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チョコバナナ専門店 ba’r’nana(「バーナナ」)様①

古い街並みとモダンなカフェやアパレルショップが調和する御幸町界隈。202410月、錦市場も近く観光やショッピング客で賑わうこのエリアに、チョコバナナ専門店「BARNANA」がオープンしました。

冷凍バナナにチョコレートをたっぷりと浸し、カラフルなトッピングを選べるチョコバナナ。ポップでかわいいスイーツの専門店をスタートさせた橘川さん。実家の和菓子店とは異なるお店づくりがしたかったのだと語ります。

オープンの経緯やリノベーションの様子について、詳しくお伺いしました。

前編・後編の2回に分けてご紹介します。

——橘川さんはご実家が和菓子店で、家業にも関わっていたとお聞きしました。

橘川さん:はい、北大路で「吉廼家(よしのや)」という和菓子店を長年やっています。このお店をオープンする前は、実家で経理等を担当していました。

——お店をしたいという希望は以前からあったのですか?

橘川さん:はい、自分の手でお店を一から作ってみたいという気持ちはずっとありました。両親からは「いずれは実家の和菓子店を継いでほしい」と言われていますが今すぐという話ではなく、自分でお店をすることにも反対されませんでした。京都の街なかはインバウンドのお客様が増えて賑わっていますし、良いタイミングだなと。

——チョコバナナ専門店という業態はユニークですね。和菓子店ではなく、このようなお店を始めようと思った理由は何だったのでしょうか。

橘川さん:和菓子でわざわざ新しくお店をつくる必要はないと思っていました。子どもの頃から和菓子に親しんでいた分、早朝からの仕込みの手間をはじめ大変な部分も知っています。

自分でやるなら、作る手間が少なく、身近なスイーツをテイクアウトでやりたかったんです。どんなものがいいかといろいろ考えた末に、老若男女に親しまれて比較的作りやすいチョコバナナに辿り着きました。

——なるほど。お店があるこの場所は錦市場が近く、観光客やショッピングを楽しむ方が多いところですね。物件はどんな条件で探されたのですか?

橘川さん:人通りが多く、外国人や若い世代を取り込めるエリアが理想だったので、以前からよく遊びに行っていた御幸町通周辺をメインに物件を探していました。

ただ、人気エリアだけに空き物件はなかなか見つかりませんでした。このあたりは空き情報が公開される前に入居の予約が複数入るのが常だそうです。それに、私のように初めてお店を運営するという場合は断られることも多いんですよ。

相談していた不動産会社の一つから「空きそうな物件がある」とようやく声をかけてもらえたのが今の物件でした。

——コトスタイルを知っていただいたのはどんなきっかけだったのでしょうか。

橘川さん:実は、この物件を検討していた当初は別の会社に相談していたんです。大家さんから「事前にリフォームの内容や導入する設備の内容、入居できる時期などを詳しく知りたい」とご要望があり、インターネットで見つけた内装会社に問い合せました。

ところが、その会社に「希望通りの工事が建物の電気設備の条件に合うかを確かめたい」と伝えたのですが、回答がなかなか来なくて…。

回答期限が近づいていたので、すぐに対応してくれる会社を探して問い合わせたのがコトスタイルさんでした。

公式サイトから連絡したらすぐにお電話をいただいて、一緒に物件を確認しに行ってもらえた時はホッとしました。しかも、コトスタイルさんは以前にもこの物件でリフォームを担当したことがあって、建物の特徴や大家さんの事情をよくご存知だったんです。

——そんな偶然が!

橘川さん:おかげで希望どおりの設備が入れられることがわかり、大家さんとの契約もスムーズに進みました。安心しておまかせできると思いましたね。

——リノベーションにあたって、希望されたことを教えていただけますか。

橘川さん:お客様ご自身でトッピングを選んでもらい、目の前でチョココーティングやトッピングを付けてお渡ししたいと考えていたので、カウンターは必須でした。テイクアウトのドリンクも需要があると見込んでいたので、エスプレッソマシンの導入も希望していました。

それから、海外のお店のようなポップでワクワクするようなお店にしたいとイメージを伝えました。

元はバーとして営業されていた物件だったので、配管や水回りなどの既存設備を活用しながら、最小限の工事をお願いしましたね。

後編は、リノベーションの様子や内装のこだわりをさらに詳しく伺います。