酒場らいと 様
飲食店づくりでは、料理やお酒だけでなく、「どんな人が集まり、どんな時間が流れる場所にしたいのか」を考えることが大切です。今回お手伝いさせていただいた酒場らいと様は、四条通と油小路通が交わる角地に誕生した酒場です。もともとは飲食店の居抜き物件でしたが、そのまま使うのではなく、「また帰ってきたくなる酒場」を目指して空間を再構築していきました。街に開かれ、人と人とのつながりが自然に生まれること。そんな酒場らしい魅力を形にするための店舗づくりです。
空間づくりの課題と方針
今回の物件は飲食店の居抜きでしたが、酒場らいと様が目指したのは単に食事やお酒を提供する場所ではありませんでした。気軽に立ち寄ることができ、常連のお客様も初めてのお客様も自然に居場所を見つけられる酒場です。そのため、既存のレイアウトや設備を活かしながらも、人と人とのコミュニケーションが生まれやすい空間へと整えることを重視しました。飲食店では席数や効率だけでなく、お客様同士やスタッフとの距離感が店の雰囲気を大きく左右します。今回は「また帰ってきたくなる」という体験を空間から支えることをテーマに計画を進めました。
デザインのポイント
外観は木材を使い温かみのある表情にまとめています。店前にはベンチを設け、入口扉はフルオープンにできる仕様とすることで、街と店内の境界をゆるやかにつなげました。季節によって変わる風や街の空気を感じながら過ごせることも、このお店の魅力のひとつです。四条通と油小路通の角地という立地を活かし、ガラス越しに店内の様子が感じられる行灯のような佇まいを目指しました。初めて訪れる方でも入りやすく、自然と足を止めたくなる外観づくりを意識しています。
コミュニケーションを生む酒場の設計
酒場らいと様の店舗づくりで印象的なのは、人と人との距離を近づけるための工夫です。1階ではお客様とのコミュニケーションが生まれやすいよう、既存の孫カウンターを取り外しました。さらに、しっくい壁やグリーンのタイル、天井色の塗り替えによって親しみやすい空気感をつくっています。2階は既存の壁を撤去して間取りを変更し、スタッフが客席全体を見渡しながら動けるようカウンターを設置しました。さらに8人まで利用できる大テーブルを設けることで、グループ利用や偶然の交流も生まれやすい空間となっています。天板には杉板の表面を削り木目を浮かび上がらせたオリジナル材を採用し、使い込むほどに味わいが増していく酒場らしい表情を持たせています。
予算感・スケジュールの目安
今回のような約29坪の飲食店居抜き物件で、レイアウト変更や外観改修、内装デザインを含めた店舗デザイン設計施工を行う場合、一般的には800万〜1,800万円前後がひとつの目安になります。スケジュールは設備状況や工事内容によって異なりますが、目安としては2ヶ月〜4ヶ月前後で進められるケースが多くあります。居抜き物件では既存設備を活かしながらも、お店のコンセプトに合わせてどこを変えるかを見極めることが重要になります。
こんな方に読んでほしい事例です
この事例は、居抜き物件で飲食店を開業したい方、地域に根ざした酒場づくりを考えている方、人と人とのつながりが生まれる空間をつくりたい方に参考になる事例です。特に、「常連客が自然と増える店を目指したい」「スタッフとお客様の距離が近い店をつくりたい」「街に開かれた飲食店をつくりたい」という方にとって、多くのヒントが詰まっています。コトスタイルでは、物件探し、テナント仲介、店舗デザイン、設計施工、開業サポートまで一貫して行い、店舗のコンセプトを形にするお手伝いをしています。
お店について
酒場らいと様は、四条通と油小路通の角地にオープンした街の酒場です。季節の風を感じられる開放的な外観や、人との会話が自然と生まれる店内レイアウトが特徴で、気軽にふらっと立ち寄れる居心地の良い空間となっています。街の人に親しまれ、また帰ってきたくなる場所として、これからも多くの出会いや時間を育んでいくことでしょう。ぜひ一度訪れてみてください。
物件探しから内装・開業まで、ワンストップでサポートします
「居抜き物件を活かして酒場を開きたい」「人が自然と集まる店づくりを相談したい」——そんな段階からでもお気軽にご相談ください。
| 内容 | 店舗デザイン設計施工 |
|---|---|
| 業種 | 飲食店 |
| 広さ | 1階約47.85㎡(14.5坪) 2階約49.08㎡(14.8坪) |
| 住所 | 京都市下京区下京区石井筒町518(Google Map) |









