

「節約」と「絶対にこれ買ってやる消費」を勝ち抜く店舗デザイン戦略とは
あけましておめでとうございます|2026年、店舗づくりを考える年始に
あけましておめでとうございます。
年末年始、少しゆっくりできた方も、気づけば仕事モードに戻っている方も、また新しい一年が始まりました。毎年この時期になると、事務所でも
「今年はどう動くべきか」
「そろそろお店のことを本気で考えたい」
そんな相談が少しずつ増えてきます。2026年の幕開けは、店舗を取り巻く環境がはっきりと“次のフェーズ”に入った、そんな空気を感じています。
はじめに|2026年の京都の店舗投資、正直どうなる?
最近、お客さんとの打ち合わせでよく出る言葉があります。
- 「正直、先が読めないですよね」
- 「今、投資して大丈夫なんでしょうか」
これは不安というより、冷静な感覚だと思っています。給料は少しずつ上がっている。でもそれ以上に、物価や原価、人件費が上がっている。その結果、消費者の頭の中にはこんな前提が残っています。
お金がないわけじゃないけど、
無駄には使いたくない。
一方で、ここ数年ではっきりしてきた流れもあります。
「これは絶対に欲しい」
「ここにはお金を使う」
2026年の店舗投資は、「節約志向」と「価値追求消費」
この二つが、よりくっきり分かれる年になる。
コトスタイルでは、この流れを「厳しい時代」ではなく、設計と企画で勝ち筋を描ける時代だと捉えています。
【京都 店舗デザイン テナント】2026年の消費行動は、なぜここまで二極化するのか
2026年の消費者は、かなりシビアです。
- 安いから、では動かない
- 有名だから、でも動かない
- なんとなく、では買わない
でも逆に、
- 理由がちゃんとある
- 自分の価値観に合っている
- 誰かに話したくなる
ここで重要なのは、
「高級にすればいい」「派手にすればいい」ではないという点です。
むしろ2026年は、
- 無駄を削ぎ落としたうえで
- その店にしかない価値を、きちんと残す
このバランスが、店舗デザインにも強く求められます。
京都の店舗投資を支える
効率化 × 顧客体験という考え方
1.店舗オペレーションの進化は「楽をするため」ではない
飲食店・小売店・サービス業。
どの業態でも共通しているのが、
- 人件費の高騰
- 人手不足
これはもう避けられません。ただし、ここでよくある落とし穴があります。
効率化=人を減らすこと
これだけで考えてしまうと、店の温度が一気に下がるケースが多い。コトスタイルが、京都の店舗デザインやテナント設計で大事にしているのは、
- 省ける動作は、仕組みに任せる
- 人がやるべき接点だけを、より濃く残す
という設計です。
2.モバイルオーダー・AI活用の「本当の意味」
2026年に向けて、
- モバイルオーダー
- LINE連携
- AIによる接客補助・レコメンド
こうした仕組みは、さらに当たり前になります。
でも、失敗する店の多くは、
人を減らすためだけに導入してしまう
結果、
- 接客が味気なくなる
- 店の個性が消える
という状態に。
たとえば、
- 注文はスマホ
- でも料理の説明や一言は人
こうした役割分担を設計段階で考えるかどうかで、
同じ設備投資でも結果はまったく変わります。
3.「新時代の居酒屋」に学ぶ、低価格×高体験の構造
最近、京都でも増えているのが、
- 価格帯は抑えめ
- でも体験は記憶に残る
いわゆる新時代型の業態です。
ポイントは、
- 原価を削る
- 人件費を削る
ではなく、
- 動線が迷わない
- オペレーションが詰まらない
構造的にムダが出ない店舗デザイン。
デザインの役割は、
見た目を整えることだけではありません。
「迷わず回る店」をつくること。
これが、
- 回転率
- スタッフ定着
- 顧客満足
すべてに効いてきます。
4.狭小化が進む京都テナントで求められる設計視点
2026年に向けて、
京都のテナントでも避けられないのが狭小化です。
広い物件は、単純に高い。
だからこそ、
- 何を削るか
- 何を兼ねるか
を最初から設計に落とす必要があります。
- 昼と夜で役割が変わる席
- 収納と演出を兼ねる壁
- スタッフ動線とバックヤードを重ねる配置
こうした工夫が、
コスト削減と体験価値を同時に成立させます。
前編まとめ|2026年の店舗投資は「削る」だけでは勝てない
2026年の京都の店舗デザイン・テナント計画では、
- 効率化は必須
- でも、削るだけでは足りない
ここまでが前編です。
後編では、
オンライン集客と「信頼」が、店舗の価値をどう左右するかを掘り下げていきます。







