シンプルイズベスト!

戦略もシンプルであるべき

だんだん気がつけばリビングの窓に書籍が溜まってきた。

いつ、なぜ、誰の紹介で、買ったのかもわからなくなりつつも

毎朝50ページを習慣にして、気になる本を読んでる。

これが結構はまってて、寝起きだから眠たくならないし

500ページくらいなら10日で読めちゃうので。

趣味から特技に変わりつつあるけど、それはまあさておき、、、

 

今回読んだのは、「価値」こそがすべて!というHBS教授の戦略講義。

読み終えた感想としては、シンプルだけどシンプルではない。

簡単に考える事から始めるけど、分解しながら複雑化する。

複雑化すると見失うからシンプルにしておく必要があるという感じ。

 

具体と抽象や、クリティカル・シンキング的なものとして

支払意思額(WTP)を上げて、売却意思額(WTS)を下げる。

支払意思額(WTP)は顧客に対する価値であり

売却意思額(WTS)は従業員やサプライヤーに対する価値。

 

この「価値」というものをいかに考えるか。

そして、その「価値」に対していかなるアプローチをとるか。

そして、そのアプローチをとる上での難所や要所は

戦略論として、学んできた内容が凝縮されているもので

ここに複雑性があり、シンプルである理由がある。

 

シンプルに示す意味を、しっかり言語化することが重要。

なぜやるのか?誰のためにやるのか?

そこがなければ、多くの人達の賛同は得られない。

シンプルに、物事を捉えながらも、様々な打ち手に対して

戦略の整合性をもったビジネスが今後重要になる。

 

ちょうど、期末で13期の経営計画を検討するタイミングだったので

いろいろな学びを得て、実践に進もうとする自分にとっては

改めて、シンプルに考える良い機会だったと思う。

おそらくブログをアップしているのも期初会議後だと思うで楽しみだ。

 

と言いながら、期初会議はまだ終わっていない。

もう9月も終わろうとしているけど、今年は長いことやってる

こんなことは、もう今年だけにしようと思っているけど

なぜ、こんなにも長くスタッフとの時間を作っているのか

その本質を是非スタッフのみんなにも考えてほしいと思う。

 

ところで、冒頭の朝に50ページ本を読むという話だけど

これが、結構良いサイクルを生んでいる。

読み終えたら、ブログ記事として、ストックしながら

随時アップすると、アップしながら記憶が蘇って

改めて書かれていたことを思い出し、その時と今の状況について

考える良い機会になっている。

 

そういう意味では昨年の5月から始めた1日1行日記も同じ。

時間がないから、パパっと昨日の出来事を振り返ってパソコンに入れておく

そして、一週間ほど溜まったら手書きでノートに移すという感じ。

そしたら、一週間の出来事がフラッシュバックして

そのときの感情や、後悔、うまくいった出来事を振り返る事ができる。

 

ちょっと話しの本筋から、はずれてしまったけど

習慣が大事なんよって話を、昨日息子と話していたので

ふと、そんな話したことを思い出しながら、

いかに習慣化させるかという事について書いていた。

 

もし、今なにかつまずいていることがあったり

悩んでいることがあったりしていたとしたら

何か変える為の行動を行うことをおすすめしたいと思う。

ランニングや本を読むといったこと等様々だけど

できれば自分がこうなりたいという思う姿と現状をいかに埋めるか。

 

なりたい姿と今の姿のギャップはそんなすぐに埋まらない。

だからこそ、環境を変えるために習慣を変えることが重要。

 

本の話しに戻ると、その指標をいかに測るかという点ではシンプル

でも、その指標はあくまでもアウトプット要因なので

インプット要因で変化させなければいけない。

だけど、インプット要因を見つけるのが困難であり

インプット要因は習慣化されているから変化させるのも困難なものだったりする。

そう、人は変わる事が苦手な動物らしい。

そういう意味ではなぜか、ドンピシャなタイミングで

人と組織はなぜ変われないのかという本を新たに読み始めていた。

この、なんか良いタイミングで本が来る感覚もオモシロイ。

内容については、また3ヶ月後くらいにアップします。

 

よかったら僕の個人のX(旧Twitter)で時々読んでいる本の

いいなって思った言葉を呟いているので、興味があれば是非フォローしてください。

X(旧Twitter)のリンク

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スタートアップについて

100話で心折れるスタートアップを読んで

MBAの学びの方も、基礎科目で経営を体系的に学んで

同級生も応用科目へと、それぞれの道に進む中。

自分はやっぱり起業について、改めて学びなおすことで

今の経営との違いを知り、どう活かすかということについて考えたいと思い。

創造系と言われるベンチャーマインドという科目を受講している。

(※記事を書いた時は受講中ですでに受講後)

 

その中で、スタートアップとスモールビジネスの違いを知り

志はベンチャーだったけど、まだまだ小さい会社の中で

本当に、自分がやりたかったことは何を考えたり。

一方で、大きくするためには、変わらなければいけない事を学びながら

コトスタイルとして変わるべきか、変わらずいるべきかを悩んだりしている。

 

とはいえ、なぜコトスタイル株式会社を創ったのかという問いや

究極はなぜ働いているのか?なぜ経営しているのか?とった問いについて

考えること、そして答えとなるであろう本質的なところは

少しずつだけど、自分の中で明確になりつつある。

コロナ禍で単科生として学びだして、あっという間の2年間だったけど

ここまで、自分を振り返りながら、未来を創造できたのは本当によかった。

 

ちょっと前置きがながくなったけど、この本はTwitterで話題になった

100日後に死ぬワニを、スタートアップの経験者がスタートアップアルアルとして

すごく読みやすく書き直された内容で、それを書籍化したもの。

スタートアップの苦しみがつらつら可愛らしく書かれていた。

正直、自分と重なる部分もあり、共感することも多々あった。

 

まだまだスモールビジネスだけど、志はスタートアップなのかなと

頭の中で絵、沸々とした感情が湧き上がってくる感じはそういうことなのかなって思う。

まあ、会社つくったのは自分だからという何事も全ては自己責任であり

起業に対する、想いだけじゃないリアルな事象は共通しているから

スモールビジネスの起ち上げを目指している人にもすごくおすすめ。

こういう、さらっと読める本で、予習しておくには凄くよいと思う。

自分の場合は復習を兼ねて、今からどう行動するかなんだけど

やっぱり、自分の志を強く持ち続けられるかにかかっていると思った。

 

さいごにめちゃくちゃ響いたのが「Connecting the dots」という言葉。

スティーブ・ジョブスがスタンフォードのスピーチで言った内容で

点と点がつながることを信じなければいけないという話。

これは、僕も本当に大事なことだと思っていて、今があるのは

過去の点と点が繋がったからでしかないと思っている。

結構きつい人生送ってきてるけど、だからオモシロイ人生を生きられているし

本当にまわりの人達には感謝しかない。

 

「Connecting the dots」の精神を大切に

これからも人生楽しんでいこうと改めて思う。

そしてまわりの人達も豊かにできる影響力を持てるように

まだまだ学び挑戦し続けることを楽しみたい。

 

100話で心が折れるX(旧Twitter)ページはこちら。

 

 

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偉人からの学びDAY4

武士道と代表的日本人

偉人から学び、自身の志について考え尽くす3ヶ月の科目。

4月から7月にかけてうけた企業家リーダーシップといって

自らの志と向き合うために、偉人から学び自分へと

偉人伝を読み、同期と共に学び自身へと落とし込むサイクル。

 

今回は武士道と代表的日本人を読破しましたと言いたいが

正直、言葉が少し古かったりと、凄く読みにくく苦戦しました。

もっと古文とか勉強しておけばよかった、、、

とまあ、反省ばかりですが、それも人生。

でも、なんとなくでも感じた事を備忘録として記載します。

 

実は、武士道については、昔東京で勤めていたときに

野方の沖縄カフェをやらせてもらったお客さんが大好きで

お店に武士道の本を飾りたいというやりとりを思い出しつつ

沖縄料理が好きな今の奥さんとも食べに行ったな

なんて、どうでもいいことを思い出してました。

 

でも、その事がきっかけで武士道という考え方や

多数の書籍が出ている事を知ることができたので

やっぱり、僕たちの仕事って、なんだかんだ学びとか繋がることが多く

素晴らしい仕事をさせてもらっているなと改めて感じます。

 

こうして武士道を読む機会を与えてもらえたこと

なんか、運命的な感じだったけど、読むのはきつかった。

でも、昔の日本人が義や仁を大切にしていること。

そして、自分の命よりも先に、その考えによって行動に移すこと。

さらには、それが教育ではなく武士道という

人から人に伝わりながら作られた生き様だった事を学んだ。

 

今、僕たちの時代でもめちゃくちゃ大切な事ばかりだけど

ここまで忠義に実践できる人はどれくらいいるのだろうか。

まだまだ、理解は乏しい中ではあるものの、僕なりの武士道として

何よりも自我を超えて成したい強く導く志はあるのだろうか。

 

義・勇・仁・誠・礼といったやさしく、誠実で、礼儀正しいこころを道理とする。

そして道理に任せてためらわず決断する勇気を持って事を行動する事ができるだろうか。

 

私利私欲に私心よりも、正しき行動に真っ先に移せる人間になること

そうすることの先に見えるもがきっとあるんだと思うけれども

そんな事が本当に今の心の強さでできるのだろうか。

 

経営を学んでいる中で、自分の人間力を磨く事こそが

経営の本質だと最近は強く思う。

良い企業を作り、良い人が集まり、良い組織となりたい。

そして、代表的日本人の方々のように大きくても小さくてもどちらでもよい

社会的なインパクトを与える事に挑戦できる人そして企業になりたいと思う。

 

授業を経て志してとして

お店づくりを通じて働くが楽しいと感じる世界を広げるという志を持てた。

何度も何度も書いているけど、経営者としての責務を全うしたい

そのためにやるべきことを今学んでいるが

学びで終わらせてはいけない。

 

高校生のときに独立を目指したきっかけを思い出し。

仕事が楽しいものであると教えてくれた父の言葉を頼りに

これから先の自分の行き先について

まだまだ思案しながら行動に移し続けたいと思う。

 

しかし、こういう本もたまには良いよね。

なかなかこういう機会じゃないと手に取らないと思うので

もう少し視野を広くもつことも大切なのかもしれないと思った。

 

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理念経営2.0

企業経営の形も変化している事に気づかなけれいけない

“事業の存在意義を考え、本質に立ち返ることができれば

危機は企業にとって新たな進化へのチャンスとなる。

他方で、「意義」を生み出すことに失敗した組織からは

ヒト・モノ・カネが離れていき、やがてその組織は淘汰される。”

僕たちは何の為に働いているのかという事を問い続ける中で

理念経営2.0という書籍を進めてもらった。

 

パーパス関係の書籍は一旦これで終わりにしようと思ってる。

これからの時代の企業、組織、そして組織に属するヒトについて

モノを生む組織からチエを創る組織に変化する時代背景のなかで

どのような意思で一人ひとりの行動に対する影響があるか

その為に行うべきことについて、整理された内容だった。

 

わたしたちはどのような景色をつくりだしたいか?(Vision)

わたしたちがこだわりたいことはなにか?(Value)

わたしたちはなんのために存在しているか?(Mission)

わたしたちの組織の存在する目的はなにか?(Purpose)

 

人の成功を必死で応援する会社という企業理念を13年前に打ち立て

絶対に成功する店舗を創るというMissionのもとに。

店舗業界のイノベーションカンパニーというVisionを描いた。

当時は一人で起ち上げるタイミングであり、僕の想いそのものだった。

でも、成功とは?イノベーションとは?正直まだまだ考え尽くせていないと気づいた。

 

そんな僕の想いに共感してくれたスタッフや協力会社の仲間のみんなに

今どれくらい僕の根っこの想いが伝わっているだろうか?と考えてとき

この本を読みながら、そして僕自身の幼少期から今までの人生や

コトスタイルを創業してからの会社の出来事を振り返りながら

改めて、問いに答えるべきときが来ていると感じている。

 

そして読み進める中で、本書のなかにも

まさに理念をたてたときに思い描いていたものが記載されていた。

 

“企業は従業員や仲間の幸せを最大化できるような組織マネジメントを実践することで、

結果としてアウトプットとしての価値創造を最大化できる。

社員が意義を感じ、自分なりのナラティブを生みながら仕事をすれば、

それだけ創造性が高まるし、イノベーションが生まれやすくなるからだ。

こういったチエを創る組織では、ミッション・ビジョン・バリュー・パーパスに

代表される企業理念などのWHYが意味創造の基点になる。

次に重要なのは人々がよりよく協働して、

いいアイデアを生みやすくなる場やコミュニティをつくることだ。

バリューに則った濃い組織文化や、心理的安全性が高く、共創が生まれやすい

社内コミュニケーション環境をHOWとして用意する。

共創文化のある開かれた場には、優秀な人材やパートナー、お客様が集まってくる。

質の高い人的リソースを集めてくると、そこで新しいチエが生まれやすくなり、

新しい商品、サービス、事業などが創造され、結果として戦略などのWHATが創発される。

ミッション・ビジョン・バリュー・パーパスを共通の土台にした

創発の場・仕組みづくりがこれからの企業における肝なのだ。”

 

13年ものあいだ言葉として発し続けてきた企業理念だけど

組織に多くの多様性のあるメンバーが仲間となり

大きな方向性は変わらないとしても、言葉はより重要なものとなり

解釈や捉え方を改めて共通化することも大切だと気づいた。

 

12期が今週で終わり、来週には13期になるタイミングで出会った書籍。

これから期初会議に向けた資料づくりをはじめるタイミング。

今年の目標である組織文化を創るということにも繋がった。

今改めて自社と向き合い言葉にすることに挑戦しようと思う。

さいごに、なんの為に働くかという問いに対するヒントとして

ポジティブ心理学の研究者フレッド・ルーサンスの言葉を参考にしたい。

“不確実な環境において幸せに生きられる人は、希望(Hope)自己肯定感(Effcacy)

レジリエンス(Resilience)楽観性(Optimism)という4つの心理的資本を持つとされる。”

今の時代においていかに幸せな考え方が重要か

そして、そんな幸せな考え方と働き方がリンクする事が意味するものは

僕は僕だけでなくまわりの人たちにも幸せに生きるための影響を与えるような

そんな人になりたいと思うし、そんな会社を創りたいと思っています。

 

6月の末、ほんとうに12期の末に書いておいた書評と想い。

もう8月も終わろうとしているけれど、会社の言葉は言語化されない。

ただ、僕個人の志はものすごく研ぎ澄まされている。

お店づくりを通して”働くが楽しい”と思う世界を広げる。

働くことが楽しいと父親からずっと聞いていた言葉であり。

今の自分の支えとなっていることに大学院で気づくことができた。

ただ、スタッフに価値観を押し付けるのは少し違う。

このような言葉を提案してはみたけど、同調には至らなかった。

 

でも、これは僕自身がやりきればいい。

スタッフが働くことを楽しいと感じながら働く。

お店づくりを通じてお客様のありたい姿を実現しながら

お客様も働くことが楽しいと感じてもらえるように。

そんなお店にはきっと人が集まってきて

楽しく働いている店主の姿から働くことの楽しさが伝搬する。

こんな風に働くが楽しい世界が広がった先には

多くの大人たちは子供たちに働くって楽しいよって話してる。

そんな日本はきっと明るい国になってると思うし

僕がそれを創る原点になろうと思う。

 

会社のMission、Vision、Valueはリニューアルしつつある。

これについてはみんなと話し合うということがなにより大切で

トップダウンでこれで行くよということよりも

俺はこんな風に思ってるけど、みんなどう?という感じで

考える時間をめちゃくちゃ大切にしている。

もう少しで、今期の方向性が見えてくる。

今回は3回も期初会議をやったり、

それに対するスタッフとの1on1を繰り返しながら

ようやくここまで来れたかなという感じ。

 

めっちゃいい会社になるために

今年はほんと、やりきりたいと思う。

 

 

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根っこにある自分と会社について

パーパスについて学ぶ

 

MBAの学びにおいても自身の志と企業の理念を考える科目を受けて。

本当に本当に根っこの部分にある、価値観や違和感のところを深掘って

自分の根っこのところにある、存在意義を見つける作業を行うことで

会社はなんの為に存在していて、なぜそこで働くのかという問いに答える。

 

僕の場合は、起業しているので、当たり前のように重なる部分がある。

過去の体験から生まれた価値観や違和感の上になりたっている

やらなければいけないこと、やりたいこと、やれること、といった

3つの円が重なることが、実現できていなければいけないし、できているはずで

むしろ、その出来ているはずの言葉を見つけることが重要であり

その言葉を見つけることで、迷いが消えて、その実現に向かえると思う。

 

それが、自身では志といい、会社ではパーパスという。

パーパスという言葉について、関連書籍をたくさん読む中で

今回は、以前から気になっていたハーバード・ビジネス・レビューで

パーパスを特集していたのを思い出して検索してみたら

まさかの売り切れの上に、書籍化されているという状況だった。

パーパスという言葉がいかに、注目されているかがわかる。

 

内容はとても充実していて、最近の学びの良い復習になったと思うけど

パーパスが何かという事はどうでもよくて、

実際にコトスタイル株式会社や株式会社グッドランプのパーパスとは何か?

ここをもっともっと探求し続けないといけないと改めて思う。

 

“組織とは、人の集団が群れとして、ある目的を達成するために

存在するものである。創業者の情熱からはじまり、人を動かす仕組みを

つくる中で価値が再定義され、徐々に社会的に必要とされる

存在へと成長していく。あらゆる経営者にとって、「自分」というリソースの

限界を超えることは不可欠なプロセスである。

 

組織が創業者を超えた生命体になるためには、

集団の向かう方向性や文化を育むDNAが必要である。

それが無限に複製された際に、大きな価値が生まれるような

DNAをデザインしなければならない。

その時に大きな役割を果たすのがミッション、ビジョン、バリューである。”

 

本書から引用した文章だけど、3行目の価値が再定義される感覚や

自分から、組織へと考える視座の変化はめちゃくちゃ共感できる。

 

“リーダーが信頼性と一貫性をもってパーパスを伝えるようになると

従業員はそのリーダーの真剣さを理解し、その意義を信じるようになって

新しい方向に動き出す。

変化は上からの合図によって、下から展開するのである。”

 

これも本書からの引用でとても共感できる部分だった。

伝えているつもりではいけなくて、同調するくらいに真剣でないと

多様な人材で形成された組織を同じ方向に向かわせるのは容易ではない。

そして、上から動かすのではなく、下から自然に展開できるような

そんな、リーダーに自分はならないといけないと思う。

 

いつもと同じような仕事を日々行っていると

なぜ、この会社で働いているのかといった目的を見失う。

ある程度仕事を覚えてしまうと成長を感じられなくなってしまう。

そんな時こそ、自分のためではなく仕事が誰かの役にたっていたり

社会に貢献していたりする事が明確にあることが重要であり

それが、パーパスなのかなと感じている。

 

さいごに、これからパーパスを考える時間を社内でつくって行こうと思うけど

戦略目標を余すことなく明確に書き出すことと、従業員の意欲を掻き立てる

これが相互に作用するような内容のものを目指したいと思う。

パーパスを共有、共感し、みんなで良い仕事がしたくなるような気持ちになるとともに

目標を達成しようと奮い立つくらいのものであることを願うし、

きっと、僕たちのパーパスはめちゃくちゃテンションがあがって

同じ方向性に向かってすごい勢いで突き進めるものであるはずだと信じている。

 

6月頃に書きためたブログの記事。

2ヶ月たって、自身の志は明確に見えた。

企業のパーパスは必要なんだろうか。

今、そんなところに立ち止まっている。

やることは間違っていないけど

今のメンバーが、より一体感を醸成できたら

どんなに凄いことができるのだろうか。

もっと、真剣に考えて、真剣に伝え続けようと思う。

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パーパス・マネジメント

僕たちは何の為に存在しているのか?

13年前に人の必死で応援する会社を創るという企業理念をたてた。

今振り返ると、よくそんな理念を掲げることができたなと思う。

大学院で自分の人生を振り返り、価値観や体験に基づいて

今の自分へ多大な影響を受けているという事を学んだ。

 

僕自身は、その学びの中で様々な体験を通じながら

確かに本当にそれが、今につながっていると感じた。

例えば、小学生のときの親友との別れ。

高校入学で味わった大好きなサッカーに対する挫折と挑戦。

新卒で入った超ブラックな組織に対する仕事への反発。

まあ、振り返るだけでメンタルだいぶ殺られそうだけど

だから、今があるんだなって本当に思うし

だから、今やりたい事が、あるんだなって思ってる。

 

やりたい事については、別の機会に書こうと思うけど

こんな風に時間で自分について振り返りながら思うのは

社員や関わる人たち、それぞれにも価値観があるという事。

だからこそ、今は多様性が本当に尊重される時代になってると

言われる理由がすごくわかる。

そして、ひとつひとつ言語化することで理解も深まるし

言語化しなければ、どんどんぼけていく。

 

パーパスが一昔前から流行っているのは知っていたけど

僕たちは一体なんの為に存在しているのか?

誰に対して、どのような価値を提供することができているのか?

もしかしたら、事業を行うことで悪い影響を与えている事はないか?

 

本当に日々考える。

考えすぎて頭が沸騰する。

でもそれくらい考え尽くさないといけない

今が未来をつくるから。

今も未来も大切にしたいから。

 

そして、パーパス(存在意義)について思うのは

まず、会社としての存在意義をしっかり持つことの重要性を理解する事。

自分たちの存在意義によって、幸福感を持って仕事に取り組める。

一度、スタッフとともに、パーパスについて考える機会を持ちたいと思う。

 

そして、その次に重要な事が、社員が組織の存在意義を

自分のものとして共有しているかという事。

これは、社員一人ひとりにパーパスがあるという前提があり

さらに、その一人ひとりのパーパスが企業のパーパスと同調したとき

本当にやる気や働きがいが生まれ、幸福な仕事と思えるという概念。

実践できれば本当に素晴らしいと思うし、絶対実践したいと思った。

 

最後に、めっちゃ憧れるユニリーバの島田さんの言葉。

“会社として、ビジネスパーソンとして、

どうやって売上や利益を上げていくかを考えるのは当たり前の事です。

でも、何をするか(Doing)だけではなく、

どうあるのか(Being)にも、もっと目を向けるべきだと感じています。”

この言葉がめちゃくちゃ刺さった。

 

僕たちの存在意義をしっかり定義することで

何をするかだけでなく、どうあるべきかというところまで行ける。

経営者として、たくさんの方々に支えてもらいながら

僕は、そんなみんなの、どうあるべきかということにも

責任を持って経営できるリーダーになりたいと思う。

 

“一人ひとりが自分の可能性に気づく

きっかけをつくることがリーダーの大切な役割”

本当にそうだと思うし、前を歩いている人たちが書いている

やっぱり本からの学びは大きい。

 

5月頃に読んで、書きためていたブログ記事を読み返しながら

ちょうど今パーパスについてスタッフ共に議論している。

僕のパーパスとスタッフのパーパスがぴったりフィットするとは思わない。

だけど、それをいかに企業のパーパスへと導けるか。

偶然か必然か今ともに働いてくれているメンバーと

このタイミングで、過去を振返りながら未来を想像する。

 

今日から盆明けの仕事はじめ。

今年のテーマは組織文化を創る。

残された日数は約3ヶ月。

でも焦ってつくるものではない。

いまの組織文化をいかに言語化できるか。

何も間違ってはいないから

ただ、これから増えるであろう仲間のためにも

今を言葉に記しておきたいだけだから。

がんばろう。

 

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13期に入ります、てか入ってました。

すべてのスタッフや関係者の皆様へ

※5周年記念事業の時の集合写真(2016年)

 

気がつけば8月に入っていて

本当に落ち着く暇もなく時間が過ぎていた。

久しぶりに東京へ来ていろいろ刺激を受けながら

当時働いていたことを思い出したり

当時と大きく変わっている景色を見て

京都との違いを感じたり、

一方で変わらない部分を感じたりしている。

 

そして、ふと13期に入っていた事に気づいた。

世間的にはコロナも5類となり、

店のパーティションがなくなっているのを見ると

今ではなんだったんだろうというくらいに

コロナ前に戻ってきているのかなと感じてしまうけど

全然そんなことはなくて、コロナによって

色々なものが変化した1年だったと感じている。

 

コロナ前のようなスピード感のある出店状況は

銀行さんの慎重な融資姿勢に伴い、時間をかけたものとなった。

また物価上昇や経営環境は個店へ厳しい影響をもたらしている。

このような中でも出店したい人たちはおられる。

しかし、一方で出店してもよいのかという感情がないとはいえない。

当社でも、その影響によって、時間をかけて計画した

お客様の気持ちが持たずに出店を断念されるケースを多々見てきた。

 

このような状況が決して悪いとは全く思っていなくて

むしろ良かったと僕自身は感じている。

コロナだから、物価上昇だから、景気が悪いからやめておこう

そういう感情では、正直この先の不確実な世の中で

経営を行うという事は、本当に難しいと思うからだ。

 

だけど、かといってそんな人たちにとって

僕たちは知らんふりをしていてもいけないと思っている。

時代が変わってから、環境が変わったから

だからこそ、当初の想いとして出店しやすい世界を

僕たちが考えて考えて考え尽くさなければいけない。

 

銀行さんの融資が厳しくなるのは当然だし

世界経済を見ると景気が悪化するのもよく分かる。

昔はよかったなんて、ほんの数年前の話をしている場合ではなく

もう、変わることを前提に頭を切り替えないといけない。

 

前置きが長くなってしまったけれど

このように、僕たちの業界は大手企業から中堅、小規模まで

軒並み業績が悪化しているというデータも確認している。

街が明るくなる為の場づくりの仕事が衰退するという意味は

ESGやSDGsといった社会的な影響に比べると

優先度は低いかもしれない。

だけど、本当によいのだろうか

みんな、何のために働いているのか、何のために生きているのか。

何のためにがんばっているのだろうか。

 

そして、そんな自分たちが笑える場所。

昔の仲間とアホな話がつきない飲食店だったり。

ちょっと気分を変えるためにいく美容室。

しんどい日々のご褒美として過ごす非日常の空間

僕たちはそんな場所をつくりながら

みんなが喜んでくれる、楽しんでくれる場作りを

毎日真剣に取り組んでいる。

 

そして、それには、スタッフや職人さん

他にも顧問の士業のみなさん、あらゆる関係企業。

その家族の皆さんに支えられてこそだと思う。

もちろんお客さんも。

ほんとうに、このような厳しい業況の中で

多くの人達のおかげで生かされていること

本当に毎期のように言っているけれど感謝しかない。

 

2年前、コロナの真っ最中から通い出した

グロービス経営大学院でも卒業年度となり

かなり経営についても充実した学びの機会を頂き

その学びを日々の経営へと持って帰る中で

いろいろな変化が生まれていると感じている。

 

2年前は基礎的なことを学びながら

切り取った学びを実践で使う難しさに直面して

1年前はようやく繋がりだした学びだけど

何か大きなバイアスがかかってうまくいかなかった。

だけど、今年は繋がりがより強いものになって

やるべき事の解像度がめちゃくちゃ高まっている。

 

実は、まだ今年の経営方針は決定していない。

今までは、僕がトップダウンでこうしようという話で終わっていたけれど

今年からは、みんながいかに納得できるかにこだわりたいから

みんな本当に忙しい時間の合間の時間をもらって

経営会議を重ねている。

 

昨年は具体的に人材マネジメントのところを個人的には設計したのと

全員で新しいホームページを一から作り直す事に挑戦した。

とても時間がかかったけれど、この大きなふたつをなぜ行ったのか

そんな意味を、感じてもらえると本当に嬉しいと思うけど

自分の技量では、まだまだだと思うし、ここからいかに

日々の仕事の中で、みんなと接するかが重要になると思う。

 

業界全体は厳しい業況感だけど

実は、僕たちも決して良いとはいえないけど

相対的にみれば、かなりポジティブな印象を持っているし

やっぱり素晴らしいスタッフ、そして職人さん

関係企業の皆さんと共にやってきたことは間違っていなかったと確信できる。

 

13期はおそらく少しずつ景気も良くなるだろう。

まあ、決してそこまで変わらなかったとしても

万が一、さらに悪化したとしても

僕たちがやっている仕事の方向性は変えずに

さらに想いの部分をサービスへと繋げられれば

きっと、みんな良い仕事の中で

自分がいつの間にか成長していることを感じながら

その成長をまた、人のために役立てたいという想いのサイクルによって

きっと、良い企業へと成長できると感じている。

 

やることはたくさんあるけれど

まったくやることが見えていなかった時に比べると

かなり良い状況だと自分でも想うし

今年は、自信をもって前に前に進んで行こうと思う。

 

そして創業年度からお世話になっている職人さんや士業の先生方

創業以降に僕たちの想いに共感してくださりジョインしてくださった皆さん

他にも多くの関係会社の皆さん

そして優秀なスタッフのみんな

この場をお借りして本当に感謝しております。

13期もいつも通り楽しくやって行きましょう。

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学習する組織

いかにして持続的成長が行える企業となるか

大学院の企業理念と社会的価値という科目を受け

システム思考という、何事も繋がりの中にあるという考えを学び

今まで、考えもしなかった、企業としての活動の先の

影響についても、もっと考えてみたいと思い読んでみたが

これからの、企業経営についてめちゃくちゃ刺激になる一冊になった。

 

まず、前提に学習する組織とは何かということだけど

本書では、目的に向けて効果的に行動するために、

集団としての意識と能力を継続的に高め、伸ばし続ける組織とある。

 

さらに、目的を達成するために、能力と意識を高めることで結果をだし、

またさらに高い目標を設定して能力と意識を高め続け、

社会が求めることに対して組織や個人の潜在能力を

最大限高めて応え続けようとする、終わりなきプロセスを

歩み続ける集団として、社会の公器としての企業価値を

創り続けると共に、その存在そのものを社員や地域コミュニティにとって

価値あるものにしようと努力し続ける組織とある。

 

これは、僕たちが掲げる人の成功を必死で応援する企業という

企業理念にめちゃくちゃ共感できる考えであるし

僕自身が、今現在掲げている志にも、とても影響を受ける内容だった。

 

いかに学習する組織を創り出すかという実例にともなって

入門編として記載されていたが、非常に難しく

何が難しいかという、理解も難しければ実践していく難しさを感じた。

ただ、学びの方としての方法論が懇切丁寧に記載されていたので

じっくりと復習しながら実践していきたいと思う。

 

最後に、永続する組織をつくるにあたっての経営陣の役割は

組織が自律分散型に移行することへ寛容であること

そして意思決定が分権化してもなお、

全体としての共通のアイデンティティを保持し

情熱を注ぐに値する経営理念を築くことという言葉は

自分が組織と共に成し遂げなければいけないと強く感じさせてもらった。

 

13期を目前とした時期に、この本を読みながら

今期を振り返ることも重要だけど、長期的に企業と向きあいながら、

全てのスタッフが共感する目的地と、

そこまでの到達できるという根拠を示す必要性を今強く感じながら

すでに13期に入った今も考え続けている。

 

この2〜3ヶ月、社内的にいろいろとあり

自分に向き合う時間が本当に深く重く長かった。

でも、今はその答えとしての企業のあるべき姿が

ようやく見えてきたように感じる。

 

そして、しばらく先のブログでも書こうと思うけど

学習する組織の本編も読み、さらに深く

人、企業、社会、世界というつながりを感じながら

今の仕事にもっと夢中に、経営にもっと情熱を注ごうと思っている。

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組織という言葉の変化

社員を大切にする会社を読んで

きっと、次に読もうと思って買ったけれど

次々と、新しく読みたい書籍を紹介してくださる中で

後回しになっていた本だったけど

ゴールデンウィークを利用して読むことができた。

 

なぜ、この本を購入したのか?

多分、従業員満足と顧客満足の関係性を学んだ事や。

企業にとって、やはり大切なのは人であるという事を

日々、学ぶだけでなく感じているからだと思う。

 

忙しい業務に対して、業界の特性上

本当は与えたい報酬とのギャップを感じながら

企業の存在価値とは?

働くという意味とは?

この最近、そんな事をずっと考えていた。

 

社員を大切にする会社というタイトルに

引き寄せられて、社員をいかに大切にされているか。

そして、それによって企業が復活を成し遂げたかという

実例から、何か掴みたいと思って読んだ。

 

そして、読みながら自分が思っていた事とは

考え方だったり、アプローチが異なっていた

とても納得できるし、自社においても

取り入れたい考えを知ることもできた。

 

働いた成果としての報酬には様々なものがあり

金銭的報酬から、働き方、働きがい、働くことで得るもの

例えば、権限から掴む成功体験や、失敗から学ぶ経験

仕事を通じないと体験できない事など様々なものがある。

 

この報酬について、今自社でもより透明性のあるものを

社員に提示してあげないといけないと、作り込んでいる

与えるという言葉を使っている時点で

まだまだ僕は、従来型の組織運営に執着してしまっている。

 

人の価値観はそれぞれであり、多様性を受け入れる時代。

もはや、従来のトップダウンで軍隊化された組織ではいけない。

多様性且つ自律的な組織をいかに活き活きさせられるか

それぞれが、らしさを発揮して高いパフォーマンスを発揮できるか

そんな組織を創るためには、根底から組織への考え方を変えることこそ

社員を大切にする会社のスタートだと理解した。

 

おそらく、自律的人材は現代に求められる人物像であることは間違いない

しかし、自律的な行動はどこまで許容されているか?

なんでもやってみていいよとはいえ、見えないラインが引かれており

その線を模索しながら、自律性を求められる社員は

きっと、本来難しくない事を、すごく難しく捉えてしまう可能性もある。

 

僕たちみたいな小さな組織だけど

人の成功を必死で応援する会社という高い企業理念を掲げ

京都の町並みを創り続け、

京都の個店文化を守ろうという気持ち。

それを、実現する為に、何をやるべきかを常に考え

一般的な業務以外にも、イノベーションやソリューションを

実現したいと取り組んでいる組織だからこそ。

 

そこには、より働きがいといったものを提供できる仕組みづくりを

僕たち経営層が真剣に考える事を、今こそやらなければいけない。

 

その結果として、社員はより充実した仕事を行う事ができるようになる。

そして、大きな働きがいと、充実した仕事によって

今まで以上に、お客様へのサービスの質が自発的に向上することで

また、そのときの喜びや感動が自らに帰ってくる事によって

グッドサイクルな職場を形成できるはず。

 

グッドサイクルな職場が、ここでいう社員を大切にする会社

というタイトルに込められていると思うし、

僕自身もそのような企業文化を実現したいと強く感じる一冊だった。

 

GWに読んで、今も想いは変わらないし

より、一層強くなっていた。

そして、変わらなければいけない組織と組織の仕組み

目の前には課題がたくさんある。

だからこそ経営は難しい。

だけど、この仕事がめちゃくちゃ好きだから

みんなが安心して働けるように

もっと僕自身がやるべきことをやらなければいけない。

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組織と人の関係

続・影響力の法則を読んで

仕事を進めるという事には必ず人と人との関わりがある。

モノを売るという時代から、コトを売る時代に変わり

さらに、最近では仕事の形は益々複雑になっている。

組織も環境の変化に対応する為に、人に力をいれている。

 

このように、複雑化する組織や仕事の中で

多様な人と人は、いかに目的を成し遂げる事ができるか

そんな事が、人事評価にも反映される時代。

コミュニケーションが得意だけで、乗り越えられるほど

簡単な時代ではなくなってしまったと思う。

 

一昔前であれば、上司が部下に命令すれば完結できた仕事も

今では、権力で人を動かすということすら難しく。

上司や部下ではなく、価値観の違う人と人がいかに工夫して

仕事の上で成し遂げなければいけない成果を達成するかを

真剣に考え、行動し、実現させなければいけない。

 

そんな人への、影響力について書かれた書籍が影響力の法則であり

その続編があるという事で、読ませてもらったが

改めて、人は複雑で簡単なものではないと感じる一冊だった。

 

影響力の法則において重要なことは

レシプロシティの原則とカレンシーの交換。

レシプロシティの原則とは返報性と呼ばれる社会通念のことで

もらったものは返さないといけないという気持ち。

カレンシーの交換とは、動いてもらうための対価や価値の事で

これは人それぞれの仕事に対する価値観だと捉えている。

 

もらったものは返すというギブアンドテイクの精神は

人と人が何かを共に成し遂げるためにはとても重要であり

きっと多くの人が理解しやすい概念だと思う。

一方でカレンシー(価値)は人それぞれ違うため少し難しい。

 

協力してほしい人に対して、お願いするのではなく

カレンシーを与えたいと考えようとする。

しかし、相手が欲するカレンシーは容易にわかるものでなく

そこにコミュニケーションの難しさが存在する。

 

では、どうすればよいか。日々の生活の中で、

いかに人と接する中でカレンシーに気づけるかが重要になる。

何かを成し遂げたいことを達成する為には

人との協働が必須であり、カレンシーへの理解が成功のカギとなる。

 

要は、相手の事を深く知り、相手の気持ちになって行動すること

まずは自らが相手の為に動こうとすることが、重要であるということであり

これは、小さな頃からよく両親や先生に言われたような事で

大人になるにつれて、立場や、経験によって希薄化しているものな気がする。

 

そして、ここまでは動いてほしい相手に対する考え方だったけど

実は、自分のことを知ることもさらに重要と記載されていた。

 

何を成し遂げいのか?目標をしっかりと持つこと。

守るべき価値をしっかりと理解しているか。これは譲れることも同様で

自分に対する価値観や倫理観、感情面の限界を知り

目指すべき目標と、耐えられる限界を自覚しておくことが

コミュニケーションが複雑で巧みになっていくことに対して重要となる。

 

多様化する人間社会の中で、何かを成し遂げるための技術。

何か技術という言葉で終わらせたくないけれども

今までより、もっと深く関わるという意識がより重要なんだと思う。

 

そしてさいごに気をつけなければいけないこと

それは、このような技術こそ、よりよい目的の為に利用しなければいけないということ。

カレンシーや、レシプロシティを絶対に悪い方向に利用してはいけない。

 

コミュニケーションは難しく、高度な技術に進化している。

そんな中でコミュニケーション能力を磨くと共に

譲れない自らの価値観や倫理観をしっかりと持つことが今後重要になる。

人と人が想像する社会に対して僕たちはまだまだ学ばないといけない。

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