インバウンド向け旅行サービス会社 TWO STREETS BACK様 ②

インバウンド向け旅行サービス事業所兼案内所として2021年11月に開設された「TWO STREETS BACK」。

前回は、事業の構想や、コトスタイルに依頼されたきっかけについてお話を伺いました。今回は、リノベーションについてさらに詳しくお聞きします。

 

イメージどおりの内容で
スムーズに進めていただきました

 

―リノベーションはどのように進めていかれたのでしょうか。

 

池田さん:オーストラリア時代はインテリアデザインをしていたので、基本的なデザイン一式をコトスタイルさんにお渡ししました。この空間をどのように使うかは明確に頭の中にありましたので、カーペットの色や、壁にグラフィックを使いたいことなど、デザインも含めて一式をそろえた上でお渡ししたんです。

一旦全ての希望を伝えて見積を出していただき、そこから何を削れるかを検討しました。スタートアップですから、なるべく最低限の施工で済ませたかったんです。

 

―ご自身のキャリアが生かされているのですね!一番のこだわりポイントを教えていただけますか?

 

池田さん:この物件はドアを開けた瞬間に大きな壁が目に入るので、壁紙を印象的なものにしたいと思っていました。海外のお客様に旅の気分を味わっていただける日本的なもので、写真を撮りたくなるようなものにしたいなと。

 

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この壁紙は、江戸時代の有名な絵巻の一部をベースにしたデジタルプリントです。もとは金銀の泥で表現された作品ですが、モノクロにしたり彩度を落とす処理をしてもらっています。

当初は市販の壁紙も検討していたのですが、なかなかイメージに合うものがなく、このような方法をとりました。サンプルを見ながら細かく注文させていただいたおかげで、満足のいくものになりました。

 

―かなり細かいところまでこだわられたのですね!モノクロの壁紙と、マスタードイエローやグリーンのファブリックを使った家具の組み合わせが素敵です。

 

池田さん:椅子やテーブルは上七軒のカフェで使っていたもので、オーストラリアのヴィンテージです。キャビネットは中国のもので、オーストラリア時代に使っていました。事務机は、これらの雰囲気に合うものを新調しています。

 

―さまざまな国から人が集まる場所にふさわしく、調度もグローバルなのですね。工事は順調に進みましたか?

 

池田さん:そうですね、こちらが希望したとおりに、コトスタイルさんがスムーズに進めてくれました。壁紙と床のカーペットを新調したほかは、照明をLEDにしたり、直射日光が入ってくる南側にメッシュスクリーンを取り付けていただいたり、コンセントを増やしていただいたり、といった細かな部分をお願いしました。コストの面からも、もとからあるものを出来るかぎり生かしていただいたんです。工事期間は2週間ほどで、顔も出さずに済みました。

 

―それは良かったです。

 

池田さん:ただ、実はその後予想外のことがあって…。

 

―予想外のこととは?

 

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池田さん:事前にネット関係の契約手続きは進めていたものの、光ファイバーが通っておらず、新設しなくてはいけなくなったんです。築40年と古めのビルではありますが、以前からオフィスとして使われていたと聞いていたので、当然あるものと思い込んでいました。インターネット必須の仕事なので、対応せざるを得ません。ビルのオーナーさんに確認を取ったり、プロバイダーに問い合わせたり、大変でしたね。

 

―古い物件をリノベーションするときは思わぬことが起こるのですね…。

 

池田さん:テナント自体に光ファイバーが来ていない事がもっと早く判明していれば内装工事中に済ませられたのですが、これは誤算でした…。そこを除けば、驚くほどスムーズに事務所開設まで進みました。

 

―今後のご予定をお聞かせいただけますか。

 

池田さん:この場所を拠点に、来年の事業スタートに向けてスタッフを集め、構想の実現に向けた動きを加速していくつもりです。人が入ると場所の雰囲気も変わっていきますし、まずは満足のいく空間ができて良かったと思います。

 

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―池田さん、貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました!

 

前編はこちら▶前編

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