

今日は朝から京都銀行さんが来社。お昼にはスタッフ全員でのミーティング。午後一は設計施工の打ち合わせ。事務所から移動して設計施工の打ち合わせ。そのまま新規改装の初回打ち合わせ。
あっという間に一日が終わってる。。。でも、仕事がなかった日々を思い出せばこっちの方が全然いいから、、、スケジュール管理が大変だけど時間を作ってもらっているお客さんのためにも全力でお店づくりを楽しんでます。
というわけで、今日はランチなんて行く暇もないので先週行ってきた四条パクチーさんを思い出してブログを書かせていただいております。
京都の人気店に共通する「露出天井」という選択

事務所から歩いて3分くらいのところにあるタイ料理屋さん移転前は御所南だったのでカティさんによく行ってましたがこっちに来てからは、タイ料理も遠ざかってました。というのも、事務所の2件隣がフレスコなので、、、スーパーのお弁当が手っ取り早くてコスパ高しなんです。

実は二階もあるのご存じでした?一階だけだと思ってたら、満席で二階に上げていただきました。平日の昼時なのに、みんなタイ料理です(笑)。女子率もかなり高くて、流行ってる感はすごかったです。

特に印象的だったのは、料理の美味しさだけではありません。
天井です。
梁がそのまま見える「露出天井(スケルトン天井)」の空間でした。古い京都の建物らしい構造体がそのまま現れ、そこに照明やエアコンが取り付けられている。いわゆる“整いすぎていない”状態です。しかし、その空間は不思議と雑多ではなく、むしろその店の世界観を強く印象づけていました。
タイ料理という異国性と、京都の古い建物の構造が重なり、「この店で食べている」という感覚をより強く体験させる装置として機能していたのです。近年、京都のカフェや飲食店、物販店で、この「露出天井」を採用するケースが増えています。ではなぜ、店舗デザインにおいて露出天井が選ばれるのでしょうか。
露出天井(スケルトン天井)とは?
露出天井とは、本来隠されるはずの天井材を取り払い、建物の構造体(梁・スラブ)や設備(配管・ダクト・配線)をそのまま見せる仕上げのことです。
通常の店舗では、
- 石膏ボード
- 軽天(軽量鉄骨)
- クロス仕上げ
などによって天井をフラットに整えます。しかし露出天井では、これらを施工せず、構造をそのまま活かします。
仕上げとしては、
- 塗装仕上げ(黒・白・グレーなど)
- クリア仕上げ(素材そのまま)
などが一般的です。
メリット①:天井が高くなり、空間が広く見える
露出天井の最大のメリットは、「高さ」です。天井を新たに作る場合、通常は構造体から20〜40cmほど下がった位置に天井が設置されます。しかし露出天井にすることで、その分の高さをそのまま活かすことができます。
例えば、
- 通常天井:高さ 2,400mm
- 露出天井:高さ 2,700mm
この300mmの差は、体感的にはそれ以上の開放感を生みます。特に京都の町家や古いテナントでは、構造体の位置が高いため、露出天井にすることで空間の魅力を最大限引き出せます。
メリット②:店舗の世界観を強く表現できる
露出天井は、空間の「キャラクター」を決定づけます。
例えば、
- 黒塗装 → 無機質で都会的
- 白塗装 → 明るく軽やか
- コンクリートそのまま → 工業的・インダストリアル
- 木梁を見せる → 温かみ・京都らしさ
天井は空間の面積の中でも大きな割合を占めるため、ここをどう扱うかで、店の印象は大きく変わります。四条パクチーさんのように、「粗さ」がそのまま店の魅力になる場合もあります。
メリット③:天井工事費を削減できる場合がある
一般的に天井を新設する場合、
- 軽天工事
- ボード工事
- クロス工事
などが必要になります。露出天井にすることで、これらの工事が不要になります。ただし、これは「必ず安くなる」という意味ではありません。後述しますが、塗装や設備整理によってコストが発生する場合もあります。
デメリット①:空調・配線の整理が必要になる
露出天井では、すべてが見える状態になります。
つまり、
- 配線
- 配管
- ダクト
などの整理が非常に重要になります。雑然とした状態では「意図しない雑さ」になります。逆に、意図して整理された状態であれば「デザイン」になります。これは非常に大きな違いです。
デメリット②:塗装費用が必要になる場合がある
露出天井では、塗装を行うことが一般的です。
理由は、
- 統一感を出すため
- 設備を目立たなくするため
です。
京都の店舗では、黒塗装が多く採用されます。
黒にすることで、
- 設備が目立たなくなる
- 空間に奥行きが生まれる
という効果があります。塗装費用の目安は、約3,000〜6,000円/㎡程度です。
デメリット③:音が反響しやすくなる
通常の天井材には、音を吸収する効果があります。露出天井ではこれが無いため、
- 音が響きやすい
- 騒がしく感じやすい
という傾向があります。
対策としては、
- 壁面に吸音材を使用
- 家具配置で音を分散
などの方法があります。
京都の店舗で露出天井が選ばれる理由
京都の店舗物件は、
- 築年数が古い
- 構造体が魅力的
という特徴があります。梁や柱が美しい物件が多く、それを隠すよりも「見せる」ことで価値が生まれます。露出天井は単なるコスト調整ではなく、物件の魅力を最大化するための選択です。
露出天井は「正解」ではなく「選択」
露出天井は、すべての店舗に適しているわけではありません。
重要なのは、
- 店のコンセプト
- 物件の特性
- ターゲット
との整合性です。整った天井が必要な店もあります。逆に、露出天井でなければ成立しない空間もあります。四条パクチーさんのように、構造体そのものが店の魅力になるケースは少なくありません。店舗デザインにおいて重要なのは、「何を隠すか」ではなく「何を見せるか」です。
露出天井は、その問いに対するひとつの答えです。

間仕切りだって、ほら、段ボールで目隠しされてます。全然違和感がないから、店舗デザインの極みって感じですよね。

おすすめランチはいろいろ入ってます。ガパオライス、トムヤムスープ、グリーンカレー、サラダ、いろいろ混ぜて食べるのが楽しかったです。

そして大好物のココナッツ。タピオカがプチプチしていて最高のデザート。
実は、カティさんが昨年閉店されてからあの味に変わるタイ料理屋さんを必死で探してます。比べてしまうと違う味になっちゃうのですがここはここのタイ料理!店舗デザインに料理にお昼から楽しませもらいました。また、ちょこちょこ行こうかなって思ってます。
タイ料理は大好物なので、おすすめのお店があれば是非是非押してほしいです~。おすすめのタイ料理店のコメントお待ちしております。






