

ロンハーマンカフェで感じた、開放感と心地よさが同居する「西海岸スタイル」のヒント
ちょっと前の話になるんですが、京都BALの6階にある「ロンハーマンカフェ」に立ち寄ったときのこと。蒸し暑い京都の街なかで、ふと感じた開放感とやわらかな空気に、あれ…ここ西海岸ちゃうん?って思ってしまったんです。
「店舗デザイン」や「テナント選び」を仕事にしてると、やっぱり“空間の雰囲気”には敏感になります。特にオミセづくりに関わるとき、どんなテイストで、どんな雰囲気の中でお客さんが過ごすのかって、すごく大事なことやと思っていて。
このロンハーマンカフェは、まさにそのお手本のような場所でした。
西海岸ってどんなスタイル?
「西海岸スタイル」って言葉、最近よく聞くけど、改めて考えてみると…
高い天井、大きな窓、白をベースにした内装、ナチュラルな木の質感、そして観葉植物。言葉にするとシンプルなんですが、うまく組み合わさることで、なんとも言えない“抜け感”が生まれるんですよね。

ロンハーマンカフェの空間もまさにそんな感じ。店内に入ると、いきなり視界がぐっと広がる。天井が高くて、街の中心にいることを忘れてしまいそうになるくらいの開放感。白い壁と木材、そこに緑がすっと入ってくる感じが、目にも気持ちにも心地いい。
ファッションや接客にもにじむ「ラフさ」
スタッフさんのファッションもまた印象的で、おしゃれなんやけど、どこかラフで気取らない。たぶんこれが“西海岸らしさ”の一部なんでしょうね。
テーブルの上のケチャップすら、なんか絵になる。そういう細部の積み重ねが、空間全体のトーンをつくっているんやろなと、妙に納得してしまいました。

「こういう雰囲気、うちの店にも少しだけ取り入れてみたい」
そんなふうに感じた人におすすめなのが、コトスタイルの「テンポカスタム」。照明やスツールなど、ちょっと遊び心のあるアイテムを組み合わせるだけで、空間の印象って変わるものなんですよね。
ちなみに、僕もよく現場で「この雰囲気、どこかで見たな…」と思って参考にするのが、こういうリアルな店舗体験。雑誌やネットもええけど、やっぱり実際に見て、座って、感じてみるって、大事やと思ってます。
おわりに
“店舗デザイン”っていうと、なんだか難しく聞こえるかもしれないけれど、要は「どんな場所にしたいか」「どんな時間を届けたいか」なんですよね。その手がかりは、ふらっと立ち寄ったカフェや、旅先で見つけた雑貨屋に、案外転がってたりします。
西海岸の風を、京都のど真ん中で感じられるカフェ。
ロンハーマンカフェは、そんな空間づくりのヒントが詰まった場所でした。

何かピンときたら、ぜひ一度、現地で体感してみてくださいね。
それがきっと、次のお店づくりの種になるかもしれません。