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下京区市部町で酒屋の工事が始まりました

おはようございます。コトスタイルの穴澤です。
2025年もいよいよ残りわずかとなり、当社も今週いっぱいで年末年始の休暇に入ります。そんな年末ギリギリのタイミングですが、実は新しくスタートした現場があり、今日は朝からその現場を回ってきました。

場所は下京区市部町。七条通りを御前通から少し北に入ったあたりです。このエリア、最近じわじわと注目され始めている場所で、個人的にも気になっているエリアのひとつです。丹波口エリアや京都中央市場が近く、そこから派生するように、ラーメン屋さんや定食屋さんなど、いいお店が少しずつ増えてきています。実際、僕自身も行きつけのお店がいくつかあって、「これから来そうやな」と感じている場所でもあります。

「これから注目の場所」は、いちばん悩む選択肢

ただ、「これから注目される場所」というのは、物件を決めるうえでいちばん悩ましい条件でもあります。本当に人は来るのか、もし来なかったらどうしようか。この不安は、誰にとっても当たり前のものです。

今回のお客さまも、実はこのエリアにお住まいの方で、街の変化をよく知っているからこそ、最後の最後まで悩まれていました。地元に知り合いも多く、昔の姿も知っている。だからこそ判断が難しい。でも一方で、「確実に街が変わってきている」という実感も持っておられました。その両方を踏まえたうえで、この場所でお店をやる決断をされたんです。

その背景を聞いているからこそ、僕たちとしても「なんとしても良いスタートを切ってもらいたい」という気持ちになります。現場に入る原動力は、やっぱりこういうところにありますね。

一筋入った場所だからこそ考える集客のこと

今回の物件は、いわゆる通り沿いの一等地というわけではありません。一筋入った場所だからこそ、「どうやって知ってもらうか」という点は、最初からしっかり考える必要がありました。

実はこの点について、担当のナガサワから相談を受け、僕自身も直接お客さまとお話をさせていただきました。そこで話題になったのが、デジタルでの認知づくりです。

コトスタイルでは、グループ会社であるグッドランプを通じて、ブランディング支援やMEO対策などのデジタルマーケティングも行っています。今回はその中でも、店舗情報を一元管理し、検索や地図上での見え方を整える「Uberall」というツールについてご説明しました。現時点では導入に前向きなお返事もいただいており、設計・施工だけでなく、開業後の集客まで含めてしっかりサポートしていく予定です。

町家でつくる、思いのある酒屋さん

今回のお店は酒屋さんです。これまでしっかりとキャリアを積まれていて、独自の仕入れルートを持ち、「本当におすすめしたいお酒を勧める」という、芯のあるコンセプトをお持ちです。

風情のある町家の空間の中で、その思いをどう形にしていくのか。ここからは、丁寧にひもときながら一緒につくっていくフェーズに入ります。ひとつ最初から決まっているのは、「DIYを取り入れたい」ということ。今日も現場で大工さんと話をしながら、そんな話を聞いていました。

自分のお店を、自分の手も入れながらつくる。これはやっぱり、愛着の入り方が全然違います。僕たちも、そういうお店ができるのが本当に好きですし、思いのあるお店になるよう、しっかりサポートしていきたいと思っています。

年末年始をまたぐ現場と、次のスタートへ

年末から始まった現場なので、工事は一旦、年内で区切りの良いところまで進め、年明けから再スタートするスケジュールです。今は他にも同じような現場がいくつかあり、正直、年末年始も気が気ではありませんが、しっかりと年を越して、2026年を良いスタートで迎えられるよう準備を進めています。

年明けから着工する現場もすでにいくつか決まっていて、この年末は本当にスタッフみんなが全力で走ってくれました。少ないメンバーで、一人ひとりが自分のキャパを超えるような状況だったと思います。それでも、乗り越えながら確実に成長している。振り返ると、そんな一年だったなと感じています。

成長したい人と、一緒に働きたい

僕は、会社は「成長できる場所」でなければならないと思っています。そして、その成長の場をつくることが、代表である僕の仕事だと思っています。

今、コトスタイルは明らかに成長フェーズに入っています。正直に言うと、人が足りていません。でもそれは裏を返せば、チャレンジできる余白があり、成長できる環境があるということでもあります。今入ってもらえれば、将来的にコトスタイルを引っ張っていくようなポジションをお任せできるタイミングだと思っています。

店舗デザインをやっている人、これからやってみたい人、少しでも気になったら、ぜひ一度話をさせてください。街に対する思い、人に対する思い、仕事に対する思い、家族に対する思い。いろんなものがつながって、今ようやく自分の中でやりたいことが一本化できてきました。その感覚に共感してくれる人と、一緒に働きたいと思っています。

採用についてはこちらを御覧ください。

お知らせ:DXPO大阪’26に登壇します