

こんにちは、コトスタイルの穴澤です。
今日は、京都の中でも「空気感がある」と言いたくなるような素敵なビルと、そこにオープンした新しいテナントをご紹介します。
場所は、四条河原町から南へ徒歩4〜5分。河原町通に面した「寿ビルディング」。
昭和初期に建てられたというこのビル、建築ファンやノスタルジックな雰囲気が好きな方には、たまらない空間です。
建物そのものが、世界観を語る
「寿ビルディング」は、外観はもちろん、階段の手すりや天井、窓枠など、細部の意匠にまで美しさを感じられる建物。京都のまちなかにありながら、静かに“時”を語るような雰囲気が漂います。

「京都」「アート」「カルチャー」、そしてちょっとした「おとなの乙女チック」。
そんな言葉がぴったりハマるような、独特の空気を持ったテナントビルです。
感性が共鳴するテナントが集まる場所
現在このビルには、「ミナ ペルホネン」や絵本専門店「メリーゴーランド」など、感性豊かなショップが入居しています。どの店舗も“寿ビルらしさ”としっくり馴染んでおり、外観から内装まで、店舗デザインと世界観の一貫性を大切にしているのが伝わってきます。
そして、そんな「寿ビルディング」に、6月6日、新しいスポットが登場しました。
「TOBICHI京都」──“ちょっとしたコト”が積み重なる場所
「TOBICHI(とびち)」といえば、糸井重里さんが主宰する「ほぼ日刊イトイ新聞(ほぼ日)」が運営するショップ&ギャラリー。東京・青山の2店舗に続き、3店舗目がここ京都の寿ビルディングに誕生しました。

入り口には手描き風のロゴ、ぎゅっと詰まった店内には、手帳や文具、京都店限定のバッグまで──
遊びゴコロとおしゃれゴコロをくすぐる世界がコンパクトに広がっています。
特に印象的だったのは、入場整理券にまでかわいいうさぎのロゴが使われていること。
こんな小さなこだわりのひとつひとつが、「TOBICHI」の世界観を形づくっているのだと感じました。

オミセづくりに大切なのは、「ちょっとしたコト」
“ちょっとしたコト”の積み重ねが、お客様にとっての「なんかいいな」を生み出していく。
これは、私たちが京都でテナントの店舗デザインを手がける中でも、最も大切にしている視点です。
物件選びから設計、施工、ディスプレイやロゴの細部にいたるまで、一貫した世界観が伝わるかどうか。
それが、“選ばれるお店”と“なんとなく記憶に残らないお店”の違いを生みます。
「TOBICHI京都」さんはまさにその好例。空間と商品とメッセージがすべてつながっていて、訪れた人の気持ちが自然とふわっと動かされる。そんなオミセです。
まとめ|世界観に寄り添うテナント選び・店舗デザインを
京都には、寿ビルのように空気感のあるテナントビルが点在しています。
「ここでなら、自分の表現ができそう」と思える建物に出会えたとき、そこから始まる店舗デザインは、単なる“内装”ではなく、“世界観の体現”へと進化していきます。
私たちコトスタイルでは、京都という土地ならではの魅力あるテナント物件のご紹介から、空間づくり、店舗設計・施工まで一貫してお手伝いしています。
「こんな空間で、こんなお店を開きたい」という想いがある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
最後に
「TOBICHI京都」さんは、現在不定休とのこと。
お出かけの際は、下記の公式サイトで営業日をご確認の上、ぜひ訪れてみてください。
TOBICHI京都 公式ページはこちら
きっと、お店づくりのヒントが、あちらこちらに散りばめられていますよ。