御所西エリアに昨年12月オープンした美容室「Prairie（プレリー）」。前回は、コトスタイルに依頼したきっかけや物件探しについてお伺いしました。
インタビュー後編は、リフォームやストアツールについて詳しくお聞きしていきます！
コトスタイルからのさまざまな提案のおかげで
自分の理想が明確になっていきました
――リフォームにあたってはどんな希望を出されましたか。
笹倉さん：最初はナチュラルな雰囲気にしたい、というくらいのぼんやりしたイメージでした。「パリのアパルトマンのように」とも言っていたのですが、当初の希望と今の状態はずいぶん違います。コトスタイルからさまざまなご提案をいただくうちに、本当に自分の求めるものが明確になってきましたね。ある程度の打合せは内装工事の前にしていたのですが、素材や色のバランス、棚の配置などは実際に現場を見ながら決めた部分も多いです。
ただ、自然光が入るようにしたいというのは、当初からはっきり思っていました。実はこの物件は事務所仕様で窓がなかったんです。光が入るのはガラス扉の部分だけでした。なので、退去時には原状回復するという条件で、ここにあった壁をくりぬいてもらったんです。
――そうだったんですか！まるで最初から窓があったかのようにナチュラルな仕上がりで、優しい光が入ってきます。ガラスがちょっと変わっていますね。
笹倉さん：扉が網入りのガラスだったので、ただの透明なガラスだと悪目立ちしそうだなと思いまして、扉のガラスに合うものをご提案いただいたんです。レトロガラスというそうなんですが、その名のとおり味のある質感で気に入っています。
――光を入れるというイメージからガラスの質感にまでこだわられたのですね。白を基調にしつつ、壁にグリーンを効果的に入れられているのも素敵です。
笹倉さん：グリーンを入れたいという希望は早い段階でお伝えしていたんですけど、グリーンにもいろんな色がありますよね。私がイメージしていたグリーンをどんな配置で使うのか、3D映像を見せてもらったりしていました。ですが、色のサンプルを実際に見て「あれ、この色は違うな」と気づいて急きょ今の色に変更したんです。「違う」と思った時に永澤さんが持ってきてくれた提案が素晴らしくて。いくつか挙げてもらった中なから選ばせてもらいました。迷ったときは、私が好きそうなものをうまく出してくださるんですよ。すごくお話しがしやすかったです。
――先ほどから気になっていたのですが、グリーンの壁に注目するとその手前に木が植えられているように見えますね。
笹倉さん：これはダケカンバという木をはめこんでもらっています。お店のイメージを伝えるためにいろいろ資料を見ていたら、素敵だなと思える事例を見つけまして。リフォームの後半に「ここに木を入れてみたらどうなるでしょうか」と相談させていただきました。北海道からちょうどいいものを切り出してもらって、理想どおりの形になりましたね。
――北海道から！すごくこの空間になじんでいますが、お店ができる過程でのご要望だったのですね。店内はシャンプー台が1台に対して、スタイリングチェアが2台。おひとりで施術されるための配置でしょうか。
笹倉さん：そうです。以前はスタッフも大勢いるなかでのお仕事だったのですが、自分でやるなら完全予約制でお客様にゆったり過ごしてもらえるようにしたいと考えていました。来店はお1人がメインですが、なかにはお友達同士で来られたり、お子様連れの方もいらっしゃいますので、このような形に。
――カット中に人目が気にならないのはうれしいですね。内装のほかにストアツールもコトスタイルにご依頼いただいたと聞きました。
笹倉さん：名刺と、チラシ、リーフレットをお願いしました。お店づくりと同じく徐々にやりたいことが明確になっていたので、コトスタイルさんと一緒に試行錯誤を繰り返しましたね。丁寧にヒアリングしていただいて、伝えたいことをすごく上手にまとめてもらいました！
オープン時期と比べると落ち着いてきましたので、少しずつチラシをポスティングしているのですが、それを見てご来店いただいたお客様もいらっしゃいます。しっかりいいものを作って、反響があったのはよかったなと。
お店づくりもストアツールも、まったくのゼロの状態からここまで形にしてくださったコトスタイルさんには本当に感謝しています。大変なこともありましたが、とても楽しい時間でした！
――インターネットが注目されがちですが、チラシなどの紙媒体も効果を発揮するのですね！新しいカット技術と癒しを求めて、これからジワジワとファンが増えていきそうです。
貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました！
