他者に依存する形で意思決定する段階。

誰かが言ったことを鵜呑みにして物事を決定するという感じ。

そう思うと、ここは意外と早くに脱しているようにも感じる。

とにかく依存したくなかったし、何事も自分で決めたかったので

そう考えると、発達段階2が30歳ではなかったのかもしれない。

 

発達段階4 自己主導段階

自分なりの価値観や意思決定基準を設けることができる段階。

自ら行動基準を定めて主体的に行動する。

独立しようと行動に移しているということは、このフェーズに入っていると思う。

というより、独立できたから、このフェーズに入れたという言い方が正しいのかもしれない。

いずれにしても、自己主導段階を目指していたのは間違いない。

ただ、ここに利他的な精神があったかというと正直怪しい。

だけど、今は企業を経営する責任の範囲を広げてもらったことで

自分だけから、家族や仲間といった責任の範囲は広がっている。

 

発達段階5 自己変容・相互発達段階

自分の価値観や意見にとらわれることなく、

多様な価値観・意見などを汲みとりながら的確に意思決定できる段階。

的確にという言葉は怪しいけど、多様な価値観・意見を汲み取るという点は

正直3年間の大学院生活の中で養っていただいたように感じる。

一方で企業理念である人の成功を必死で応援する会社という考えとして

この段階の特徴である他者が成長することによって、自らも成長するという認識は

以前から全く持ち合わせていなかったわけではなく

その方法論に悩んでいたのかなと振り返って思う。

 

 

このように振り返ると発達段階5ですと自分で言ってるみたいで

なんか気持ち悪いけれど、仕事を通じて成長させてもらってきたんやなって思う。

まあまあきっつい仕事を成長のためやと請け負ってきたことや

資格取得や大学院に通うなど、貪欲に自己投資して学んできたことや。

無理してでも夢だった会社を作ったという人生の中で少しずつ成長してるんやと思う。

あと、そんな会社に多くのスタッフが入ってくれたことが今の自分を作ってくれたんだと

改めて思うし、本当に感謝の気持ちでいっぱいになる。

 

そして、今は関わってくれている特にスタッフのみんなにも

仕事を通じてこういった成長段階を駆け上がったほしいと切に願っている。

発達段階4とか5は目指してほしいなって。

そのためにあえて難しく接するときもあったりしたけど

確かに、一人ひとりの今の状態ということをしっかり見てあげるということも大事だった

一方的なレンズで強引に引き上げようとしても難しさがある。

一人ひとりの成長段階を丁寧に感じながら接することができるように

自分自身がもっと成長しないといけないなと思う。

ここんところは、しっかり内省をして、できるように変化していこう。

 

だけど実際に、これから仲間をどんどん増やしていこうと思っているから

厳しい言い方をすると、今の状態で満足していたら、結構やばいと思ってる。

めちゃくちゃ激しく変化する世の中だから、これは誰しも感じていないといけない

今やっている事は絶対にすべてじゃないし、出来ることだけをやる時代じゃない

人として成長し続けるということこそが能力化している気もする。

 

だからこそ、仕事というのは何かを成し遂げるだけじゃなく

成し遂げていく営みのなかで自らにも影響があるということを感じながら

自分と仕事と向き合って、自分なりに納得のいく道を選択してほしいと思う。

 

そんなことを書いていると

やっぱり、仕事を通じて人が成長する場所を創りたかった。

改めて、そうだったよなって思った一冊でした。

そこはぶれずにやっていこうと思います。

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エン・ジャパンの経営から学んだコト

CSA経営を読んで

エン・ジャパンの飛躍を支えたCSA経営-

 

今年から久しぶりにYEG活動(京都商工会議所青年部)をすることに。

創業の時に、父に会社起こすならここに入るようにと言われて入った会。

本当に多くの人に出会い、たくさんの事を教えてもらった会。

 

46歳で卒業なので、あまり時間はとれないけど

残りの3年は少しでも恩を返せるように活動できればと思う。

今回はそんな活動として6月例会の担当班として

DXHUB株式会社の澤田社長をお招きして講演いただくことに。

こういった機会は、やっぱりこういう会じゃないと難しいなと改めて実感。

 

そして、キックオフミーティングを兼ねて

澤田社長と事前ミーティング。

今は成功されているけど、その過程は順風満帆ではなく

本当に苦労されてきたから今があるんだなと実感。

 

そして、そんな澤田社長からお薦めいただいたのが

エン・ジャパン創業者の越智さんの書かれて書籍。

エン・ジャパンの飛躍を支えたCSA経営。

 

内容は人材系の会社だけど、そこには全く触れておられず

何よりも人を一番に考え。考え抜かれた経営哲学が記載されていた。

正直、このあたりの考え方はものすごく共感させてもらえたし

やっぱり働くという事が人生の中で大きな成長を遂げると改めて確信できた。

 

具体的には、スタッフに対してどこでも活躍できる人材をつくるという

熱い想いをまずは示されており、その想いをどのように仕組化してこられたか

そして、その仕組みの中でどのような成果が生まれたかという内容だった。

 

まずは創業者がどんな風になりたいという思いを発信する。

だけど、それは決して一人で成し得ることではない。

だから共感を生み、共感のもとに集まってくれた人たちと協力して成すことが

経営にとってものすごく重要であるということを伝えられているのかなと僕は思った。

 

まもなく13期も終わり14期に向けて考える時期に入っているし

3年かけて学んだ経営学を形にしなければいけないフェーズだと感じてる。

そんな中で、とても参考にさせていただける書籍だった。

良い企業風土をつくるという目標が実現までやり抜くのみ。

 

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納涼会

職人さんたちとの大切な時間

今年の夏は例年以上に暑いのか?

それとも、歳のせいか疲れやすいのか?

わからない。でも本当に猛暑なんだなって思ってしまいそうになるけど

そんな事は、口が滑っても言ってはいけない。

 

だって、現場では暑いなか仕事をしてくれている

職人さんたちとスタッフが頑張ってくれてるから。

 

実はしょっちゅう。お客様や、関係者の皆さんから

コトスタイルの職人さんって本当に良い人たちばかりですよねって言われる

そんなときは全く謙遜する気もなく、はいそうなんですって答えてる。

だって、本当にすごい人達ばかりだから。

 

13年前に会社をつくってはじめたのは、営業ではなく、、、

職人さんたちを探すということ

今は当たり前のように居てくれる人たちだけれど

あの頃は、そんなわけはなく、電話をしても断られる日々。

 

そら、仕事もない。

実績もない。

信用もない。

お金もない。

夢ばっかり語るお兄ちゃんの事信じられます?

 

「うちは、基本はじめての会社さんの仕事はしないんですよ、、、」

「今忙しくて、新しいしごとなんてやってられなくて、、、」

 

一人で会社を起ち上げて、妻と生まれたばかりの息子と生きていくために。

必死で職人さんを探さないと、仕事があっても出来ないから。

でも仕事がないと、相手にもしてくれない。

こんなループにハマりながら、仕事になるかわからない見積もりをお願いしながら

お話させてもらえることを本当にありがたいと思って必死で話した。

 

そして1軒、また1軒と、仕事がカタチになりながら

少しずつ信用してもらえるようになって

そしたら、職人さんが職人さんを紹介してくれるようになって

こんな素晴らしい人達と仕事させてもらえるようになってる。

 

もちろんその中でも、本当にはじめのはじめから。

こんな信用できそうにない僕なんかの仕事をうけてくれた人たちがいる。

それだけじゃなくて、そんな僕に人を紹介してくれた。

本当にありがたいし、僕にとっては大切な人たちなんです。

 

今は、あまり現場に顔を出すことができなくなったから

こうしてお話できるのは、こういう時間だけなので

いつもいろいろ考えて、良い時間にしたいなって思っていて

今回もいろいろ考えて、本当に楽しい時間になりました。

 

中にははじめましての人もいたし

はじめて同士の人もいたし

はじめてなのに高校が同じの人もいたし

まあめっちゃ笑って、めっちゃ話しました。

次は、また年末にやります。

 

コトスタイルでは、一緒に京都の街をつくろうと

想いを持って出店される人たちの

想いをカタチにしてくれる。そんな仲間を大募集しています。

仲間なんていい方は偉そうかもしれない。

年上の大先輩方もたくさんいるから。

でも、こうして楽しくお酒を酌み交わしながら

きっと僕たちの想いを、なんとかしてやろうって助けてくださる。

そんな人たちの集まりなので、めちゃおもろいと思います。

 

是非、ご興味のある職人さんや、職人さんじゃなくても。

何か関われそうな人ならなんでも。

お気軽に、こちらからお問い合わせください。

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自分を知るということ

EQ こころの知能指数を読んで感じたコト

EQ こころの知能指数

 

経営道場の課題図書3冊目はEQ こころの知能指数でした。

DAY1ハイアウトアウトプットマネジメントでは

部下の成果が最大の成果であるということを学んだ上で

では、いかにして部下に成果を出すような行動がとれるようになるか?

そんな問いが生まれて終わった。

 

そしてDAY2人を動かすでは、人との接し方について

原理原則を改めて復習するだけではなく

方法論として行うのではなく、本当にこころから想い行動できるように

相手の事を知ることについて意欲的ならないといけないと学んだ。

 

そして今回のDAY3では感情について学んだ。

人には感じる知性と考える知性がある。

前者がEQで、後者がIQと言われるが、この違いを知る事が

まずはとても重要であると学んだ。

 

人は感情が先に反応してしまう生き物である。

過去にも感情が先に動き、後から大きな後悔をした事がたくさんある。

これも、人というメカニズムがそうさせているという事を知る事ができれば

少し感情がヒートアップしているときは時間を稼ぐなど

自分なりの解決策を体験から蓄積することができるようになる。

 

感情が表れてしまった状態で、知性をいたずらに使うと

思ってもいない結末になってしまうかもしれない

実際に、本書でも数々の失敗の実話が記載されていた。

 

だからこそ、こうして自ら感情が先に動くという事を理解すること

そして情動を抑えて、制御することによって

はじめて知性を上手に使えるということを知ることの大切さを学んだ。

 

また、この情動は自分だけではなく相手にもあること

このことも忘れてはいけない大切なポイントだった。

人は感情が先に動く。いくら知識をつけても感情が動いてしまえば

冷静な判断はできなくなってしまう。

 

ハイアウトプットマネジメントのような組織をつくる為に人と関わる。

成果を最大化させるために人を動かすで学んだような方法をこころから取り入れる。

ただ、感情という予期せぬものに囚われてしまわないよいうに

感情という事が先に発動するという事を知り、コントロールするという事を意識づける。

意識は無意識化されるまでトレーニングする。

そのようなループで、人間力を磨く事が

経営を行う上でも必要だと改めて感じる書籍になった。

 

しかし、このような難しい本を一人で理解するのは本当に大変で

今回経営道場という学びから読書会の重要性を改めて感じている。

そろそろ、二回目の読書会をやりたいと思うし。

社内だけではなく、社外の人とも本を通じた場づくりをしてみたいなと思ったり。

 

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人と働くために知っておくべきこと

15年ぶりに人を動かすを読んで

経営道場という松下村塾的な学びのDAY2の課題図書

「人を動かす」15年くらい前に、まじで人生変えたくて読んだ本。

でも、ぶっちゃけ内容はあまり覚えていなかった。

 

そして、課題図書として読んでみたら

実際に取り入れている事が多くて驚いた

めっちゃ参考にしてたんだと。

 

ただ、読みながら感じたのはテクニック論になっていないか?ということ。

経営者として、現場責任者として、マネージャーとして

数々のリーダー的な仕事をさせてもらいながら

人に行動してもらう難しさに直面するたびに、この考えに立ち返れてたけど

それが表面的なものだったのではないかと思った。

 

本気で心から相手の気持ちや行動について考えられているか。

人の身になるとか、褒めるとか、命令をしないとか

逆に想ってもいないのに、動いてほしいと思ってうわべでいってるなら

相当ひどい人間だなって思う。

反省することも正直ある。

 

そして、本当に難しいことに直面したときにできていない事を思い出し

それが、うわべでやってきた自分の人間力なんだと思った。

 

本当に相手を理解するのって難しい。

でも、決してできないことではないと思う。

心から相手の事を理解するために、人のこころを学びつづけること。

今のタイミングであらためて気づかせてもらった。

 

大学院での学びを経て、この本で改めて会社で

読書会をやってみようと思う。

集まるかどうかはわからない。

でも、この本でみんなと話してみたいと改めて思った。

また、そのことについては後日書こうと思う。

 

そして後日談。

 

会社ではじめて読書会を開催してみた。

思っていた以上にたくさん参加してくれて

良い時間をすごすことができた。

 

それぞれ立場とか普段見ている景色とか異なるけど

だからこういう場所が大切なんだなって思った。

また違う本でやろうと思う。

写真は読書会の後に行った中華。

結局飲んでるっていう。笑

ほんとに、ええ子たちばかりで感謝。

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マネジメントとは

HIGH OUTPUT MANAGEMENT

3年前に学び始めたグロービス経営大学院の

最後の授業も終わり、一旦修了要件は全て獲得させていただきました。

ただ、正直なのところ、これで終われたとは思っていなくて

納得行くまでもう少し学び続けることにしました。

 

4回目の4月期は経営道場といって

松下村塾みたいな感じで本を読みながら自身と対話し、

さらに仲間と対話することで、自分を深めるという内容。

改めて、なぜ学んでいるのか、成すべきことは何かを探そうと

いつも通りのDAY1を過ごしてきました。

 

インテルの社長さんが書いた伝説の書籍で

内容は、まさに今学んでいる事が凝縮された感じ。

オペレーションや、人事、リーダーシップ

組織論などなど、、、普通に読み応えある。

さらに驚いたのは1984年にかかれていたという事。

何もない時に、このような体系立てた経営を

考えるだけでなくカタチにしていることが本当にすごいと思う。

 

当時ここまで丁寧に経営論について記載された書籍はなかったらしく

多くの経営者のバイブルになっていたという話を聞いて、ただただ、凄いなと。

 

何もないところから実践を積み重ね

今MBAで学んでいるようなものを作り込まれるという

実践力は半端じゃないと思うし、見習わなければいけない。

 

また、そんな偉大な人が経営論を探求した結果

究極は人であるということが書かれていることにも共感した。

 

一番の刺さったのはマネージャーの仕事が

部下の成果でしかないという言葉。

権限委譲によりいかに成果を出せるかということ。

 

僕自身も20代のころに部下の仕事をみるように言われたけど

なかなか仕事を任せることができなかった。

このことについても、おせっかいだと言い切っており

今だからわかる共感がものすごくあった。

 

むしろ権限委譲をしないという事が

どれだけ将来の成長に対して機会損失を生んでいるか。

もちろんマネージャーとしての責任だったり

やりたい仕事や手放したくない仕事というものへの理解もあるけど

マネージャーならば理解しなければいけない事だと読ませてもらった。

 

そして、今の組織でも。

そんな事に直面しながらも、ものすごく難しく感じている人が多くいる。

そんなリアルが僕たちにとっては大切な課題だと感じてる。

 

では、そんな課題をどのように解決していくか。

その解決策として重要なキーワードが人であり

人に対する人間力を磨かなければいけないという話につきる。

 

まずは僕からスタッフへ。

そしてスタッフからスタッフへと。

 

組織として権限を移譲することに前向きでいられるような

組織風土を作っていこうと思う。

 

人に任せるということによって、人が成長する機会を生み出す。

そして仕事を通じて、組織と仲間が成長できる場をつくる。

本当に仕事は奥深いくておもしろいと思う。

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他者と働く

当たり前だけど、当たり前にできていない大切な事。

相手のことをわかろうとする気持ちからはじめる。

これにつきるのかなと思った本だった。

仕事だけじゃなく、プライベートにおいてもそうだけど

人間って一人では絶対に完結しない。

だけど、一人の方が簡単に成せる事が多い。

だからつい一人で物事を成そうとしてしまう。

 

でも仕事なんかは社内だけじゃなく、お客様だったり

様々なステークホルダーとの関係性が成果に大きく影響する。

しかし双方に、それぞれのナラティブがあって

双方にこうしたいという強い想いがある。

これが対立してしまうと本当にしんどくなる。

 

では、どうすべきか。

 

相手とのまずは溝を知る。そして相手のストーリーについて考察する。

決して簡単なことではない。

そんな簡単ではないことを成すための

対話力を鍛えていくことが解決に繋がる。

 

自ら経営を行っていると、ついつい自分目線で完結しがちになる。

これはとても危険なことだと、とても注意しないと気づけない。

 

でも、それではだめで、やっぱりよりよい成果を目指すために

この本にかかれている対話から始める共存を

積極的に取り入れるということが、とても大切なんだと感じた。

 

それぞれ育ってきた環境も、経験や体験も違うから

価値観すら異なるのが当たり前の他者が

近いことは考えていたとしても、同じことまでを考えるには至らない。

 

だから、その人のことをもっともっと深く知るということ

この知るという相手からはじめようとする心構えが

この先も大切な他者との共存、そして他者と事を成すために

改めて大切なことであると感じる一冊だった。

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