

こんにちは、穴澤です。
今日は、ナルセさん が担当している長岡京市の韓国料理店の現場に行ってきました。彼女は新卒で入社して1年半。まだ若手ながら、自分のデザインをどう現場で形にしていくかを真剣に考え、職人さんとのやりとりも丁寧に積み重ねています。こうして自分の手で「お店づくり」を進めていく姿を見ると、ほんまに頼もしく感じます。
経営者のご縁からはじまったプロジェクト
今回のお店は、僕が所属している経営者の団体の先輩がオーナーを務められています。ある日突然、LINEで「物件を探してほしい」と相談をいただいたのがきっかけでした。物件探しを進めていたところ、「長岡京市で良い物件が見つかったから、見に来てくれ」とご連絡をいただき、すぐ現地へ。
そして話を聞いてさらに驚いたのが、料理長を務められるのが、別の経営者の先輩だったということ。
どちらの方も知っている方だったので、「このご縁からお店が生まれるんやな」と、なんだかうれしくなりました。通っていたお店の味が、また新しい形で戻ってくる。お客さんとしても楽しみで仕方ありません。
現場はすでに中盤、空気が変わってきた
現場に着くと、内装屋さんがちょうど車で待機されていて、久しぶりにゆっくり話ができました。

「この前、鶴橋で昼から飲んで3軒ハシゴしたんですよ」なんて話で盛り上がり、笑いの絶えない現場でした。中に入ると、すでに壁が立ち上がっていて、最初に来たときとはまるで違う空間に。お店の形が少しずつ見えてきて、「ここから本格的に仕上げに入るんやな」と感じました。
現場で見つけた小さなこだわり
ナルセさん が見せてくれたのは、韓国の伝統的な建築をモチーフにした格子デザインの案。素材の組み合わせや光の抜け方まで考え抜かれた造作で、お店全体の印象を決める大切なポイントになりそうで。「いろんなところを探して、ようやく見つけたんです」と笑顔で話してくれました。そこへ、タイミングよくオーナーも現場に登場。「この格子、めっちゃええやん!」とすぐに盛り上がり、現場が一気に明るくなるような時間でした。
大工さんと内装屋さんの“橋渡し”

この日はちょうど、大工工事から内装工事へとバトンを渡すタイミング。仕上げのクロスをどう貼るか、見切りをどこで取るか。こうした細かい部分まで現場で擦り合わせていく工程です。こういう打ち合わせって、実はとても大事なんです。「なんとなく」で貼り進めてしまうと、後で「思ってた仕上がりと違う…」ということが起きてしまう。だからこそ、仕上がりを見越して下地から調整する。その一手間を惜しまないことが、完成したときの“きれいさ”につながります。
職人さんと職人さんの間をつなぎ、現場の流れを整えるのも僕たちの仕事。その橋渡しを、入社1年半のナルセさんがしっかりやってくれているのを見て、「ようここまで成長したなあ」と心の中で拍手していました。
養生テープに書かれたメッセージ

現場を見ていて、もうひとつ印象に残ったのが、養生テープに書かれた手書きのメッセージ。
「ここからは入らないでください」
「これは捨てないで」
現場では、日々たくさんの職人さんが入れ替わりながら作業します。だから、一人ひとりに細かく伝えるのは難しい。でも、こうして書き残すことで伝わるものがある。それを見た職人さんも「これは大事なやつやな」と思ってくれる。そうやって“気づきの連鎖”が起きる現場って、ほんまにいいなと思いました。こういう小さな積み重ねが、お店づくりの品質を支えているんです。
後半戦、いよいよ仕上げへ
現場は今ちょうど中盤。ここから内装屋さんにバトンが渡り、クロスが貼られ、色が入り、照明が灯っていきます。一気にお店の雰囲気が立ち上がってくるこの時期は、現場に行くたびに変化が感じられてワクワクします。長岡京市の駅前に、本格的でおいしい韓国料理店がまもなく誕生します。京都市内からも阪急であっという間。ぜひオープンを楽しみにしていてください。
店舗デザイナー・ブランドデザイナー募集中
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中途・新卒どちらも歓迎です。CADを触ったことがある方なら未経験でも大丈夫。何よりも、「人の想いを形にしたい」「現場を支える仕事がしたい」そんな気持ちを大切にしています。
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ぜひ一度お話ししましょう。
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