旬菜 田中でたなか 様
店舗開業では、新しくつくる部分と既存の魅力を残す部分のバランスが空間の印象を大きく左右します。今回お手伝いさせていただいた旬菜 田中でたなか様は、出町柳エリアにある古い木造テナントを活用した和食系居酒屋です。学生や地域の方が行き交う今出川通に面した立地だからこそ、気軽に立ち寄れる親しみやすさと、ゆっくり過ごしたくなる落ち着きを両立することが求められました。古民家ならではの魅力を活かしながら、新しいお店としての個性を加えていった店舗づくりです。
空間づくりの課題と方針
今回の物件は古い木造テナントでした。和室の床やお風呂などは飲食店として使いやすいように解体・改修を行う必要がありましたが、一方で天井や一部の壁には長い年月を重ねてきた建物ならではの雰囲気が残っていました。古民家改装では、すべてを新しくするのではなく、どの部分を残し、どの部分を更新するかの判断が重要になります。旬菜 田中でたなか様では、古い建物の味わいを活かしながら、現代の飲食店として快適に利用できる空間へ整えることをテーマに計画を進めました。
デザインのポイント
店内は既存の古い雰囲気を活かしながら、新しく造作した部分には濃いグレーの壁紙を採用し、全体をシックな印象にまとめています。カウンターにはチークの突板を使用し、ローカウンターとすることで肩肘張らずにゆっくりとくつろげる空間を目指しました。古民家らしい素材感と落ち着いた色使いを組み合わせることで、学生からご家族連れまで幅広い世代が利用しやすい雰囲気をつくっています。飲食店では料理だけでなく、どのような気持ちで過ごせるかも大切な価値のひとつです。
遊びゴコロが記憶に残る店づくり
旬菜 田中でたなか様の空間で印象的なのは、随所に散りばめられたオーナー様の遊びゴコロです。特にトイレは、金と銀のクロスを四方で貼り分けることで店内とはまったく異なる表情を持たせています。飲食店では客席だけでなく、トイレや通路といった空間もお店の世界観を伝える大切な要素です。古民家の落ち着いた雰囲気をベースにしながらも、訪れた人の記憶に残る仕掛けを加えることで、このお店ならではの個性が生まれています。こうした小さな発見が、お客様の会話や印象につながることも少なくありません。
予算感・スケジュールの目安
今回のような約22坪の古民家改装で、解体工事から内装デザイン、店舗設計施工まで行う場合、一般的には1,000万〜2,000万円前後がひとつの目安になります。古民家物件は建物の状態によって工事内容が大きく変わるため、事前調査が重要です。工期の目安としては2ヶ月〜5ヶ月前後で進められるケースが多くあります。古い建物の魅力を活かしながら店舗へ転用する場合は、どこを残しどこを更新するかが予算にも完成度にも大きく影響します。
こんな方に読んでほしい事例です
この事例は、古民家を活用して飲食店を開業したい方、既存建物の雰囲気を活かした店舗づくりを考えている方、自分らしい個性を空間に反映したい方に参考になる事例です。特に、「古い建物の魅力を残したい」「居心地の良い居酒屋をつくりたい」「記憶に残る店づくりをしたい」という方にとって、多くのヒントが詰まっています。コトスタイルでは、物件探しから店舗デザイン、設計施工、開業サポートまで一貫して行い、建物の個性を活かした店舗づくりをお手伝いしています。
お店について
旬菜 田中でたなか様は、出町柳エリアにオープンした和食系居酒屋です。旬の食材を使った料理や豊富なお酒を比較的リーズナブルな価格で楽しむことができ、学生のグループ利用からご家族での食事まで幅広いシーンで利用しやすいお店です。古民家の落ち着いた雰囲気とオーナー様の遊びゴコロが共存する空間で、ゆっくりとした時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。
物件探しから内装・開業まで、ワンストップでサポートします
「古民家を活かして居酒屋を開きたい」「既存の雰囲気を残しながら自分らしい店をつくりたい」——そんな段階からでもお気軽にご相談ください。
| 内容 | 店舗デザイン設計施工・ストアツール |
|---|---|
| 業種 | 飲食店 |
| 広さ | 1階 約41.14㎡(12.4坪) 2階 約33.45㎡(10.1坪) |
| 住所 | 京都府京都市左京区田中下柳町13 |









