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(前編)京都で「お店を開きたい!」と思ったら読む記事|開業の最初の一歩

ワールドカップの年に、あなたのお店もキックオフ!?

2025年の年末。気づけば来年はワールドカップの年。家ではサッカーの話題が耐えません。中学生の長男は、最後の公式戦も終わりに気持ちは高校サッカーの様子。小学生の次男も大きな大会で見事準優勝。ただ最近は性格がプレーに出て本当に見ていて笑っちゃう。ただ二人共数年前とは比べ物にならないくらい上手だし、しっかり準備してきた成果が出ているし、もう次の準備をしようとしてる。そんな彼らの姿を見ながら、「準備してきた人にこそチャンスが回ってくる」って、やっぱりスポーツもお店づくりも同じやなと改めて思うんです。

さて、今回のコラムでは、2026年のOPENを目指すみなさんに向けて、 「京都でお店を開きたい人が、まず知りたいことTOP10」 を、僕たちコトスタイルがひとつずつ答えていく形式でまとめました。これまで300件以上の開業サポートをしてきた実例と、リアルな現場での会話から、今いちばん知っておいてほしいことを厳選しています。

京都でお店を開きたい人が、まず知りたいことTOP10

  • 1.お店を始めるには、どんな流れで準備を進めればいい?
  • 2.京都で飲食店や美容室に向いているエリアって?
  • 3.必要な許可や手続きって、どれくらいあるの?
  • 4.内装工事ってどれくらいの費用がかかるの?
  • 5.補助金や融資って使えるの?
  • 6.事業計画の作り方は?
  • 7.京都特有の規制に注意?
  • 8.内装デザイン・施工のポイントは?
  • 9.集客・マーケティングはどうする?
  • 10.リスク回避の秘訣は?

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この記事は、コトスタイルへ寄せられた数多くのお問い合わせやご相談内容をもとに作成しています。
電話・Webからのお問い合わせ、セミナーでのアンケート、お客さまへのヒアリングや個別インタビューなど、今年も多くの声をいただきました。その中から、特に質問の多かった10項目を厳選し、店舗設計・施工のプロとしてコトスタイルが丁寧にお答えする形でまとめたのがこの「まず知りたいことTOP10」です。これから京都でお店を開こうと考えている方の不安や疑問に、少しでも寄り添える内容になればと思います。
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では、ひとつずつお答えしていきます!

1.お店を始めるには、どんな流れで準備を進めればいい?

まずこれですね。相談に来られる方の多くが「何から手をつけたらいいか分からない」とおっしゃいます。もっとも問い合わせが多いご質問です。

基本の流れはこうです:
【 事業計画物件探し工事計画融資契約工事 → OPEN 】

ただし、京都は景観条例や歴史的建造物の制限がある地域も多く、全国でもちょっと特殊。特に飲食の場合、「思ったよりも時間がかかる」ことを想定して、開業の3〜6ヶ月前から動き出すのがベストです。

コトスタイルからの回答: 私たちは設計・施工だけでなく、「このエリアでこの業態、いつオープンしたい」という計画から逆算して、 スケジュールづくりや業者調整まで伴走します。無料相談の時点で、 「今ならこのくらいのタイムラインで行けますよ」と即答できるのが強みです。

2.京都で飲食店や美容室に向いているエリアって?

観光都市・京都。場所選びはとても重要です。ただ、「観光地=儲かる」ではありません。地元客と観光客、どちらをメインにするかで選ぶエリアも変わってきます。

ターゲット層       おすすめエリア
地元の人         四条烏丸、御所南、西院、西大路御池など
観光客メイン       四条烏丸、祇園、清水、京都駅周辺など

坪単価の目安(飲食OK、1階路面) → 坪1万円〜5万円

実は私たちは不動産屋ではありませんが、設計施工の仕事を通じて、 現場でしか出会えない「リアルなテナント情報」を持っています。さらに、物件を見ながら「このスペースなら厨房はここ、席数はこのくらい」というシミュレーションもその場で可能です。

3.必要な許可や手続きって、どれくらいあるの?

サッカーで言えば「スタメン登録」みたいなもの。どんなにうまい選手でも、ちゃんと登録されてないとピッチには立てません。お店も同じで、営業にはそれぞれ“許可”が必要です。たとえば飲食店なら、保健所の「飲食店営業許可」が絶対。火を使うなら「防火管理者」や「防災設備の届け出」も忘れてはいけません。美容室や理容室なら「美容所開設届」「施設基準の適合確認」がありますし、物販でも消防法に関わる届け出が必要になるケースがあります。

見落としがちなのが、“誰が申請するか”。これ、実は設計や工事の進行と密接に絡んでいて、「書類が1枚足りずにオープン延期…」なんてことも。

コトスタイルでは、開業に必要な許認可を、業種ごとに一覧にしてご案内。さらに、図面や施工内容に合わせて、申請の順番や役所への相談同行もサポートしています。
「まずどこに何を出せばいいか分からない」という方、無料相談でまるっと整理できますよ。

4.内装工事ってどれくらいの費用がかかるの?

これは皆さんが一番気になるところかもしれません。費用は業態や規模、選ぶ物件によって変わりますが、ざっくりとした目安は「500〜2,000万円」です。飲食で厨房が必要な場合は高くなりがち、美容室や物販であれば比較的コストを抑えられることもあります。
京都ならではの事情として、築古物件や町家物件を選ぶ方が多いですが、これが意外と落とし穴。たとえ見た目が綺麗でも、耐震補強や排水の更新が必要で、結果的に費用がふくらむことがあります。

そこでコトスタイルでは、設計前の段階から無料で費用シミュレーションをご案内しています。「この物件だと、こういう工事が必要で、だいたいこのくらい」というざっくりした全体像を、事前に知っておけると安心です。

5.補助金や融資って使えるの?

京都市や京都府には、店舗開業に使える補助金や融資制度がいくつかあります。例えば、商店街の活性化を目的とした補助金(上限100万円)や、京都信用保証協会の創業融資制度などです。ただし注意したいのが、申請に「事業計画書」が必要なこと。しかも、デザインにこだわった開業計画ほど「見せ方」が重要になります。

そこで、コトスタイルでは事業計画づくりのサポートも行っています。計画書の作成だけでなく、デザイン図面や費用内訳といった裏付け資料も一緒に準備し、提出先に納得してもらえる形に整えます。補助金の採択実績も多数あるので、まずは相談してみてください。