両利きの経営を取り入れる為の難所とは
”両利きの経営”
大学を卒業して東京にある店舗設計の会社に勤めはじめます。
飲食店、美容室、小売店などを手掛けさせてもらい経験を積みます。
そして、関西に戻り不動産を学んだ後にコトスタイルを起ち上げました。
お店づくりの不動産と建築という専門分野をつなぐ
そんなコンセプトが認めてもらえた事で少しずつ大きくなりました。
お店づくりの常識を変える。そう思った理由は東京で勤めていたときのこと
物件探しでは建築のアドバイスが足りずに、無理な契約をする人が居たりと
不動産と建築が別々という問題に毎日仕事で違和感を感じていました。
だから関西に戻って不動産を学んだときは、なるほどって思ったし
きっとお店をやりたい人に喜んでもらえると心から思って独立しました。
まあ、そんな話はいろんなところで書いているので今日は控えめに
では、僕達はこの次どうしていくのか?
既存事業を深めながら、新規事業を創り出そうと期初会議で話していたけど
まさに、それが両利きの経営であり、今後マストな経営課題であり
さらには、その両利きの経営についての難所の数々が書かれていた。
例えば、サクセストラップについて、今のビジネスへの危機感。
従業員は実際どこまでもっているのだろうか。
なんとなく毎日仕事をしていると、危機感どころか、平凡な日々としてさえ捉えてしまう。
でも実際はすごいスピードで環境の変化が巻き起こっている。
実際今、第四次産業革命を読んでいるけど、もうやばいことになってる。
今のビジネスが当たり前に存在するなんて思うと本当にやばいけど
そんな事を考えながらビジネスをしている人はどれくらいいるだろうか。
でも、これが考えていないからだめなのではなく
考えないということが当たり前であり、それこそがサクセストラップであり
イノベーションに対する阻害要因になるという話だった。
当社でも思い当たる節はたくさん浮かぶ。
ただ、これは決して従業員が悪いのではないということも書かれている。
両利きの経営を実践するためには。やはりリーダーの理解が必須。
既存の事業を深めるということすら大変な上に
新しい事業を創ろうとするということなんて馬鹿げている。
そんな時間はないし、そんな無駄なことに時間使えるのか。
既存の事業なら働いて帰ってくるものが経験上理解できるけど
新しいことなんて本当にやる意味とか意義とかすらも想像しにくい
ここに、両利きの経営の難しさがある。
では、リーダーに求められることとはなにか。
簡単にいうと、今のビジネスを深めることと、新しいビジネスをつくること
これは全く別物の仕事であるということ。
別物の仕事だから組織、必要な人材、人事等あらゆる事が変わる。
だけど、これを今のビジネスと同じようにやってしまうところに
両利きの経営の難所が眠っている。
これらを理解して、いかに今のビジネスと新しいビジネスを進められるか。
経営者としてリーダーの技量が試される。
今僕達も14期に入り、ワンストップサービスという創業時のビジネスから
テナント開発、リノファク、テンポカスタムといった新たなビジネスを進めている
もちろん、これだけで終わるつもりもないし
これだけで満足できるような企業にはなれないと思っている。
あと、事業を創出するときに忘れてはいけないこととして
CVP、利益モデル、経営資源、プロセスの整合性を大切にしなければいけないということ。
また、今の事業を進めながら新たな事業を創り出す時には
何を忘却し、何を借用し、何を学習するのかという点を丁寧に考えること。
ここは、いざというときに忘れないように抑えておかないといけない。
自分が忘却の阻害要因にならないよいう注意を払わないといけない。
ずっと、両利きの経営という書籍の事は知っていたけど
今回こんなタイミングで出会えた理由がいつもの大学院の授業。
今回はイノベーションによる事業構造変革(BTI)という授業だったけど
本当にいつももタイムリーに学びと出会えることに感謝しかない。
そして今日はファイナンスⅡのレポート提出日。
昨日も遅くまで勉強会してレポート仕上げて
入学したころに比べたら、だいぶスッキリした気がする。
正解のない不確実な人生だから、こういう学びが判断軸を支える。