

観光地出店のリアルな舞台裏
京都は昨日から梅雨入りだそうです。今日も朝からしっかり雨が降っていますが、、先週の晴れた日に撮った清水の五重塔と青空の写真をアップさせていただきます。
そんな清水エリアで、いま私たちは新しい店舗づくりのプロジェクトに関わっています。今回は、クライアントと家主さんとのご縁をつなぐところからスタートした案件で、コトスタイルとしてもやりがいを感じながら取り組んでいるところです。
清水はなぜ特別なのか?
京都の観光地のなかでも、清水エリアはやはり特別な存在。国内外のブランドが「日本で出店するなら、京都・清水に出店したい」と考える場所でもあり、出店競争はとても激しいです。
歴史的にも貴重な寺社仏閣や町並みとともに、脈脈と文化を育んできた東山エリア。
中でも清水寺まで続く参道の石畳と坂の景色は、現代の街から見ると異世界に感じるほどです。世界的に見ても、貴重な街と言えます。
物件情報も一般にはなかなか出てこないので、今回のように家主さんの大切な建物を借りて、清水でしかできないお店をオープンしようというクライアントとの縁が繋がったことは、本当に貴重だと感じています。
世界中の観光客が訪れる街
清水エリアは、有名なブランドも旗艦店を開いているので、京都の地元ならはの店に加えて、たくさんの体験を楽しむこともできるのが、人気の秘密です。
国内外の観光客が京都で必ず訪れる場所となっています。
中でも石畳に京都の町家が並ぶ「産寧坂」という今回の立地は、なかなか出会えない出店場所です。
坂の街並みそのものが観光の一部になっているので、海外からのお客様が写真を撮りながら街を楽しむ姿もよく見かけます。フォトジェニックな画像として世界中に発信され、人を呼んでいます。
プロジェクトの進め方
今回は、コトスタイルのチームで設計・施工まで一貫して担当しています。清水エリアならではの景観との調和やクライアントの求める空間の作り方など、チーム内でも意見を出し合っています。
町並みの保全のため、制限のある地域ですが、現場では、職人さんとたとえば外観の古色に馴染むための木材の選び方の話など相談しながら、協力して進めています。
清水で出店を目指す方へ
もし今後、清水エリアで出店を考えている方がいらっしゃれば、まずは地元の不動産業者さんとの信頼関係づくりがとても大切だと思います。物件情報が表に出にくい分、ネットワークの力がとても大きいエリアです。
そして、店のコンセプトやどんな空間を作りたいのか、どんな場にしたいのか、早い段階からイメージを不動産関係者へも共有して味方にできると、紹介や提案が生まれやすくなります。
コトスタイルの取り組み
コトスタイルでは、こうした観光地エリアでも物件探しから設計・施工まで一貫してサポートしています。今回のように案件の立ち上げから関わるケースでは、クライアントや家主さんとの信頼関係づくりの段階から伴走していきます。
お店を始めようとする方の挑戦から生まれる京都の街並みを、楽しみにしています。そんな景色をつくるお手伝いができたらと思いながら、日々のお仕事を進めています。
また次回は、現場の進捗状況やデザイン面での工夫など、もう少し詳しくご紹介できたらと思っています。
どうぞお楽しみに。