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京都・店舗デザインの現場で考える、テクノロジーと街づくりの新たな接点

第四次産業革命と課題図書から見えてくる、店舗づくりの枠を越えたヒント

お店づくりの現場にいると、時々ふと考えることがあります。
「街の中に、もっといろんなお店が生まれてもいいのにな」
「もっと、物件の選択肢が広がれば、夢を形にできる人が増えるんじゃないか」

そんなふうに感じる場面は、この仕事をしていると本当にたくさんあります。

コトスタイルは、出店を目指す方々の想いをカタチにするお手伝いをしています。
けれど実際は、物件探しの段階で悩んでいる方がとても多い。
理想の場所がなかなか見つからなかったり、そもそも空き物件が流通していなかったり…。

「空いている場所があるはずなのに、街に活かされていない」
そんな違和感が、少しずつ心の中で大きくなってきました。

自分と向き合う3ヶ月の学び

そんな思いもあって、今、自分の視野をもう一度広げてみたいと思っています。

実はこの文章は、2024年10月の自分が書き残していたものに少し手を加えてアップしています。
あのときは、グロービス経営大学院の「テクノベート・ストラテジー」という授業を受けようと決めたタイミングでした。

内容は、テクノロジーの進化を理解し、自社や業界の課題解決にどう活かせるかを考えるというもの。
最終的には、自分で設定した課題に対するビジネスの素案をレポートとしてまとめることになります。

土曜は息子のサッカーなど、家族との時間として大切にしてきましたが、今回はあえてこの学びに挑戦することにしました。

長年あたためてきた挑戦

実はこの科目、ずっと「いつか受けてみたい」と思いながらも手をつけずにいたものです。

そんな中、以前「クリティカル・シンキング」の授業で大きな刺激を受けた吉田先生の講義が名古屋校で開催されると知り、受講を決意しました。

圧倒的な課題と最初の一歩

授業前には、25冊もの指定図書が課題として出されていました。
ただ、そのうち1冊は英語版のみで、自分は読めず…実質24冊を読み進めることに。

忙しい時期でもありましたが、まずは2冊ほど読み進めて、「とにかくやってみよう」という気持ちでスタートしました。

このブログでは、そんな課題図書からの学びや気づきを少しずつ紹介していこうと思っています。

1冊目は『第四次産業革命』。
未来の社会や産業の姿を大胆に描いた一冊でした。

読んで感じたのは、未来への向き合い方次第で、今の行動が大きく変わるということ。
現状の枠組みにとらわれていると、未来の変化に取り残されてしまうかもしれない。

お店づくりの現場から、未来を見つめてみる

私たちがサポートしている出店の現場でも、こうした未来視点はますます大事になると感じています。

「空き家をどう活用できるか」
「お店づくりの場がもっと多様に広がっていくには、何が必要だろうか」

この時点では、まだ明確な事業構想があったわけではありません。
けれど、自分たちが大切にしてきた「景色を変える」というビジョンと重ねながら、次のヒントを探している途中です。

テクノロジーは、それを叶える大きな武器になるかもしれません。
一方で、人の想いが詰まった場が生まれることが、これからもずっと大切な価値であることに変わりはないと思っています。

店舗づくりの枠を越えて、街全体の景色にどう貢献できるのか。
そんな視点を持ちながら、この3ヶ月の学びを続けていこうと思います。

またこの場でも、折に触れて考えていることを綴っていきますね。

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