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小さなお店の「店舗 デザイン 事例」!限られたスペースを最大限に活かす工夫【京都】


今年の6月、京都は例年よりも早く真夏日を迎えました。日中は30度を超える暑さ。そんな中、荒神口(こうじんぐち)エリアで工事がスタートしました。

まだ詳細は控えますが、今回はお二人でお店を切り盛りするカジュアルフレンチの出店計画です

荒神口エリアは人気なのか?

荒神口は、京都御所の東側に位置する静かな住宅地でありながら、ローカルと観光が交差する絶妙なポジションにあります。大通りから一本入るだけで、そこには昔ながらの町家や小さなギャラリー、個人経営の飲食店が点在しています。

実は、このエリアでの出店相談はここ数年で増加傾向。観光客の回遊ルートに近く、それでいて落ち着いた雰囲気を好む飲食業の方々から注目されています。中でも、限られた面積で勝負するスモールビジネスにとっては、家賃相場や立地条件のバランスがとても魅力的なのです。

居抜き物件の魅力と注意点

今回のお店は、もともとは居抜きの状態で募集されていた物件でした。家具やカウンターが残された状態での引き渡しだったため、初期費用を抑えられるという大きな利点がありました。

しかし、居抜きだからこそ必要な「目利き」もあります。

例えば、前テナントの設備が本当に使えるのか、排水やガスの配管位置が自分たちの業態に合っているのかなど、確認すべきポイントは多岐にわたります。コトスタイルでは、こうした居抜き物件のチェックポイントをひとつひとつクリアし、必要な改修内容を精査するところからサポートしています。

結果的に、このお店では一部の機器をそのまま活かしつつ、空間全体をリデザインすることで「古さを魅力に変える」方向性に。

カジュアルフレンチの店作り:コンパクトな空間をどう活かす?

この店舗の延床面積は約10坪。決して広くはありませんが、「見せ方」と「導線」の工夫で圧迫感を感じさせない空間を目指しています。

たとえば、入口すぐのカウンター上には目隠しを兼ねた収納家具を設置し、手元を隠します。テーブル席も配置し、壁面には木の突板を貼って奥行きを演出していきます。

さらに、照明はダウンライト、ペンダントライトを配置して料理が美味しく見えるように配慮。厨房と客席のライブ感と安心感のバランスも図っています。

限られたスペースでも、デザインと導線次第で「居心地のよいお店」は作れるという好例にを目指します。

7月、京都の真夏日に完成を目指して

引き渡し予定は、7月中旬になります。セミの声がかすかに聞こえ始めた頃に無事に完成することを祈るばかりです。

コトスタイルでは、こうした“思い”のこもった店舗づくりを、物件探しからデザイン設計、施工、引き渡し後のアフターサポートまで、ワンストップでお手伝いしています。

京都で小さなお店を開くなら——

限られたスペースだからこそ、工夫が生きる。 そして、そこにはお客様の「想い」と、私たちの「経験」が重なります。

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