

こんにちは。コトスタイル株式会社の穴澤です。
本日12月26日で、コトスタイル株式会社の2025年の業務は仕事納めとなります。年末のこのタイミングで、少しだけ一年を振り返ってみたいと思います。
そんな節目の日に、まずは今年一年をぎゅっと詰め込んだ「2025年ありがとうMOVIE」をつくりました。2025年、コトスタイルは本当に多くのお店づくりに関わらせていただき、たくさんの人の想いに触れながら、走り続けた一年でした。完成したお店では、今日も変わらず人が集い、それぞれの日常や賑わいが生まれているのだと思います。
この動画は、そうした一年の空気感と、支えてくださった皆さんへの感謝の気持ちを込めたものです。年末のひと息つくタイミングで、気軽にご覧いただけたら嬉しいです。
「とにかく行動する」と決めた一年
2025年は、自分自身に「とにかく行動する」というテーマを課した一年でした。結果として、この15年間の中でも、本当にたくさんの人に出会い、たくさんの学びを得ることができた年だったと思います。
年明けの頃は、経営していた焼肉店を閉めるかどうかで、本当に悩んでいました。簡単な決断ではなかったですし、葛藤もありましたし、結果としてご迷惑をおかけした方もいます。ただ、覚悟を持って決断できたこと、そしてその決断によって前に進めている実感があることは、今の自分にとってとても大きな意味があります。
店長の筒井さんは、大阪の大きな焼肉店で新たな挑戦を続けてくれていますし、役員の福田とは、新しい事業としてAkimiiの立ち上げや、UberallというMEOツールの事業化に取り組むことができました。一つ手放したことで、やれることが一気に増えた。この感覚に気づけたこと自体が、今年の大きな収穫だったと思っています。
新しい挑戦と、外に出たからこその学び

具体的な行動としては、まず京都のリーンローンチパッドというアクセラレーションプログラムに応募し、Akimiiという新規事業のピッチを作ったことが挙げられます。結果は入賞とはなりませんでしたが、ビジネスを言語化し、人前で話すことの意味や重要性を改めて学ぶ機会になりました。
その流れで、「始動」という東京のアクセラレーションプログラムにも応募し、ありがたいことに100人の中に採択していただきました。東京に何度か足を運び、ピッチをブラッシュアップしながら、事業を形にしていくプロセスを体験できたことは、自分にとって非常に大きな経験です。
また、これまであまり顔を出してこなかった経済団体に参加したり、会合に積極的に出るようになったことで、多くの経営者の方と話す機会を持つことができました。こうした時間をつくれたのは、現場を支えてくれているスタッフのおかげですし、理解してくれる妻や家族の存在があってこそだと、心から思っています。ありがとう。
EOとの出会いが与えてくれた衝撃
中でも、特に衝撃的だったのが、EO(起業家機構)に参加したことです。詳しい内容は多く語れませんが、とにかく視座の高い経営者の中に身を置き、自分の未熟さを痛感しました。それでも必死に食らいつき、考え、行動する。そういう環境に出会えたことは、間違いなく将来のターニングポイントになると感じています。
また、同い年の経営者仲間に会いに東京へ行くなど、去年までの自分では考えられないほど行動的になりました。外に出ることで得られるものは本当に大きく、今年は「行動する」ことにコミットして本当によかったと、今は素直に思えます。
東京への一歩と、次のステージへ
来年、実は東京に拠点を構えます。まだスタッフにも正式には伝えていませんが、虎ノ門にあるインキュベーション施設に席を確保する予定です。大きなオフィスを構えるわけではありませんが、気持ちとしてしっかり東京に軸足を置きたいと考えていました。
ちょうど2年前に卒業したグロービス経営大学院のインキュベーション施設に入ることができ、入居にあたって多くの方をご紹介いただくなど、卒業後も続くフォローの手厚さを改めて感じています。学んだことを形にする役割が自分にはあると思っていますし、ここでしっかり成果を出していきたいと思っています。
忙しさの中で感じた、チームの力

2025年は本当に走り切った一年でしたが、特に12月は過去一番と言っていいほど忙しかったです。そんな中でも、毎年恒例の協力会社の皆さんをお招きした忘年会を開催できました。今年はスタッフも現場で手一杯だったため、無理なお願いはせず、僕自身が中心となって準備を進めました。
職人さんへのインタビューをもとにクイズを作り、スタッフがどれだけ協力会社さんを理解しているかを試す企画や、恒例のビンゴ大会など、あっという間の2時間でした。

また、年末にはスタッフだけでの、少人数のしっぽりとした忘年会も開催できました。一人ひとりがこの一年でどんな成長をしたのかを話す時間は、とても貴重でした。なお、ナルセが1月末で退職することになり、この忘年会は送別会も兼ねた会となりました。次の環境でも、ここで得た経験を活かして活躍してくれることを願っています。
15周年を迎える2026年
2026年は、コトスタイルにとって15周年の節目の年です。この一年を走ってきた中で、自分が本当にやりたいことも、かなり明確になってきました。本当にいろいろなところに足を運んで、必死で話して、色々な人にお願いして事業について壁打ちを重ね、短いスパンで試行錯誤を繰り返す中で、「人生をかけてやりたい」と思えるビジネスに向き合えている感覚があります。
新年には、まずスタッフに目指すべき姿をしっかりと語りたいと思っています。そして家族とも、それぞれの目標やこれからの動き方について話し合い、休みの間に体も心も整えながら、2026年のスタートに備えたいと考えています。
2026年に向けて
この一年、本当に多くの方に支えていただきました。関わってくださったすべての皆さまに、心から感謝しています。来年も「成長したい」という気持ちを大切に、自分はなぜこれをやっているのか、コトスタイルとして何を実現したいのかを、より深く言語化しながら前に進んでいきます。
世界にとって、日本にとって、そして京都にとって、なくてはならない会社を目指して。自分自身も、さらにスキルアップしながら挑戦を続けていきたいと思います。
2026年も、どうぞよろしくお願いいたします。





