一日一行日記を一年続けて

内省するコトの重要性

コトスタイル株式会社、株式会社グッドランプ共に

グロービス経営大学院の学びを活かし

ビジョンを明確に掲げ自走する組織を創り

新たなサー ビスを生み出して

京都の街を牽引するような企業を創ります。

業界での 既成概念に囚われる事なく

知見を積極的にインプットし外部環境や市場・顧客と向き合って

新しい価値観をアウトプットし、

組織と共に関わる人々とビジョンを実現しながら

成⻑し合あえる環境を創り続けます。

昨年掲げた5年後の自分のありたい姿。

そのために、あらゆる経営状況においても

戦略的にビジョンを掲げる能力と、

あらゆるタイプの人々を導く事ができるリーダーシップ能力を開発する。

自ら判断し進める事ができる仕事に価値観を見出しコトスタイルを創業したが。

そこで働く仲間と共に成⻑する事こそが今の自分の価値観である。

しかしありたい姿と現実のギャップは当然ある。

リーダーシップ及び戦略的なスキルと共に不十分であり

グロービズ経営大学院での学びを実務で

積極的に活かしながら身につける事が課題。

会社と社員の成⻑を重要課題としつつも、

そのために自らが成⻑するという価値観を強く認識し

日々行動とギャップを振り返りる事が課題。

組織風土は自らがリードして変革させなければいけないと思い込んでいたが、

ビジョンをしっかり持てれば問題ない組織や仲間がいることに気づいた。

もっと仲間やスタッフを信頼した経営者になる。

しかし、家族や会社を失ってしまうという状況においては

倫理の線を踏み外してしまう危うさを持っている。

家族と会社、スタッフを守ることを理由に

倫理観を犠牲にして営利を獲得する危険性を秘めている。

でも、それは絶対に行っていけないことであり、そのために

家族や社員との日々の対話を大切にする。

そんな事を一年前にコミットし、

自身のありたい姿とのギャップを埋めることを目的に

一日を内省する事を自身の課題として

一日一行日記を書き、一年継続することができた。

日記は何度か挑戦した事があったが、一年続けられたのは初めてで

結果として、内省から多くの学びを得ることができたと思う。

一方で、新たな課題に直面する機会を感じる事も増えた気がする。

企業を経営するという事は、多くの人の責任を背負うこと

でも、そんな責任を背負ってまで成し遂げたい事があるから始めたわけで

今、それをもっともっと言語化しようと必死になっている。

一年前の志は

経営者としての素養を磨くことによって

関わってくださる人と共に成長できる組織を創るだった。

今の志は少し成長し変化した。

経営を学び、関わる人々と共に成長する場を創る。

  Lead the Self

  Lead the People

そして、社会に必要な企業をいくつも創り。

共に成長する場を拡大させ続ける。(仲間と共に)

  Lead the Society

ただ、そんな志の実現についてはまだまだ道半ばだし。

この志が最終地点だとは思っていない。

少しずつ、自社や自身の影響をじっくりと考察しながら

関わる人達と共に幸せになれるような

人間に成長したいと思う。

一日一行でも、振り返り、内省を続けて

自分の進むべき道と異ならないように

もしくは、本当に自分が進みたい道であれば軌道修正できるように

また、一年後にも振り返れるように続けようと思う。

しかし、一日一行日記も続ける事が目的であってはいけない

続けてきたからわかる、本当に変われているか?

やっているやつはやっている。

いつまでも、成長し続けようとしている。

自分は絶対にそうあらなければいけない。

それは、多くの仲間、社員、家族、両親に支えられているから

責任の範囲とともに、良い影響や成果で返せるように。

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創業三〇〇年の長寿企業はなぜ栄え続けるのか。

企業を存続させる為に考えるべき事。

グロービス経営大学院で経営を学びはじめてから

約2年が経とうとしているが、本当に多くの学びを得ている。

経営戦略、マーケティング、財務、リーダーシップやマネジメント

ここに来なければ、知らずに過ごしていた事ばかりで

経営を行うという事に対する課題意識がとても高まっている。

 

経営について何も知らない状況で10年も続けていた事は

本当に奇跡で、ぼくは本当に運が良いとつくづく思う。

良いスタッフに恵まれ、良い職人さんや協力会社さんに恵まれている。

そして、お客様も素敵な方ばかりで、日々感謝しかない。

 

そんな、10年続けさせてもらい、経営を学びなおしている中で、

3月に3日間缶詰でファミリービジネスマネジメントという授業を受けた。

その課題図書として、「創業三〇〇年の長寿企業はなぜ栄え続けるのか」を読んだ。

読んだ感想としては、これまでの経営に対する学びが詰まっているという事と

ファミリービジネスには独自にやらなければいけない事があるという事だった。

 

この科目を履修しようと思ったのは、ファミリービジネスが

人気の科目で取れない人もいる事と、とても身近な問題だと感じているからで。

子供に継がせたいとか、そういう理由ではなかったけど

存続するためには、様々な事を想定し考える必要性を学んだと思う。

 

将来もコトスタイルという企業を永続させ発展させ続ける企業にしたい。

この気持は変わらずに持っているが、そのやり方について考える余裕なんてなかった。

また、日々接するお客様の多くがファミリービジネスであったことも、

この科目を受けた理由のひとつでもあったので

そういう点では、お客様にもしっかり還元できれば思っている。

 

ファミリービジネスは大企業と違う点が多いと感じていたが

決してそういうわけではなく、あのトヨタでさえもファミリービジネスであり

ファミリービジネスにはファミリービジネス特有の強みがある事を学んだ。

ただ、今ベンチャーマネジメントという科目を受けているので

また、違った強みや考えがあることを学ぶ事によって

本当に自社は、どちらのような環境が合っているのか等考えることが多い。

 

ベンチャーマネジメントについては、また改めてブログにも書きたいが

今回、ファミリービジネスにおいては世代をいかに繋ぐかという問題や

企業として、いかに地域との関わりを持つことが重要かという点や

ファミリービジネスならではの、人材育成に対する考え方を学んだ。

 

何よりも、企業を存続させる為にすべきことは何か?

そして、企業を経営するという意味は何かという問いは

ファミリービジネス・マネジメントだけではなく

ベンチャーマネジメントや企業理念と社会的価値、企業家リーダーシップ

といった科目へと引き続き考える機会につながっている。

 

そして、そんな問いに12期が終わり13期を迎える7月には

今の自分自身の志と共に、企業の進むべき方向性を

出来る限りの言葉で現せるようにしていたいと思っている。

 

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成長の技法

逆境をいかに捉えるかで成長につながる

 

 

人には7つの壁があり、それを乗り越える為の技法が書かれており

ものすごく腹に落ちる一方で、その体得には相当の覚悟が必要。

しかし、このような考え方をする事は、確実に自らを成長させられるし

人の成功を必死で応援する会社という企業理念を掲げている僕たちにとっては

社是にしたいくらい、一文一文が刺さる本だった。

 

7つの壁と、乗り越えるための技法は読んでほしいけど

いかに、逆境を受け入れるかによって人は成長できるか、できないかが決まる。

辛いことや、想定外のこと、また関係ないことすら受け入れて

自らが成長できる解釈力を持つ訓練を行うという事には感銘を受けた。

この考えは、必ず獲得したいと思うし、日々の全てを受け入れる覚悟で生きようと思う。

そして、僕自身の行動がスタッフや家族へと影響を与えられるようになり

自社や家族、関係する人々へと伝わり、人が人によって成長できる場を創れると感じた。

 

実は、自らの経験でも思い当たる節がある。高校時代のサッカーがそうで

当時は、選手権に憧れて自分の実力を知らずに

地元の紫野高校ではなく山城高校に勉強で受験してまで

通う覚悟を決めサッカー部に入部した。

 

しかし、そこには全国大会3位のメンバーや、クラブチームの精鋭

トレセンメンバーなどすごい奴らが20人を超えるような場所で

正直若い自分には受け入れるのがとても困難だった。

自分には無理だ、できない、やめようかなと思った。

でも、結果友人が朝練に誘ってくれたおかげで、Aチームへと昇格できた。

 

この経験、彼も同じような立場であったにも関わらず

自分とは真逆の解釈で逆境を乗り越えていく姿を学ばせてもらった。

この友人がいなかったら、今の自分は違う事をしていたと思う。

 

まさに、自分は逆境や困難から逃げようとしていたが

友人は、逆境を受け入れて自らが成長できる場だと解釈した。

この差は、明確であり、この逆境力こそが自らを成長させる。

 

働きはじめの企業は、とてもブラック企業で1週間帰れない事もしばしば

高速道路で眠ってしまい、運転中殴られて起こされるという企業だった

そして、仕事も投げっぱなしだけど、前日に進捗を報告すると叱責をくらい

また、夜も眠れずに修正作業に追われ、先輩をも巻き込む。

こんな仕事やめてやると思い、夜逃げしたが、ここでも逆境から逃げている。

 

そして東京へ状況し入社した企業はそこまでひどくはなかったものの

終電や泊まりでの仕事はしばしばあり、いかに現場を管理するか

という仕事の進め方も、教えてもらえない状況だった。

だけど、東京まできて逃げるわけにはいかないと必死で職人さんに教えを聞きながら

現場を必死で管理することができるようになっていた。

逆境を超えて、成長できた瞬間だったと思う。

 

さらに京都に帰ってきて、自ら起業しようというときにも

両親の反対があった。しかし少し成長していた自分は

何をすれば起業できるのかという事を前向きに考えられるようになっており

ベンチャー起業に勤める。そして不動産も学ぶと決めて働き

現在の仕事の土台づくりに勤しんだ。

同時に宅地建物取引士や一級建築士の資格をとり、起業に向けて全力で生きた。

そして、今、目標としていた起業をするに至っている。

 

このように、逆境を受け入れ、いかに解釈を捉えるかという事で

逆境を与えてもらえた事に感謝し、逆境を超えるという事が成長につながると

本書では、さらに深く深く、記載されている。

今自分は明日死ぬ覚悟で生きているか?

本当に残された時間を必死で生きる覚悟を持てているか。

うまくいかない事を、他責にしていないか。

すべては、自分で切り開くしかない覚悟を持てているか。

残された人生をいかに成長できるかという事に、

このタイミングで向き合えた事を本当に感謝したいと思う。

 

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新年度のはじまり

ありたい姿を描くことからはじめる大切さ

 

気づけば4月になって、新年度がはじまった。

年度末は何かと忙しく、予定の調整に追われて

気がつけば4月になっていたという感じ。

桜とか全然みる余裕もないくらいに忙しい日々だけど、ありがたい。

 

相変わらず、仕事、大学院、家族に加えて

小学校時代お世話になったサッカーチームのコーチとして子供たちと関わり

子供たちからは、一生懸命な姿に刺激をもらいながら

子供たちとの対話の難しさのなかで、こちらも学ばせてもらい。

長男・次男のサッカーや娘のチア・ダンスでも楽しませてもらいながらも

努力する姿勢や考えについて語り合う事で自分に跳ね返り刺激をもらっている。

 

仕事は、優秀なスタッフに現場を任せることができ、

経営という仕事に専念させてもらうことができているおかげで

内向きには働きがいのある組織創りに対するプロジェクトや

外向きには、さらに事業を拡大する為のプロジェクトについて

メンバーと共に、進めることができている。

 

大学院では基礎科目を経て、卒業年度に入り

応用展開科目を学びながら、自社への引き寄せを行う日々が続き

やるべきことも、かなり明確になってきた。

さらにもう一歩踏み込んで、自分の志と自社の理念の追求を行い

現在の戦略と方向性は合っているのかをしっかりと確認した上で

戦略に対して、整合性のとれた打ち手をまとめようと考えている。

 

家族は、長男が希望のチームにはいることができて

素晴らしい環境でサッカーをしながら、

人間としても成長させていただけそうな日々がすでにはじまっている。

次男はそんな、兄貴の影響を受けてか、発言内容に成長を感じるし

娘も同様に、兄貴の影響を受けてダンスやチアと共に成長している。

奥さんには、送迎などで苦労をかけているけど

子供たちはありたい姿に向けて日々がんばっている。

 

社員にはビジョンを描き伝え

家族にはありたい姿を描く重要性を伝え

自分でもありたい姿を模索しており

やっぱり人は、ありたい姿を持つことが重要なんだと改めて感じる。

小さな頃から、父親にもずっと「ありたい姿を見つけろ」と言われ続けてきた

そんな体験が、価値観となって、仕事、家族、自分を導いている。

 

もちろん、いろいろな考え方や価値観があるから

僕や我が家の考えを押し付けるつもりはないけど

大学院の学びでも、同じような言葉を傾聴する事も多く

なんとなくから、家訓や社訓レベルで

自分にとっての大切にしていることなんだと気づきはじめている。

 

新しい年度がはじまって、気持ちも新たに活動しようと思う。

今年は、4月から新卒での入社が、いなかったのが残念だけれど

今も、多くの方が募集を見て応募をくださっている。

個人的には採用において大切にしているのは、一緒に働きたいかどうか。

ただ、僕のところまで面接に来てくれるひとは少なく

スタッフが採用に対していかに真剣に取り組んでくれているかがわかる。

本当にありがたい。

 

また、一緒にはたらきたいと思うことはあたりまえで

僕や、僕たちのありたい姿に対して、自らのありたい姿と同調できるかも重要。

当然、スキル面やコミュニケーションなども大切だけど

個人的には、ありたい姿の同調こそ、最も重要だと感じている。

 

新年度、そのありたい姿を、改めて考え続ける事こそが

経営、父親、自分に対して、本当に重要な責務だと感じている。

この新年度のブログに、ちょっと熱く書いてみた。

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パーパス経営

資本主義経営から志本主義経営へ

グロービス経営大学院で学びはじめて2年。

経営の戦略やオペレーション、マーケティングに対する考え方や

人材面や、財務面について学んできたし、だいぶ理解も深まってきた。

そして、それぞれの学びは単独ではなく、繋がり始めた。

 

今の段階で一番重要だと感じている事は、

全ては戦略に繋がるという整合性。

全ては戦略に対して意味をもった戦術でなければいけない。

しかし、そんな戦略をたてる為には、

業界の定義を見極めないといけない。

そして、業界について、深く考えなければ戦略は立てられないと気づく。

 

そんなことを考え始めると、

その業界でなんのために働いているのかといった問いに行き着く。

そして、自分たちの存在意義としてのパーパスを

言語化しなければと思い、この本を購入した。

 

この、なんのために働いているのか、ということを

コトスタイルに関わって頂いている人に対して

堂々と大きな声で言えるものでなければいけないと思った。

資本主義経営から志本主義経営の転換期であること

損益計算書や貸借対照表には出てこない企業としての価値とは何か

このような方向に企業は変化している。

 

“自社ならではの志を高らかに掲げることから始めなければいけない。

そして、社員の心に火をつけ、顧客、パートナー企業、コミュニティメンバーへと

共感の輪を広げていかなければならない。

そうすれば、志本主義の時代の新しい旗手に躍り出る事ができるはずだ。”

本書より

 

さいごに、この一文を読んで、本当にワクワクした。

高い志を、共に広げるという事がいかに素晴らしいか

それを、実現できるために、今一度経営に向き合いたいと改めて思った。

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すごい組織

山城高校サッカー部前田監督の還暦祭

先日、高校時代お世話になった前田監督の還暦祭に行ってきた。

先輩や後輩と共に、終始大爆笑の還暦祭だった。

昨今、部活や習い事等の子供たちに対する過剰な教育が問題になっている。

事実強豪のチームでの体罰がメディアでニュースになっている。

最近では、過剰なトレーニングによって京都の伝統行事の大文字駅伝が中止となり

みやこキッズランという記録会に変わった事がニュースにもなっていた。

 

だけど、振り返ると僕はサッカーをやっている環境で

そのような指導者による過剰なコーチングを受けた事は全く覚えていない。

本当に恵まれた環境でサッカーをする事ができていたと思う。

だから、今でもこうして、久しぶりにあった仲間で大笑いできる。

これは、本当に感謝しないといけないことだと改めて感じる。

先輩も優しく、楽しかったし、唯一辛かったのは、レギュラーになれなかった事と

高2の最後に部活をやめて、新しい目標へと切り替えた事だ。

もちろんあの時の選択によって今があるから、一概には悪かったとは、言い切れないが

続けていたらという気持ちが、以外にもこんなにも引っ張るものだと今になって感じる。

 

もちろんトレーニングは厳しく走りきれない自分が辛いときもあったし

仲間からのボールを受けれず、厳しい言葉を受けた事も辛い経験だし

休日にグラウンドまで行っても試合に出ない悔しさもたくさん味わった。

そんなひとつひとつの事が、悔しくて悔しくて、帰ってよく泣いていた。

 

だけど、仲間に誘ってもらって毎朝6時にグラウンドに行って自主練を続けた。

そんな事を、前田監督は見てくれていて、突然Aチームで試合に出させてもらった。

そして、仲間からは奇跡のゴールと言われる1点を決めた。

あの時の事は、一生忘れない武勇伝になっている。

一点とった事ではなく、努力を続ければ誰かが見てくれている

そして、そんな努力はどんな形かわからないけど、必ず帰ってくると気づけた事だ。

 

自分がついていけなかったのは、自分の責任であり

さらに、Aチームへと引き上げてもらったにも関わらず、

やめてしまった事はものすごく悔やんでいる。

補欠でもやれる事はあるし、セカンドチームとして紅白戦にも出ていたので

必死でやる事で、トップチームは、もっと強くなり、相互に強化できたはずで

レギュラーじゃないと意味がないと、思ってやめた事は

なんて、しょうもない判断だったと、今になってすごく反省している。

そして、やめた後、選手権京都府大会決勝でチームは洛北に負けた。

サッカーはやめていたけど、一緒になってみんなで泣いた。

それからも長い付き合いで、いつもあったら爆笑している。

 

今回、自分たちの代が中心となって、還暦祭をやって

こんなにずっと笑い続けたのは本当に久しぶりというくらいに笑った。

選手権に出て準優勝された世代の方々や

ひとつ上の選手権に出た先輩たちも、一緒に大爆笑の一日だった。

サッカーって素晴らしいスポーツだと改めて思った。

それと、そんなサッカー部で、ひとりひとりに対して向き合い考えてくださった

すごい組織にしてくれた人が前田監督という人だったと改めて気づく事ができた。

こんな今でも大爆笑できるような組織。

こういう組織が強いと改めて思った一日だった。

 

今、自分はコトスタイル株式会社と株式会社グッドランプで

たくさんのスタッフの組織のトップとして経営をしている。

もっと一人ひとりと向き合えるようにならなといけない。

今のメンバーで将来、今の事を語りながら、笑い会える組織を創りたいと本気で思った。

一人ひとりの個性を見続けて、組織をまとめる

前田監督のような人が、こんな近くにいたんだなと改めて気づいた一日だった。

財務諸表には現れない、無形資産という

もっと、一人ひとりが笑える組織を作ろうと思う。

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宅建協会青年部及び女性会合同新年会

不動産業が多様であるという課題について

京都宅建さん主催の宅建協会青年部と女性会の合同新年会に参加した。

16時30分から20時30分という長丁場だったけど、有意義な時間になった。

はじめに1時間自社PRしたい企業さんの2分間PRタイム。

正直、不動産の集まりだから、どこも同じような仕事だと思っていたけれど

めちゃくちゃ業務内容が多様な事に改めて気づかせて頂くことができた。

 

エリアの違いはもちろん、売買、仲介、買取再販、リノベーション、収益等

テナント専門、サブリース、新築等まだまだたくさんある。

一部のエリアでは不動産だけでは食べていけないので別事業を兼務されている人もいた。

東京から地方に移住され、不動産屋のない街で不動産を起ち上げれている人もいた。

京都にはいろんな不動産の方がおられるんだなと感心した。

正直、こんなに面白いと思っていなかったので立候補しなかったけど

やっておけば良かったと、とても反省しています。

 

だけど、聞きながら思ったのは、こんなにも業者間同士で知らないこと

一般の方々は、もっと知らない事なんだろうなということだった。

家を買いたい、売りたい、テナントを探している、空き家を収益化したい。

どの仕事でも当然重要だけど、コンセプトを明確にする事が

いかに大切かという事を聞きながら感じていた。

 

僕たちもお店づくりをワンストップで提供するというコンセプトを掲げている。

これは、お店をつくるフローの複雑さ、物件を不動産屋さんで探して

見つけた物件をデザイナーさんや工務店さんに見てもらって計画をつくり

うまく行きそうなら不動産を契約して、工事を契約してといった流れ。

この、うまく行きそうなら進めようという事に違和感を感じて、今のコンセプトがあるけれど

まだまだ、多くの方に知って頂けるまでには至っていない。

 

これだけ、いろいろな不動業があるなかで、自分にぴったりの不動産屋さんを

探すことが難しい時代、自分たちの事業はもちろん

業界についても、もっと改善しないといけない事があると感じた一日だった。

 

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企業のすべては人で始まる

サービスの質をあげ続けようとしているか

MBAサービスマネジメントの授業で紹介してもらい

いくつか読もうと思って購入していた本もあったけど

授業の内容が重要すぎることばかりである事と

すぐに自社に取り入れなければいけない事が多かった為

真っ先に読むことにしたけど、読んで良かった。

 

サービス業の定義はとてもむずかしいけど

以前から僕たちのやっている仕事に対して

建設業でもなければ不動産業でもなく、サービス業だと

個人的には捉えて経営してきたつもりだった。

 

言葉では、無理やり売ってはいけないとか

本当に喜んで頂ける仕事をすれば自然と売上は上がるよと

伝えてきたつもりだったけど、全然本書には及ばない。

そして、サービスを企業に浸透させる為に重要な人に対して

リーダーとして行うべき重要な事が溢れていた。

 

素晴らしい言葉がいくつもあったので、備忘録として残しておこうと思う。

 

“利益にばかりこだわれば、企業のこころは育たない。

結局のところ、利益にばかりこだわる企業は、

従業員が方向性や目的を失い、顧客を失い、やがて利益も失うだろう。”

 

”我社では、従業員全員に、顧客に対するサービスの質の改善に

積極的に参加し、ともに働く人材の育成にも参加する事を奨励している。”

 

“人はこれからもいっしょに働き、何かを生み出し、サービスし、

人の役に立つ中で、自分の技能や才能を伸ばし、独創性を発揮し、価値を高めていく。

企業は人が価値を生み出す舞台だ。

自分がどういう人間になろうとしているかで測られる価値、

自分が何かを生み出そうとしているかで測られる価値、

自分たちの一致団結した努力がどれほどのものであるかで測られる

価値を生み出す舞台なのだ。”

 

“どの企業でも、将来の社運はひとえに従業員の働きぶりにかかっている。

将来のリスクも、彼らの手に握られている。

たえず自分たちに成長するのは、できればよいというものではなく、

しなければならないことだと言い聞かせている。

そして、成長が止まったときには、変化を起こさなければならない。

変化を起こす力もないところには、チャンスも安心感も生まれてこないだろう。”

 

“現実に学習は生涯続く。もうこれ以上学ぶものがないと

安心していられる境地にはとうてい到達する事はできない。

一生が学びの場であり、なかでも大きな比重を占めるのが職場だ。

企業も基本的には学習するところであり、

その機会は事業に直結した分野を超えて広がっていく。

 

“どの会社も、リーダーが将来について何らかの約束をし、

従業員がそれを信用しなければ、充分に力を発揮することはできない。

リーダーは自分の「公約」を果たさなければならない。”

 

お店づくりを変えようと創業して12期目に入っているが

常にサービスの質を高める事を真剣に考えられているか

もっともっとやるべき事があるはずで、それを創出する場を

社員と話し合う場を設けなければいけないのではないか。

僕たちは必ずもっと良いサービスを提供する事ができる。

ただ、それは僕のリーダーシップにかかっている。

本当に今、読んでよかったと思う。

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組織はなぜ変われないのか

今の時代の組織にあるべき姿とは

MBAヒト系科目では何度も聞くジョン・P・コッター氏の新書。

今年は文化を創るというテーマを持って経営に挑んでおり

今の時代における、組織のあるべき姿は知っておきたいと考えて読んだ。

 

組織はなぜ変われないのかというタイトルからも

世の中が急速に変化している中で組織の変化が重要である事。

人の集合体である、組織を変えるという事が極めて難解である事。

そんなふたつのテーマが容易に想像できる。

 

今、我社でも様々な取り組みを行いはじめている中で

安定して一貫性のある成果を生み出す為には

マネジメントのプロセスはとても重要であると学び

特にマネジメントのプロセスの見直しを行っているが

知らなかった事が恥ずかしいくらい、当たり前のことだった。

 

働くという事に対する評価や報酬に対する納得感。

企業のビジョンに同調できる人を採用する基準の設定と育成。

その人の実力や期待に応じた配置。そして退職プロセスまで。

まずは、ここまでは必ず構築しようと思う。

 

また、それらは最低限のHRシステムと言われるものであり

このような不確実性の高い時代においては、様々な業界でイノベーション

さらには、有効な変革を実現する事が企業に求められているが

そこで重要なのがリーダーシップになる。

そして、僕自身は経営者として、このリーダーシップを磨く事も

自身の課題として日々内省を続けている。

 

ただ、この本から学んだ事は、一人のリーダーシップではなく

今は大勢の人がリーダーシップを発揮できなければいけないという事だった。

アジャイル型の組織形体やプラミッドとフラットのハイブリッド等

いくつかの組織の形についても記載されていたが

それよりも、ひとりひとりがリーダーシップを発揮できるという点は

大きな影響を受けたし、現場のプロジェクトリーダーであったり

新規事業におけるリーダーなど、僕たちも確かにそのような機会があると感じた。

 

リーダーシップとは。

激動の時代に人々を鼓舞し、新しい状況に適応して成功を収めるように促す。

よりよい未来へのビジョンに基づいて自ら波乱を巻き起こし

ほかの人たちを鼓舞して適応を後押しすることによりビジョンの実現と繁栄を

成し遂げようとすることで、過去にも大きな変化が生まれてきたように

組織のできるだけ大勢の人がリーダーシップをとる事で変化を起こせる。

リーダーシップは一部のカリスマ性のある人だけが担うべきではなく

誰もがなんらかの形で実践できる行動である。

 

リーダーシップとマネジメントの違いについてはMBAでも学んだが

このような両輪こそが重要だと改めて気づかせてもらえる本だったと思う。

やはり、何事も整合性やバランスを取りながら強い推進力で進むことが重要だと思う。

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超クリエイティブ

言語化力の続編として

先日言語化力を読んで刺激を受けたので続いて超クリエイティブを購入。

街の個店を創る企業として、クリエイティブについての意識は高いつもりで

クリエイティブがツールではなくなっているという事に一番共感できた。

最近では、電通も広告という枠組みで仕事をしていない。

僕たちも昔は店舗屋と言われた職種だけど、店舗創りで終わってはいけないと思ってる。

なぜ、お店を創ることを生業としているのか?

これを問い続ける事で、必ず今の社会に貢献できると考えている。

 

一方で、お店を取り巻く環境は年々厳しさを増している。

物価上昇や、光熱費や人件費の高騰は事業を逼迫させるが

家賃は下がらないというコスト構造に多くの人が疲弊している。

でも、個店は店主の想いを形にしたものであり

そこには、笑いや、感動、素敵な体験など、様々な価値が存在する。

決してお金だけで、語るものではないし、この個店の集合体が街であることを

僕たちは今一度真剣に問い直して、未来のまちづくりを考える企業であらねばならない。

 

クリエイティブや広告というアプローチもお店作りというアプローチも

勝手ながら先にあるものは、似ていると感じながら読ませて頂いた。

今年はそんなコトスタイルという組織をカルチャーへと昇華させたいと考えている。

そんな中、アウトプットが個の総和ではなく、積になるチームがよいチームの定義

といった言葉が出てきて、強く共感した。

ひとりひとりのパフォーマンスは確実に上がっていて、お客様からも評価して頂いている

でも、ひとりひとりになりつつあるのも直面する課題だと感じている。

和ではなく、積という形になれば、必ず、すごい組織になるメンバーが揃っている。

だからこそ、文化を創る事が重要であるという事につながる。

 

また、VUCA時代においては、社会に対して新しい価値を生み出し

変化し続ける集団だけが生き残れるという言葉も響いた。

VUCA時代という言葉は、おそらく聞かない週はないというくらい聞く言葉で

どこに行っても聞くし、どんなニュースサイトにも出ている。

それくらい、重要な言葉である一方で、組織として対応しているかというと

まだまだという事の方が本当に多く、変わる事の難しさを日々感じている。

 

自分たちで言うのは違うけど、お店をひとつひとつ創るという仕事は

本当に大変な仕事だと思っている。

先日もドカ雪の中で職人さんやスタッフが現場を進めてくれているし

少しずつ形ができあがる中でお客様も真剣に仕様の変更をリクエストされる。

準備してきたものを大きく変えなければいけない瞬間は大きな負担だけど

結果として、その負担の先に想いを形にできる幸せがある。

 

ただ、この幸せに甘んじていてはいけないという事を本書から気付かされた。

こんな大きなクリエイティブ集団でさえ、さらに変化し続ける事をコミットし

変化を文化として組織化している。

僕たちも、目先の事は当然全力で取り組まなければいけないけれども

目先だけでは中長期で変える事が出来ない緊急ではないが重要な事に対して

もっとフォーカスして、時間の使い方を工夫しながら事業を拡大しなければいけない。

本書から、クリエイティブという言葉から、そんな使命感を感じる事が出来た。

 

12年前からは、大きく変わったと思うけれども

ひとつの山を登りきったら、新しい山が見えるように

僕たちも一歩一歩確実に前進できるようにしたいと思う。

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