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- プラットフォームって、自分たちに関係ある?——読んでみてわかった“今すぐ考えるべき理由”


大きな企業だけの話じゃない
「すごいビジネスモデル」じゃなくて、「これからの当たり前」今回読んだのは『プラットフォーム革命』という本。タイトルだけ見ると、「すごいIT企業の話かな?」と思うかもしれません。実際、AppleやAmazon、Uberみたいな名前もたくさん出てきます。
でも読んでいるうちに、これは特別な企業の成功ストーリーじゃなくて、これからの時代、誰もが向き合うことになる“新しいルール”の話なんだと気づきました。
これまでのように「モノを作って売る」だけじゃなく、「人と人がつながって、価値を交換する仕組み(=プラットフォーム)」がどんどん増えていく。つまり、今のやり方のままでいると、気づいたときには取り残されてしまう可能性があるということなんです。
「関係ない」と思っていたのが一番の落とし穴だった
正直、僕もはじめは「うちの仕事にはあまり関係ないかも」と思っていました。でもこの本を読んで、それが大きな間違いだったと感じました。
どんな業界でも、どんな仕事でも、人と人がつながって価値が生まれる仕組みは、全部プラットフォームになっていく可能性があるんです。たとえば、不動産業界もそう。「情報のやりとり」や「人とのマッチング」って、まさにプラットフォームの考え方と似ています。
だから、自分たちの仕事にも“構造を見直すチャンス”がある。そして、それは大きな企業じゃなくても始められるんだと思いました。
大事なのは「何のためにやるのか」を忘れないこと
プラットフォームの仕組みは、とてもパワフルです。うまく設計できれば、たくさんの人が関わって、どんどん価値が増えていく。でも怖いのは、参加者が増えることで、「そもそも何のためにやっていたのか」が見えなくなってしまうこと。
この本では、そんな失敗事例もたくさん紹介されていました。だからこそ思ったのは、やるなら「自分たちは何を大切にしたいか」という軸を持ち続けなきゃいけないということ。
スピードも大事だけど、想いがないまま早く進んでも意味がない。この点は、うちの会社らしさを大事にしながら動くうえで、特に忘れたくないと感じました。
「やるか、やらないか」ではなく、「どうやってやるか」の段階に来ている
実はこの本を読み終わってから、自分の中で「もしかしたらこういう形にできるんじゃないか」という構想が、どんどん浮かんできました。まだカタチにはなっていないけど、でもただ読むだけじゃなくて、これからどう動くかを考えないといけない段階に来ている気がします。
少しずつ学んできたことが、ようやくつながってきました。
これからは「学び」だけじゃなく、「実行」にも踏み出していきたい。
最後に
この本で学んだことは、「プラットフォームを作ろう」じゃなくて、「プラットフォームという考え方をどう取り入れて、今の仕事をもっと良くできるか」という問いだと思います。
大切なのは、自分たちのやっていることに自信を持ちつつ、時代の流れをしっかり見て、必要な変化は柔軟に受け入れること。
この学びを、仲間と共有しながら、
次の一手を考えていけたらと思っています。