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飲食店

RE:SERVE 様

居抜き物件での開業は、初期費用を抑えやすい一方で、「前のお店の印象をどう変えるか」という課題があります。特にバーは空間そのものが体験価値の一部になるため、レイアウトを活かしながらも、新しいお店としての個性をどのように表現するかが重要になります。今回お手伝いさせていただいたRE:SERVE様も、祇園のバー居抜きテナントを活用しながら、自分たちらしい世界観をつくりたいという想いからスタートしました。既存の良さを活かしつつ、素材や職人の手仕事によって、和モダンな空間へと再構成しています。

空間づくりの課題と方針

今回の物件はバーの居抜きテナントだったため、レイアウトそのものは大きく変更せず活用することができました。一方で、そのままでは以前のお店の印象が強く残ってしまいます。居抜き物件を活用する際は、「どこを残し、どこを変えるか」の見極めが重要です。今回は既存レイアウトの利点を活かしながら、表装を大きく刷新することでRE:SERVE様らしい空間をつくることを目指しました。祇園という土地柄も踏まえ、派手な演出ではなく、静けさの中に個性を感じられる和モダンなバーとして計画を進めています。

デザインのポイント

壁面はすべてジョリパットによる左官仕上げとし、客席側は割肌仕上げによる落ち着いた質感でまとめています。一方で、カウンター背後の壁には波紋、エントランス正面の壁には渓流をモチーフにしたオリジナルパターンを施しました。既製品を並べるのではなく、左官職人の手仕事によって表情をつくり出すことで、空間に奥行きと個性を与えています。バーでは照明や素材の陰影も印象を大きく左右します。今回も落ち着いた空気感を大切にしながら、訪れるたびに細部の魅力を発見できる空間を目指しました。

素材と手仕事が生み出す唯一無二の空間

カウンター天板には、オーナー様ご支給のモンキーポッドの一枚板を使用しています。一枚板ならではの存在感を活かしながら、バーの中心となるカウンターに据えました。また、オーナー様からいただいた「何かおもしろいことをしたい」というご要望から生まれたハンガーラックも、このお店を象徴する要素のひとつです。庭師の方と協力し、鉄棒・流木・石を組み合わせながら制作することで、無機質な素材と自然素材が共存する作品のような存在になりました。店舗づくりでは、単に機能を満たすだけでなく、そのお店にしかない記憶に残る要素をつくることが、お客様の印象にもつながります。

予算感・スケジュールの目安

今回のような約11坪のバー居抜き物件で、レイアウトを活かしながら内装の表装変更や左官仕上げ、オリジナル造作を行う場合、一般的には400万〜900万円前後がひとつの目安になります。スケジュールは工事範囲や設備状況によって変わりますが、目安としては1ヶ月〜2ヶ月前後で進められるケースが多くあります。居抜き物件はコストを抑えやすい反面、既存部分をどう活かすかによって仕上がりの印象が大きく変わるため、計画段階での方向性整理が重要になります。

こんな方に読んでほしい事例です

この事例は、バーや飲食店を居抜き物件で開業したい方、既存レイアウトを活かしながら自分たちらしい空間をつくりたい方、素材や職人の手仕事を活かした店舗づくりを考えている方に参考になる事例です。特に、「居抜き物件でもしっかり個性を出したい」「オリジナル性のある空間をつくりたい」「限られた予算の中で印象を変えたい」という方にとって、改装の考え方やデザインの工夫が参考になると思います。コトスタイルでは、物件探し、テナント仲介、店舗デザイン、設計施工、開業サポートまで一貫して行い、オーナー様の想いを形にする店舗づくりをお手伝いしています。

お店について

RE:SERVE様は、京都・祇園にオープンした和モダンなバーです。左官職人による手仕事の壁面や、モンキーポッドの一枚板カウンター、鉄棒・流木・石を組み合わせたオリジナルハンガーラックなど、細部までこだわりが詰まっています。祇園らしい静けさと個性をあわせ持つ空間の中で、お酒とともにゆったりとした時間を楽しむことができます。ぜひ一度足を運んでみてください。

物件探しから内装・開業まで、ワンストップでサポートします

「居抜き物件を活かしてバーを開業したい」「自分たちらしい個性を空間で表現したい」——そんな段階からでもお気軽にご相談ください。

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内容 店舗デザイン設計施工
業種 バー
広さ 約36.18㎡(10.93坪)
住所 京都市東山区祇園町北側256イズミナイトビル B1F(Google Map