misable 様
居抜き物件での開業では、以前のお店の面影が思った以上に残っていることがあります。その個性をすべて消してしまうのか、それとも活かしながら自分たちらしいお店へと育てていくのか。今回お手伝いさせていただいたmisable様も、そんな選択から始まった店舗づくりでした。京都・龍安寺駅から徒歩1分という立地にありながら、周囲は落ち着いた住宅街。ケーキとともにゆったりとした時間を過ごせるカフェを目指し、既存空間と向き合いながら少しずつ理想の形へと整えていきました。
空間づくりの課題と方針
今回の物件は居抜き店舗でしたが、壁一面に描かれた絵やブルーの壁など、前テナントの個性的な雰囲気が強く残っていました。居抜き物件はコストや工期を抑えやすい反面、前のお店の印象をどこまで引き継ぐのかが悩みどころになります。misable様では、既存をすべて壊してつくり直すのではなく、必要な部分を整えながら自分たちらしい空間へ育てていくことを選びました。限られた予算の中でも、お店の世界観を丁寧につくり上げていく店舗づくりです。
デザインのポイント
今回のプロジェクトで印象的だったのは、お施主様ご自身がDIYで既存の壁を丁寧に上塗りされたことです。空間のベースをリセットしながら、自ら手を動かして理想の色や雰囲気を重ねていくことで、お店への愛着も深まっていきました。また、入口ドアは新たに交換し、塗装によって表情を加えています。ファサードは通りからの見え方も意識しながら整え、初めて訪れる方にも入りやすい印象をつくりました。店舗づくりでは、大きな工事だけでなく、こうした小さな積み重ねがお店らしさにつながります。
DIYだから生まれる愛着と世界観
misable様の空間には、アンティークのテーブルや椅子が並び、どこか懐かしく温かい空気が流れています。その雰囲気を支えているのは、既製品だけではつくれない手づくりの積み重ねです。お施主様自身が壁を塗り、自分の感覚で空間と向き合った時間が、お店の世界観として自然に表れています。開業時には「どこまで自分でやるべきか」と悩まれる方も多くいますが、DIYは単なるコスト削減ではありません。お店づくりの過程そのものが、空間に個性や物語を与えてくれることがあります。
予算感・スケジュールの目安
今回のような約9坪の洋菓子カフェで、居抜き物件を活用しながら必要な改装やファサード工事、デザイン設計施工を行う場合、一般的には300万〜800万円前後がひとつの目安になります。DIYを取り入れることで工事費用を抑えられる場合もありますが、その分スケジュール調整や役割分担が重要になります。工期の目安としては1ヶ月〜2ヶ月前後で進められるケースが多くあります。居抜き物件では既存を活かす判断が、予算にも完成後の雰囲気にも大きく影響します。
こんな方に読んでほしい事例です
この事例は、カフェや洋菓子店を開業したい方、居抜き物件を活用して自分らしいお店をつくりたい方、DIYを取り入れながら店舗づくりを進めたい方に参考になる事例です。特に、「予算を抑えながら世界観をつくりたい」「自分の手でお店づくりに関わりたい」「既存の空間を活かした開業を考えている」という方にとって、多くのヒントが詰まっています。コトスタイルでは、物件探し、テナント仲介、店舗デザイン、設計施工、開業サポートまで一貫して行い、それぞれの開業スタイルに合わせた店舗づくりをお手伝いしています。
お店について
misable様は、京都・龍安寺駅から徒歩1分の場所にオープンしたケーキカフェです。アンティーク家具が並ぶ店内には、どこか懐かしく穏やかな時間が流れています。既存空間を活かしながら、お施主様自身の手によって少しずつ形づくられた空間には、このお店ならではの温もりがあります。甘いケーキの香りとともに、ほっとひと息つける場所として、これからも地域に愛されるお店へと育っていくことでしょう。
物件探しから内装・開業まで、ワンストップでサポートします
「居抜き物件を活かしてカフェを開きたい」「DIYも取り入れながら自分らしい店をつくりたい」——そんな段階からでもお気軽にご相談ください。
| 内容 | 店舗デザイン設計施工 |
|---|---|
| 業種 | 洋菓子カフェ |
| 広さ | 約30.58㎡(9.25坪) |
| 住所 | 京都市北区等持院西町32-11(Google Map) |









