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飲食店

山三ツ輪 様

店舗開業では、「何を売るか」だけでなく、「どう体験してもらうか」が重要になることがあります。今回お手伝いさせていただいた山三ツ輪様は、昼はお酒のセレクトショップ、夜は創作料理とペアリングを楽しむレストランという、ひとつの空間で異なる楽しみ方を提案するお店です。同じ場所でありながら、時間帯によって過ごし方が変わる。このお店ならではの魅力を空間でも自然に感じてもらえるよう、用途ごとの役割や雰囲気を丁寧に整理しながら店舗づくりを進めました。

空間づくりの課題と方針

今回の物件は、奥行きが約25mある細長いスケルトン空間でした。開業時によくある悩みのひとつが、「ひとつの空間に複数の役割を持たせたい」というケースです。山三ツ輪様の場合も、昼は酒屋、夜はレストランという異なる営業スタイルを成立させる必要がありました。そこで、空間を単純に区切るのではなく、手前を酒屋、奥をレストランとして配置し、それぞれが独立した魅力を持ちながらも、ひとつのお店としてつながる構成を計画しました。業態が複合する店舗では、機能だけでなく体験の切り替えをどう設計するかも重要になります。

デザインのポイント

酒屋スペースは白木を基調とし、和の要素を取り入れた明るくやわらかな空間にまとめています。特に印象的なのが、お酒を陳列するためのオリジナル什器です。枡をモチーフにした什器は、抜き差し可能なパーツによってレイアウトを自由に変更できる構造になっており、取り扱うお酒や見せ方に合わせて柔軟に対応できます。物販店では商品そのものだけでなく、どのように見せるかも重要な要素です。今回も、お酒との出会いを楽しめる売場づくりを意識しました。

昼と夜で表情を変える空間設計

奥のレストランスペースは、酒屋とは対照的に木目を濃茶でまとめ、間接照明を効果的に配置することで落ち着いた大人の雰囲気をつくっています。テーブル席、カウンター席、ソファ席を設け、それぞれの席で心地よく過ごせるよう距離感にも配慮しました。また、壁面のアクセントタイルやアーチの造形、床仕上げの切り替えなど、細部にはオーナーご夫妻の感性やこだわりが反映されています。飲食店では料理やお酒だけでなく、その時間をどのように過ごしてもらうかも大切です。昼はお酒との出会いを楽しみ、夜は料理とペアリングを味わう。異なる体験をひとつの空間で成立させることが、この店舗づくりの大きなテーマでした。

予算感・スケジュールの目安

今回のような約32坪のスケルトン物件で、物販店と飲食店を組み合わせた複合店舗を計画し、オリジナル什器や内装デザインまで含めて店舗デザイン設計施工を行う場合、一般的には1,500万〜3,000万円前後がひとつの目安になります。スケジュールは設備条件や工事内容によって異なりますが、目安としては2ヶ月〜4ヶ月前後で進められるケースが多くあります。複数業態を組み合わせる場合は、動線や運営方法も含めて早い段階から整理することが成功のポイントになります。

こんな方に読んでほしい事例です

この事例は、物販と飲食を組み合わせた店舗を検討している方、昼と夜で異なる営業スタイルを考えている方、スケルトン物件を活用して独自性のある店舗をつくりたい方に参考になる事例です。特に、「商品の販売と体験提供を両立したい」「ひとつの店舗に複数の役割を持たせたい」「オリジナル什器や空間デザインで個性を表現したい」という方にとって、店舗計画のヒントになると思います。コトスタイルでは、物件探し、テナント仲介、店舗デザイン、設計施工、開業サポートまで一貫して行い、事業計画に合わせた店舗づくりをお手伝いしています。

お店について

山三ツ輪様は、四条烏丸エリアにオープンした、昼はお酒のセレクトショップ、夜は創作料理とペアリングを楽しめるレストランという二つの顔を持つお店です。昼と夜で異なる魅力を持ちながらも、そのどちらにもオーナーご夫妻の感性とこだわりが息づいています。お酒との新しい出会いを楽しみたい日も、料理とともにゆっくりとした時間を過ごしたい日も、それぞれの楽しみ方ができる一軒です。ぜひ一度足を運んでみてください。

物件探しから内装・開業まで、ワンストップでサポートします

「物販と飲食を組み合わせた店をつくりたい」「昼と夜で異なる営業スタイルを実現したい」——そんな段階からでもお気軽にご相談ください。

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内容 店舗デザイン設計施工
業種 物販店・飲食店
広さ 約105.86㎡(32.07坪)
住所 京都市中京区蛸薬師通烏丸西入ル橋弁慶町235番地 1階(Google Map