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【京都×テナント活用】店舗デザインに生きる木彫りのあかり

寿ビルで出会う「KIYATAの森」と、空間に宿るストーリー

四条河原町の交差点を少し下がった場所にある、歴史あるレトロビル「寿ビルヂング」。京都らしい街並みに溶け込むこの建物の一室に、木工ユニット「KIYATA(キヤタ)」の個展がひっそりと開かれていました。絵本専門店「メリーゴーランドKYOTO」内のギャラリーで開催された展示「KIYATAの森」は、店舗デザインや空間演出に興味のある方にこそ訪れてほしい空間でした。

テナントを活かす照明デザインのヒントに

展示の主役は、動物をモチーフにした木彫りのランプシェード。空を舞うムササビやリスの姿が繊細に彫られ、ただの照明とは一線を画す“ストーリーのあるあかり”として、来場者の心をつかんでいました。小ぶりなサイズ感で取り入れやすく、京都市内の個人経営のテナントや路地裏店舗の演出にもぴったりです。

時計や小物も空間づくりの主役に

ランプのほかにも、掛け時計や置時計などの作品が並び、それぞれに異なる表情が与えられていました。インテリアの一部として存在感を放つこれらの作品は、特に店舗の世界観を大切にしたいと考える方におすすめです。京都のように、土地の歴史や文化を尊重するエリアでは、こうした“語れるアイテム”が店舗の個性づくりにひと役買ってくれます。

京都のテナント物件に似合う、温もりあるデザイン

古くからの街並みが残る京都のテナント物件では、素材感や物語性のあるデザインがとてもよく映えます。木彫り作品のような自然素材のアイテムを活かすことで、訪れた人の心に残るお店づくりが可能になります。実際、寿ビルヂングのようなレトロビルに合わせた空間演出は、これからの店舗デザインにおいて重要な視点のひとつになるでしょう。

まとめ

「KIYATAの森」で感じたのは、空間に物語を添えることで、日常にちょっとした驚きや癒しが生まれるということ。京都という街でテナントを借りて店舗を運営するなら、こうした“デザインの余白”を大切にしたい。あなたの店舗にも、手仕事の温もりが灯るあかりを取り入れてみてはいかがでしょうか。